挑戦!シナリオライター(映画・ドラマ)

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竹内結子「薔薇のない花屋」

2008-03-17 21:04:35 | ドラマ・映画
竹内結子「薔薇のない花屋」

無理やりストーリーを8話から広げたために畳むのに苦労しているように見えた回だ。結局、主人公の影がどこから来たか視聴者に分からないだろう。そして、他人の娘を育てながら何を感じていたかもこれでは伝わらない。

他人の犠牲になって生きる……友情でもなく、そして単純な愛情でもない場所で生きる人生を選んだ主人公がこのストーリーでは分けがわからない。

そして、松田翔太の使い方。サブストーリーで都合のいいように登場して主人公に絡んでくるのも面白味を失くす。これもキャラクター作りに失敗した一面に見える。

お金に困っているという設定にするにしても、これだけ主人公に絡むなら視聴者に背景を説明するシーンか、そんな生活に落ちる原因を伝えるべきだろう。

結局、このドラマは主人公を含めてキャラクターが全てもしかしたらいるかもしれない人間に見えないところにある。

そして、物別れのシーンから手術失敗のシーンはあまりにもわかりやすい展開で、さてどうしたらこんなシナリオになるのかシナリオライター志望には理解できない。

何らかの制約がある……と考えられるならいいが、どうもそうは見えないのがこのドラマの問題に思える。

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タイトルは「恋すればミステリー」