「最近の舞台演出家」と「ドリーム☆アゲイン」

「最近の舞台演出家」

最近の舞台演出家は「人の心の痛み」を分からない人間が多いと感じている。逆にドラマや映画のシナリオライターや演出家はかなり配慮してきていると感じる。

何がというと「病名」だ。大分前は気軽に俳優にセリフとして言わせていたが、最近のドラマや映画では余命幾ばくかというシーンでも滅多に言わせない。もちろん必要があるならセリフとして使っているようだが。

なぜこんな事を書くかというと今日見てきた野田秀樹さんの舞台で、その病気に対する差別が今なおをある病名をあろうことか笑いを取るセリフとして言わせていたことだ。

もし、仮にその病気にかかっている人がこの舞台を見たらどう感じるだろうか。また、それが人を笑わせるタイミングで使われたら。

わたしにはそんなセリフは書けないし、書いたセリフを見つけたら演出家としてシナリオライターに訂正させる。

最近、つまらない舞台が多くなってきたのはどうも細かな配慮に欠けるシーンが10年以上前に比べて多くなったせいだと感じる。

人を傷つけるような舞台を楽しむ趣味はわたしにはない。

「ドリーム☆アゲイン」

なんと予想通りの展開になってきた。このドラマでは父親だからといってドナーとしての適合性があるかないかという話しはしないようだ。

しかし、この展開にするとタイトルと内容がずれてくるが最後はどうするつもりなのだろう。そこだけが気になって見ているドラマだ。