挑戦!シナリオライター(映画・ドラマ)

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山下智久映画「クロサギ」

2008-03-08 22:37:39 | ドラマ・映画
山下智久「クロサギ」

同じシナリオライターが書いたとは思えない起承転結がとっちらかった映画だった。これは、監督、プロデューサーの意向が強く働いた結果ではないかと疑える、決して断言はできないが。

どうもTBSは企画力に危機感をもっているのか疑問に思える。ドラマを分析すれば、山下智久、堀北真希、哀川 翔 、山崎 努、プラス、今回の犯人を中心にすえなければ映画も成功しないということに監督、プロデューサーは気付くべきだろう。

ドラマ露出でも山下君が主役に見えたのだから、映画でこのバランスを大きく崩して無理やり山下君だけで話しを進めたのは無理がありすぎた。露出の多さが主役としてのポジションを決めるわけではないことを本来知っているはずの人たちだが。

仮に関係者から露出を多くという要望があったとしても、説得できなければ企画に関わる人間として……どうだろう。最近のTBSドラマの不振はこんなところにも現れているように気がする。

期待した堀北真希だが、この映画に関しては出ても出なくても得るものはないだろう。

そして、山下智久君は逆に失ったものが多すぎる気がする。折角の自身の人気ドラマに傷がつき、続きもののような終わり方をしたため続編への足かせになってしまった。
単に出番が多いだけのシーンで演技がどうこうという事もなく本人の演技力を伸ばし印象をよくすることもない映画なのがかなり痛い。

シナリオライターもそれなりに著名な人物だっただけに、もう少し妥協しないで仕事ができなかっただろうか。若手ライターなら仕方がないがそうでないだけに今回は品質が相当気になった。


挑戦シナリオライター(裏ブログ)。
タイトルは「恋すればミステリー」