挑戦!シナリオライター(映画・ドラマ)

シナリオライターを目指す徒然なる一言(携帯でもリンクで飛べるようになりました♪携帯でもご覧ください)

「冗談じゃない」と「ハンニバル・ライジング」

2007-04-29 18:24:11 | ドラマ・映画
「冗談じゃない」
会社を辞めたのを黙っていたことをさも母親と昔恋人だったこと
がバレたかのように展開を持っていったが、最初からそんなこと
がバレたのでは無いことがバレバレの展開の仕方でさっさと話し
を進めて欲しかった。

二つの隠し事の一番バレてまずい事がバレそうな時は、一方の嘘
をチラつかせる場合、その当事者二人がオロオロしなければ面白
さが成立しない。大竹しのぶがどっしりし過ぎた。
多分、やり尽くされた話なので逆をやろうとしたのだろうが、素直
にコメディなら話しを作るべきだった。

それから、主人公は技術者と表現されているがシステム関連の技術
者のようだ。
この職種は今何故か45歳くらいまでは比較的楽に転職可能なはず
だ。
何故こんなことを知っているかというとシステムエンジニアとして
の仕事から12年も離れている私に、今だにプロジェクトマネージ
ャーとしての誘いがあるからだ。しかも年収が他業種より桁が違う。
もっとも身体が持たないので、システムエンジニアのマネージャー
など今さらやるつもりは無いが。
という具合にエンジニアは今不足しているともいえるのかもしれない。

ということで、主人公が転職に苦労する姿には違和感がある。
マーケットリサーチが不足しているように感じるこのドラマ。

さて、上野のだめキャラは変わらない。話しの展開もあっちこっちに
行くのでストーリーに軸が無いのも痛い。
コメディとしての笑いも大抵滑っていると突っ込むというよりどこを
どう直せば面白くなるのか分からなくなっているドラマだ。



「ハンニバル・ライジング」
後味が苦い映画だった。本来ならそこはかとない悲しさを
感じさせなければいけない映画だったのではないか。

ストーリーが順序だっていたので分かり易いといえば分か
り易いが、次々と気持ち悪い生々しいシーンが続く。

そのため、逆にその残虐さだけが際立ち観客の共感を得難
い映画になった気がする。
ホラーでもサスペンスでもないので、生々しく気持ち悪い
ものを見たくない人にはお勧めできない。