挑戦!シナリオライター(映画・ドラマ)

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「蟲師〈むしし〉」と安藤美姫「世界フィギュアスケート」

2007-03-24 19:54:44 | ドラマ・映画
「蟲師〈むしし〉」
今年ワーストワン筆頭の映画だ。
最初の1時間が2時間30分にも感じる映画だ。
エンターテイメント性もストーリー性もメッセージ性も
何も感じられない。

まず、映画・ドラマの基本の回想シーンは極力少なくシ
ーンの効果を考えてというのが感じられない。
基本というのは裏づけがあるから基本なのをもしかしたら
知らないのでは疑ってしまった。

観客は主人公の過去より今に興味がある。今に影響する過
去はできるだけ印象的に見せればそれでいいはずだが。

とにかく、この映画は企画段階で難解なテーマを持ち出し
たか何かしたとしか思えない映画だ。

私なら蒼井優の家の大広間でオダギリジョー演じるギンコ
が対座して話しているシーンから始める。
会話は他愛もないものでいいが、蒼井優には「過去は探せ
た」くらいの事は言わせてシーンは終わる。
次のシーンでは映画の中で使われている雪の中の家のムシ
の話しでもいいだろう。

ギンコの過去とは何かをテーマで少しづつ解き明かす展開
なら、まだ見ていられた映画だつ
った。

「世界フィギュアスケート」
安藤美姫、苦悩から世界女王のドラマへ。
4回転はやらなかったが、ノーミスで演技を終えたのは素
晴らしかった。
しかも、最終滑走で浅田真央がトップに立っている時点で
の逆転。ドラマで作ったら嘘くさいが、現実に起こると感
動的な出来事だ。

明日からは各テレビ局がまた手の平を返したように安藤選
手を追うだろう。
だが、本人はもう振り回されることは無いだろう。
一度は、そのマスコミに踊らされて地獄をみたからだ。

それにしても、昨日書いた通りの出来事が起こって個人的
には感涙したフィギュアスケートだった。

これからも、安藤美姫選手が滑り続ける間はどんな結果であ
ろうと応援し続けたい。

苦しみを乗り越えて結果を出そうとした人間は美しいし、結
果を出した人間は尊敬したい。