週末はアルビレックス!

サッカーど素人ながらアルビレックス新潟にはまりこんだ「八百政」家のアルビレックスな週末。(コメント表示は承認制です)

サポーターの価値観は”みんなちがってみんないい”のだ!

2012年05月10日 | アルビレックス新潟

アルビがなかなか勝てない、ゲームで得点が奪えない、プレースタイルが改善されない…ってことで、ボクのこのブログ「週末はアルビレックス!」でも、その他のブログやSNSでも、さまざまなコメントや議論がされています。

黒崎監督はやめるべきだ!いや、信じてついていくべきだ!
選手にブーイングをするべきだ!いや、やっぱりブーイングはするべきではない!
あの判定では審判に「くそったれコール」もやむを得ない!いや、あれはやるべきではない!
アルビのサポーターは選手や監督に対しておとなしすぎる!いや、信じて声援あるのみだ!
どこまでアルビサポは忍耐強いんだ!いや、それでこそサポーターだ!

チームが勝利から遠ざかることによって、当然サポーターの心の中には不満や不安が生じます。そうなると、心の中でいろいろ考えちゃいますから、それが口から、あるいはネット上では活字となって表現されるのは当然のことです。チームが勝ってサポーターがその結果に満足している時には、まさに「一致団結」し同一方向を向いて心を1つにして盛り上がっていたサポーターたちが、チームが勝利から見放されることによってその価値観の違いが表面化し不協和音を奏でてしまうわけです。今がまさにその時ですよね。

「今こそサポーターは心を1つにして」などと、ボクは言う気はありません。そもそもサポーター1人1人は別の人格であり異なる価値観を持っている人間の集合です。それを強引に「みんなで同じ方向を向いて」などと言っても、無理が生ずるだけだと思います。

「黒崎監督は辞めるべきだ」と考える人がいてもいいし、「信じてついていくべきだ」と考える人がいてもいい。「ふがいないゲームにはブーイングを!」と考える人がいてもいいし、「ブーイングは嫌だ!」と考える人がいてもいい。極端な例ですが、(ボクはこれには断固反対だけど)中には「一度アルビはJ2に落ちてやり直した方がいい」と考えるサポーターがいても、それは自由です。金子みすゞじゃないけれど、「みんなちがってみんないい」のであります。

むしろ問題なのは「サポーターはこうあらねばならない」と枠を定め、自分の価値観以外の意見を認めなかったり排除したりすることだと思います。自分とは異なる意見を述べる人がいても、その人の価値観を認め「そういう考え方もあるんだな」とおおらかな気持ちでいたいですね。

ただ、議論や意見交換は当然すべきだと思います。だってアルビのサポーターは、みんな「アルビレックスを応援したい」「勝利の喜びに酔いしれたい」という共通な願いを持っているんですからね。「自分はこう思う」「あなたの考えとはちょっと違う」など、面と向かっての対話でもネット上の書き込みでも、自分の考えを主張するのはとても大切なことだと思います。

繰り返しになりますが、気をつけなければいけないのは、排他的・攻撃的にならないようにすること。「人それぞれ」「異なる考えの人がいても当然」という気持ちを持ち、その価値観を認めたりリスペクトしたりすることが大切です。それがなされないと、「意見の主張」が「他を排斥すること」につながり、ネット上では顔が見えない分だけそれが増幅され炎上します。

ボクのブログでも、コメント欄でさまざまな意見交換をしていただくことは大歓迎です。ボク的にはコメントはとても嬉しいです。コメントゼロの日が続くと、「あれ?今回のエントリーは面白くなかったかな?」とむしろ心配になります。しかし、「いろいろな価値観の人がいるんだ」「そして、それは誰もが認められるべきだ」ということは、ボク自身も忘れないようにしたいですし、皆さんからも忘れてほしくないです。今まで通りにね。

コメント (6)
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