「魍魎の匣」
堤真一さんの時間が取れなかったのがよく分かる映画だった。だが、これは監督・脚本に責任があるだろう。ロングストーリーでハコ割りを作ってしまえば後から堤さんが参加してもまともな映画が撮れただろう。
一番の問題は主役の堤さんが映画開始一時間も経ってしまってからということだ。
阿部寛、椎名桔平と主役クラスを揃えてしまったのも失敗の原因だ。何を考えてキャスティングしたのだろう。
そして、田中麗奈。演技がどんどん小さくなっている。「映画」にこだわった演技をしているために多彩な演技ができなくなっている印象を持った。
ドラマはシーンが短く演技がしにくのは分かるが、若いうちは色々な仕事をすべきだろう。ドラマ、映画、舞台と仕事をすれば役の幅の広げ方も分かるだろう。
このままでは、映画でも主役が難しくなる演技に感じた。
女優安倍なつみさんDVD「昭和歌謡シアター「FAR AWAY」」
気になる演技があったので買ってしまった。何が気になったかというと悪い意味での全編同じ演技。DVDの場合、表情までよく分かるので安部なつみさんの演技が確認できる。
シナリオに問題(ほぼコント)があるのが影響したと思うが、それにしてもそれなりのロングストーリーがあったのだから同じ演技はないだろう。
この舞台、時間と体調の問題が安倍なつみさんにあったとしても本人の実力なら実質3日で役作りは出来たはずだ。
これは想像だが、太鼓をマスターする方に意識が向きすぎて肝心の演技を決め打ちでしてしまったのだろう。だが、女優としてこれから大成するためにはどんな舞台であろうと演じることから意識は外して欲しくない。
この舞台のシナリオがコントに見え、アドリブが多い舞台だったとしても全体のストーリーを頭に入れると喜怒哀楽はもっと多彩にできたはずだ。私の応援している宮菜穂子さんもたまにコントのような舞台に出るときがあるが、多用されるアドリブに流されずしっかり自分の演技をしている。
小さな舞台になるほど稽古時間は短くなるのが舞台の世界でもあるが、このDVDを見ると少々安倍なつみさんに反省を促したくなる。稽古時間の短さは言い訳にはならないし、本人の才能からも言い訳はして欲しくない。
セリフ回しは良かっただけに、表情がついていかなかったのは残念だ。
その点を来年の舞台では意識して演技して欲しい。「楽しい」という表現は動作で色々表現できる。以前も書いたので、詳しくは書かないが「肩をすくめる」「スキップ」「顔を上にあげ、下に向ける」。
これだけでも表現できるということは頭に入れて欲しい。
このDVDを見返して本人が来年の舞台に向けて反省してくれることを祈っている。
堤真一さんの時間が取れなかったのがよく分かる映画だった。だが、これは監督・脚本に責任があるだろう。ロングストーリーでハコ割りを作ってしまえば後から堤さんが参加してもまともな映画が撮れただろう。
一番の問題は主役の堤さんが映画開始一時間も経ってしまってからということだ。
阿部寛、椎名桔平と主役クラスを揃えてしまったのも失敗の原因だ。何を考えてキャスティングしたのだろう。
そして、田中麗奈。演技がどんどん小さくなっている。「映画」にこだわった演技をしているために多彩な演技ができなくなっている印象を持った。
ドラマはシーンが短く演技がしにくのは分かるが、若いうちは色々な仕事をすべきだろう。ドラマ、映画、舞台と仕事をすれば役の幅の広げ方も分かるだろう。
このままでは、映画でも主役が難しくなる演技に感じた。
女優安倍なつみさんDVD「昭和歌謡シアター「FAR AWAY」」
気になる演技があったので買ってしまった。何が気になったかというと悪い意味での全編同じ演技。DVDの場合、表情までよく分かるので安部なつみさんの演技が確認できる。
シナリオに問題(ほぼコント)があるのが影響したと思うが、それにしてもそれなりのロングストーリーがあったのだから同じ演技はないだろう。
この舞台、時間と体調の問題が安倍なつみさんにあったとしても本人の実力なら実質3日で役作りは出来たはずだ。
これは想像だが、太鼓をマスターする方に意識が向きすぎて肝心の演技を決め打ちでしてしまったのだろう。だが、女優としてこれから大成するためにはどんな舞台であろうと演じることから意識は外して欲しくない。
この舞台のシナリオがコントに見え、アドリブが多い舞台だったとしても全体のストーリーを頭に入れると喜怒哀楽はもっと多彩にできたはずだ。私の応援している宮菜穂子さんもたまにコントのような舞台に出るときがあるが、多用されるアドリブに流されずしっかり自分の演技をしている。
小さな舞台になるほど稽古時間は短くなるのが舞台の世界でもあるが、このDVDを見ると少々安倍なつみさんに反省を促したくなる。稽古時間の短さは言い訳にはならないし、本人の才能からも言い訳はして欲しくない。
セリフ回しは良かっただけに、表情がついていかなかったのは残念だ。
その点を来年の舞台では意識して演技して欲しい。「楽しい」という表現は動作で色々表現できる。以前も書いたので、詳しくは書かないが「肩をすくめる」「スキップ」「顔を上にあげ、下に向ける」。
これだけでも表現できるということは頭に入れて欲しい。
このDVDを見返して本人が来年の舞台に向けて反省してくれることを祈っている。
>シナリオに問題(ほぼコント)があるのが影響したと思うが、それにしてもそれなりのロングストーリーがあったのだから同じ演技はないだろう。
私は,そんなに考えて見ているわけではありませんが,DVDを見て,「何かいつもと違って平板だなぁ」と感じました。そうですか,それは,表情に原因があったのですね。
今回は,太鼓の習得に気を取られすぎたと私も思います。
この辺の事情は,演出をした大森さんのブログに書かれています。参考までに,http://blog.livedoor.jp/nkgw364/archives/50918184.htmlです。
ああ、また足りない書き方をしました。
画一的な「表情と動作」のことです。
これが気になったのは最後の太鼓のシーン。ライトアップされたため遠方の席からもそれなりに表情と動作が見えました。
天国にいる父に向けて太鼓を叩く姿には見えなかった。一生懸命太鼓を叩く安倍なつみさんにしか見えなかったのが気になった原因でした。
別に泣く必要も悲しそうな顔をする必要もありません。心の中に哀しみを抱いて太鼓を叩くと人は雰囲気でそれに気づきます。
安倍なつみさんならそれが出来ただけに残念な舞台でした。
宮本亜門さんが育ててくれることを期待します。