地上波NHKのゲームの中継、BSの「Jリーグタイム」、NSTの「アルビスタジアム」、TeNYの「とことんアルビ」、ガンバ戦を録画しておいた番組で追ってみました。もちろん注目したのは、スタジアムではよくわからなかったラファとレオが退場となったシーンです。
ゲーム開始早々の竜馬のミスによる失点を前半のうちにラファの同点ゴールで追いつき、いいムードで入った後半戦でした。そのアルビの奮闘ぶりを、地獄に突き落とすような主審の判定。録画した映像を見ても、「それはないよな…」って言葉しか出ませんでした。
まずは、後半開始5分のシーンです。ラファが敵陣を突破し、相手選手3人に囲まれながらもアタッキングサードを切り崩す。そのときガンバの岩下が、間違いなくラファを倒しました(ようにボクには見えました)。やった!PKゲットだ!カードを出した主審の姿を見て、ボクらは沸きました。しかし、主審の判定はPKどころかラファのシミュレーション。ラファは2枚目のイエローで退場となりました。なんてこった!
ラファの涙を浮かべた抗議の様子からも、あの判定が納得いかない様子がありありとわかりました。このゲームの残り40分間を数的不利の下で戦わなければならないことと、最終節の広島戦をエース不在で戦わなければならないことが決定しました。
ゲーム後のラファのコメント「審判はリスペクトしているが、1枚目のイエローカードも2枚目のイエローカードも、特に2枚目は見てもらってわかるように、ファウルを犯しているものでも、イエローに値するようなものでもなかったと思う。」に、ボク自身も悔しさを感じます。
さらに後半のアディショナルタイムのシーン。数的不利ながら果敢に攻撃を仕掛けるアルビレックスは武蔵が敵陣を突破し、ゴール前で決定的な場面を作ったのですが、またしてもガンバの岩下が武蔵に猛烈なアタック。武蔵は倒されました。レッドか?イエローか?ってシーンでしたが、審判の判定はイエローカード。アルビの選手たちが審判に詰め寄ったところで、身振りを交えて主審にアピールしたレオの手が主審の持つカードに触れ、主審はそれを落とします。それが「審判への侮辱的行為」ということで、レオは一発レッド。
中継をしていたNHKの解説者も状況を理解できないらしく、「舞行龍が退場です」「あれ?舞行龍ではありません、レオ・シルバです」なんていう解説をしておりました。武蔵が地団駄踏んで主審に抗議している姿もテレビに映し出されました。これでアルビは9人でガンバと戦うこととなり、アディショナルタイムの終了直前に決定的な3失点目を喫します。
ゲーム後のレオのコメント「皆さんに謝りたい。(中略)私がそういう人間でないことは、日頃から取材していただく皆さんは、よくわかってもらえると思う」に、「うんうん、そうだとも」と何度もうなずく八百政でありました。
どんなに文句を言っても判定が覆ることがないことはわかっていますが、最終戦をエースとチーム心臓の2人を抜きで戦わなければならなくなったチーム状況、しかもその最終戦は勝敗の如何で、残留か降格が決まるという状況であることに関し、「審判には責任の重さを痛感してほしいし、もし『誤審』であると然るべき判断が下されるならば、プロとしてしっかり責任を取ってほしい」と思います。
ですがこの逆境が、そしてこの崖っぷち感が、チームにきっと活力を与えます。最後はもう、テクニックや戦術じゃありません。精神力です。どれだけ「勝ちたい」「勝つぞ」「残留するぞ」という気持ちが強いかです。そして幸いなことに、最終戦はホームゲームです。ボクらサポーターの後押しで、選手にエネルギーを与えることができるのです。やってやろうじゃないの!
ガンバ戦の前の「エルゴラ」に慶くんのコメントが載っていました。「俺は、お手本となる人と(一緒に)3年間やっている」お手本となる人レオ・シルバから日々吸収してきたものを、最終節ではボランチとして遺憾なく発揮してくれることでしょう。
今日の画像は、冒頭のがゲーム後にゴール裏に挨拶に来た片渕監督。上のが、その後マツケンの肩に手をかけ退場する片渕監督です。みんなで、片淵さんを男にしようぜ!