着信ありＦＩＮＡＬ

先週始まったばかりだというのに今回見た回は５０人
位いかななぁというぐらいの映画館の中でした。

まぁ、無駄に誰かが自信もったためにこんな結果の映画
になったと思いますが。

出演者にはまったく責任は無い映画です。
ところで、なぜそんな映画をわざわざ見にいったかとい
うとシナリオの勉強のため。

制約の中、この映画を面白くするにはどこをどう変える
のがいいか。

もっとも前日書いた一番の障害の影響は取り除くとして。
岡田恵和さんなら絶対ラヴストーリーホラーにしただろ
う。仕事としては引き受けないと予想できるが。

私ならシナリオは以下のようにする。今公開中のストーリー
と全く異なるので誤解の無いように。

しかもダブルキャストの配役は逆にする。
そこでオープニング。
病室に寝る黒木メイサ。そのベッドの横に立つ不気味な
子供。

次のシーンは韓国行きの船のシーン。楽しそうにはしゃぐ
生徒たち。

甲板で黒木メイサと楽しげに写る写真を見ながら辛そうに
ペンダントをいじる掘北真樹。

そこに韓国の友人からのメール。明るくなる堀北。

ある部屋で突然パソコンが起動する。そこには生徒たち全員
の写真が。

マウスをゆっくり動かす女の背中。マウスが写真の前にくる
とゆがむ顔。

とこんなオープニングを自分なら書く。

現実の公開中の映画は回想が多すぎる。そのため、主人公の心境
に近づけない。
ああ、回想は使いすぎるとこうなるのか・・・とふと思いながら
みていた。

そういう意味では勉強になる映画だった。