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竹内結子「薔薇のない花屋」

2008-01-14 21:01:27 | ドラマ・映画
竹内結子「薔薇のない花屋」

始まりが予想通り古いなあ……という感想が一点。長くシナリオの世界にいるとそこから出られなくなるのか? 新しいものに興味がないのか。そんな感想を抱かせる始まりだった。

そして、一番の問題は始まったというのにロングストーリーが書かれたドラマのホームページがないこと。

これは何を意味するかというと大バコが書かれていないのではないかと疑いたくなることだ。そして、大バコが無ければ中バコもないということでドラマが迷走しやすくなることも意味する。

そして、それを証明するかのようにあちこちで謎がボコボコ出てくる。初回で主要な登場人物をすべて登場させる必要があってもこれは随分乱暴な出し方だ。
もっともその謎も整理するといくつかはすぐに謎でなくなるのもドラマの興味を薄める。

さて「イケメン~」では、ひとつのテーマにサブストーリーとしてラブストーリーを絡めたシンプルな作りをしていた。

無闇に難しい絡まったストーリーは舞台や映画では面白いがテレビドラマでは、よほど慎重に作らないと散漫なドラマに見える気がする。

このドラマのテーマは何だろう。主役の演技以前にそこがはっきりしていないために感情移入が極めてしにくい。
そして、サブストーリーは何だろう。竹内結子とのラヴストーリー……とは思えない。

天才竹内結子の使い方も疑問だ。これほどの女優を亡くなった妻の父親の陰謀(まだ語られていないが)に加担させる看護婦役で使うのはどうだろう。

一話での登場人物の配置からは、亡き妻の父役が三浦友和なのは間違いないと感じているのであえて書くが。

ということで、事前の予想通り登場人物の人気で支えるドラマになりそうだ。