古い話で恐縮なんですが、5月15日の読売新聞朝刊に「J25年 地域と歩み」という見出しで、村井チェアマンのインタビュー記事が掲載されていました。「54クラブ 哲学持って」というサブタイトルに関する内容を筆頭に、ボクら地方チームのサポーターとしても大いに考えさせられ頷くことの多い内容でした。
特に「Jリーグの本質は地域の名前を冠に戦うことであり、監督や社長が代わっても、クラブの持つ哲学、理念は受け継がれていくのが理想だと考える」という行(くだり)には、「なるほどなぁ…」「そういうことだよなぁ…」と納得させられました。もっともその後で村井さんは、「ただ、現在は確固たる哲学、理念を持っているクラブは少ない」と苦言も呈しています。さらに「例えば『絶対に(判定に対する)文句は言わない。どんなに痛くても痛がらない』という宣言でもいい」と具体例を挙げ、「個々のクラブに54通りの色があった方が、面白いものになるのではないか」とまとめていました。
さて、これをアルビについて考えるならば、アルビレックスの「哲学」「理念」「チームの色」ていうのはいったい何でしょうか。「泥臭く最後まで走る」「絶対にあきらめない」「キックオフ時の円陣ダッシュ」あたりでしょうか。サポーターとしては、「どんなことがあっても選手を鼓舞する」「ため息少なめ、拍手多め」「ブーイングよりも拍手を」なんてことがチームの文化かな?って考えています。
いずれにしても「おらが街の誇り」として、アルビレックスが新潟県になくてはならない存在、県民や新潟県出身者の心のよりどころみたいな存在になりたいものだと思います。