一期一会の日々

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悪魔を見た

2011-04-07 02:27:32 | 映画

実は「悪魔を見た」を観た。

遡ること1ヶ月前のレディースデー3月9日(水)、新宿ミラノ座にて。
シネ通!に導かれ、この日しかないと今回はためらうことなく行動に出た!

たった独りドキドキしながらチケット売り場へ。
でもイ・ビョンホンファンと思しきグループがぽつぽつ見られてほっとした。
これが歌舞伎町だし、同じく独り者の怪しげな男性ばかりだったら内容が内容だけに、暗がりの映画館落ち着いて映画を観ていられない。
まあ、そんな心配をする年頃でももうないが…。

とにかく安堵感いっぱいで開場の列に並ぶ。
館内は結構広かった。
縦横真ん中のブロックを通路側をキープできた。
ひとつ置いて4人組の女性グループ。これでもう左右の心配はいらない。
なにやら楽しげな雰囲気の4人組。
ひとつ席を置いた方が一緒に荷物を置きましょうと笑顔で声をかけてくれる。
これがビョンさまファンの素敵なところ。あっという間に通い合う心だ。

つい顔を伏せてしまうところも満載だったけれど…
シネ通!の何とかちゃんも言っていたけれど、結構この映画好きかも。
何だろう、復讐心に燃える気持ちがほんとはいけない形なんだろうけれど、よく伝わってくる。
自分の身内があのような目にあったら、やはりとてもじゃないけれど普通じゃいられないもの。
行為そのものではなく、感情が入っていきやすかった。
それはきっと、あの役をイ・ビョンホンが演じていたからだと思う、多分。
別の方だったら、例えば配役を逆にしていたらどうだろう。
う~ん、それはそれで、また一味違ったいい映画になりそう。
「甘い人生」は本当に何ゆえにそのような展開になるのかが訳がわからなかったが、今回は目的が明確だったので単なるバイオレンスにとどまらず、その先の超越したものが見られたような気がする。

一番気になっていた設定。
なぜ一般市民があんな風に腕力の強い復讐鬼と化せるのか。
国家情報院捜査官という職業柄だったのね。
それが初期の段階で知ることができて、モヤモヤしながら観ることもなくじっくり映画の中に入っていけたのだと思う。

イ・ビョンホンの狂気の中に哀しみが見られ、秀逸だった。

   と思う私の感想は誰にも言えない。
   先輩に語りたいけれど、観たことさえ言えない。

 



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