キアヌ・リーヴス 「イルマーレ」と沢尻エリカ「シュガー＆スパイス ～風味絶佳～」

キアヌ・リーヴス 「イルマーレ」ネタバレの内容を
書くので見るつもりの方は以下は読まないように。









最後を韓国オリジナルと変えて「ハッピーエンド」にしたこと
があきれた原因。
というか、失うものが何もなくて得るものだけがある物語など
何の感動も無い。
過去がこんな簡単に書き換えられるのなら誰も苦労しない…と
色々書きたいが簡単に書くとあまりに内容が無い。
この内容なら40分ドラマで終わる…それほど薄い内容だ。
逆に書くと膨らませ所満載の物語だ。

物語は湖畔の家から始まる。サンドラ・ブロック演じる女医が
家から引越しするシーン。静かな出だしは、映画の始まりの常
識といえるが、その後話は本筋とあまり関わりの無い話がぞく
ぞくと続く。
しかも1時間前に結論が予測できる…が結末はそこから無理やり
ハッピーエンドに持っていく。

ハリッウッドの有名ライターを何人も育てた人物が書いたシナ
リオライター育成本でやってはいけない事と書いてあることを
悉くやっているのがこの映画のシナリオだ。

普通なら、終わりが会えない設定で交通事故のシーンは過去を
生きた男の顔を何気に映しているだろう、観客だけが本当の事
を知っているとして。
そうするとそこにサンドラ・ブロックが気づくまでどうするか
という話の流れをシナリオライターなら考える。

ハリウッドのシナリオライターは枯渇しているのかもしれない。
もう、洋画はよほど評判が良くなければ見ないようにしよう。
最近では「ナルニア国物語」だけだ、良かったのは。

これと昨日の沢尻エリカ「シュガー＆スパイス ～風味絶佳～」
を比較したら、後者の方がストーリーに筋が通っているのでラヴ
ストーリーを今週みたいなら「シュガー＆スパイス ～風味絶佳～」
を薦める。

来週には長澤まさみ「涙そうそう」があるので、とりあえずの
お勧め映画ということで。
ちなみに、舞台挨拶のチケットを取りたかったが朝体調が悪く
起きられず。残念。
長澤まさみ、妻夫木聡の人気に驚いた。