週末はアルビレックス!

サッカーど素人ながらアルビレックス新潟にはまりこんだ「八百政」家のアルビレックスな週末。(コメント表示は承認制です)

至恩の2Aで2点差を追いついたが…の大宮戦

2022年02月27日 | アルビレックス新潟

当ブログ「週末はアルビレックス!」は、ロシア軍によるウクライナ侵攻を激しく非難するとともに、すべてのウクライナ国民の皆さんに平和で平穏な日々が一日も早く訪れることを、心から願っています。世の中に戦争は必要ありません。STOP! WAR! これについて別館「タケ・タケ・エヴリバディ!」で記事を書きました。興味のある方はこちらの記事「ロシアには大義名分がない!」をお読みください。

ロシア国籍をもつイッペイ・シノヅカ選手も、今日の新潟日報の紙面で「戦争やってはいけない」とコメントしていました。国外で暮らすロシア人の皆さんにとっても、今回のプーチンの蛮行は耐えがたいものなのでしょうね。イッペイ選手が自分の立場で感じたことを自らコメントしたりSNSで情報発信したりすることは、とても意味のあることだと思います(コメントの強制はダメだけどね)。

さて、そのイッペイ選手の活躍が光った昨日の大宮戦を、振り返っていきましょう。まずは先発メンバーです。今回もシステムは「4-3-3」でした。

 至恩  谷口 イッペイ
高木  
島田
堀米 千葉 舞行龍 
小島

前節の先発から鈴木、伊藤、ヤン、藤原が外れて、至恩、星、島田、巧が入りました。ヤムケンと松田も初ベンチ入りです。今回の大宮戦は、新潟のイッペイと松田、そして大宮の河田と富山が古巣対決でした。「恩返し弾は阻止したいよなぁ…」と思っていたら、河田に見事にやられちゃいましたね。しかも2発も。

ゲームの立ち上がり、アルビ陣内で積極果敢にハイプレスを仕掛けてくる大宮の攻撃陣に対して、新潟の守備陣はバタバタとしてしまいました。舞行龍と千葉の両CB、それにアンカーの島田がもたつき、右SBに抜擢された巧も安直なミスが目立ちます。ボクらが「ちょっと落ちつかなきゃな…」って思っている間に、前半7分でした。ミスからボールを奪われ、あっと言う間に河田に先制点を決められてしまいました。恩返し弾1発目です。

それでもその後、新潟の選手たちは落ち着きを取り戻し、ボールを保持しながらチャンスを狙いました。決定的なチャンスも何度かあったのですが、大宮のGK南がファインセーブを連発します。南って柏にいた南ですよね。昨日はキレッキレでしたね。アルビは前半を0-1の1点ビハインドで折り返します。

後半が始まり19分。またしても河田にやられます。後方からのクロスボールに勇気を持って頭から飛び込み、キーパー小島よりも一瞬早くボールに触れ、恩返し弾2発目。スコアは0-2になっちゃいました。

「早く追いつきたい」と思っていた矢先に追加点をあげられ、DAZN観戦をしていたわが家は若干意気消沈。なんかこういう展開って、あんまりいい思い出がないんですよね。ですがこの河田に決められた2失点目から、新潟の選手たちの顔つきが変わりましたよね。特に至恩。

失点から4分後の後半23分。至恩が魅せます。ドリブルで持ち上がり、相手に対応され倒れそうになりながらも力強いドリブル突破をし、善朗にパス。反応した善朗はペナルティエリア内から右足でGKの上を越える浮き球のシュートを放ち、ゴール!

アルビの今季初ゴールは、ヨシくんでした。よーし1点差だ!追いつくぞ!と盛り上がる八百政家。ここで一気呵成にたたみ掛けるべく、松橋監督は交代のカードを切ります。谷口OUT→伊藤IN、星OUT→矢村IN。

そしてその直後の後半26分に、再びわれらの背番号10が躍動します。高い位置で大宮からボールを奪還した堀米と伊藤が、左サイドの至恩へボールを送ると、ペナルティエリア左でドリブルでボールをキープした至恩が、右足でゴール前にクロス。ゴール前でイッペイが頭で合わせ、同点弾!すばらしい!痺れた!

エース至恩の2アシストで、わずか3分で同点に追いつきました。すばらしい!

その後も、惜しいシーンはたくさんあたんですよね。同点弾を奪った後は、新潟は攻勢を強め、ボールを支配する場面がそれまで以上に目立ちました。そして長谷川OUT→藤原IN、高木OUT→松田INの選手交代があったり、ヤムケンのクロスバー直撃の惜しいシュートがあったりしましたが、結局決勝点は奪えずに2-2のドローに終わりました。

スタッツはこんな感じです。シュート数18、枠内シュート数13は、いずれも大宮を圧倒。ボール支配率は63%で、パス数もその成功率も大宮を大きく上回っています。ボクの胸中には、「なんでこれで勝てないの?」って思いもあるし、「悪くないサッカーをしている」「心配ない」って思いもあります。「アウェイ2連戦で負けなかったのは大きい」って思いもあるし、「こういうゲームを勝ちきれないようではJ1昇格は難しいぞ」って思いもあります。サポ心は複雑なんですよ。まぁ、今回は相手GK南の大当たりもあったしね。「次節のホーム開幕戦では絶対に勝つ」って気持ちが今は一番強いです。

以下、今回の大宮戦で感じたことを思いつくままに残しておきますね。

●仙台戦でMVP級の働きをしたヤンを休ませて島田を使ったのにはビックリしました。その島田が90分間ピッチに居続けたのも大きな成果です。今季の戦術ではアンカーへの負担が大きいですからね。ヤンと島田のワンボランチ併用、いいんじゃないでしょうか?

●「3-4-3」という戦術で、インサイドハーフにヨシくんともう1人(今節は星、前節は伊藤)置くことができるのは、間違いなくヨシくんの負担軽減につながり効果を上げていると思います。ヨシくんが効いています。

●昨日のゲーム、至恩のドリブラーの本能が覚醒した感じがしました。主審がファウルをあまりとらなかったことも影響しているかもしれないけど、相手選手に3人・4人と囲まれても、倒れずに強引に仕掛ける姿に心打たれました。その結果が2アシストという結果につながったと思います。

●松橋監督は昨シーズン、控え(留守番)組の練習の指導を担当していたんですよね。控え選手たちのモチベーションとかギラギラした野心とかを掌握するのに長けているんだと思います。そういう意味でも、これからどんな選手がベンチ入りするのか、途中交代で試合の流れを変えてくれるのか、とても楽しみです。

●昨日のゲーム、舞行龍と千葉ちゃんの「不動のベテランCBコンビ」に不本意なプレーが散見されました。もちろん「気を抜いている」なんて思わないけど、少し心配な面もあります。トーマス・デンや史哉(もちろん田上や遠藤も)の起用も考える必要があるのでは?と思いました。

●GKの小島は技術的には阿部よりも上手いんだろうけど、なんか大人しいイメージがあるんだよなぁ。勝ち運に恵まれないっていう印象も。阿部のデカい声が響き渡り、チームを鼓舞するムードも見たいなぁ…と八百政家では思っております。

まぁ、アウェイ2連戦を負けなしで終えたことをプラスに考え、今週末のホーム開幕戦で、今ボクらが心の中に抱いているモヤモヤを払拭しましょう!頑張れ!アルビレックス!


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3 コメント

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Unknown (大白鳥)
2022-02-27 18:01:31
2点を追い付いたのは、嬉しく今後が楽しみ。
試合の入りのボール回し、昨年の失速再来を思わせる悔しく今後が不安。
さて、今週のホーム開幕でアルビの今季をキッチリと俺たちサポーターに魅せてもらいましょう!で、キャンプとTMは昨日で打ち上げ、ここから開幕。万歳とプラネタスワンでスタート切りましょう。
それにしても、イッペイのゴールの時、至恩からのクロスがゴール裏の電光掲示板のボールが軌道を示したように被ったみたいで面白かったですね。
軌道を示して
全く同じです。 (りゅーと)
2022-02-27 23:29:27
 試合の感想、全部同じですね。
 マイナス目だとCBコンビ、ちょっとイージーだろ、と私も思いました。プラス目だとやっぱり至恩ですね。「やっぱ至恩すげぇわ、こう言う至恩を見たかったんだ」って感じでしょうか。
 あとやっぱり私もGKは阿部ちゃんで行って欲しい感があるんですよねぇ…。

 いずれにしても次節ホーム開幕戦ですかね。勝ち点3ゲットよろしくお願いします。

※ もうアルベルト監督じゃないんでポスター張り替えヨロシク。
ホーム開幕戦で不安を解消したい (八百政)
2022-02-28 07:33:57
>大白鳥さん
ハイプレスをかけてくるチームに、オタオタする様子。間違いなく不安要素です。まぁ同じ間違いは2度としないと、思ってはおりますが。
ホーム開幕戦で、さまざまな不安要素を払拭したいですね。プラネタスワンの電池交換を忘れないようにしなきゃです。

>りゅーとさん
はっはっは。「全部同じ」ですか…。
「書いていることに独創性がないんだな」と反省しております。「共感していただける」のはありがたいことなんですけどね。

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