オヤジよ、ギターを弾け!!

就職で、結婚で、育児で…封印されたロック魂。時空を超えてよみがえる。ギターをかき鳴らせ、ドラムをぶっ叩け!!

E056 深爪

2007年04月21日 | E:エッセイ・雑感
今、爪を切ろうかどうか迷ってます。明日バンド練習があるのに、爪が長いのに気付きました。

ほんの少しだけ切ることができるといいのですが、不器用な私の場合、深爪をするおそれがあります。だから切るのをためらっているのです。

どういう訳かいつも練習日の前日になって気付いて悩むのです。

「気になるなら切れよ」
「昨日は大丈夫だったから、明日も大丈夫」
と今日も私の中で葛藤が始まりました。

S012 高い声で歌う(8)

2007年04月18日 | S:スキルアップ
まず、(6)と(7)の補足から。口笛と声域は密接な関係にあるようです。口笛の音域が広がったら、声域も広がりました。また、「イ」の音を出すコツは、口の形にあるようです。口を横ではなく、縦に開く感じでやると楽に出るようです。

さて、今回もミックスボイスを探求してみましょう。地声でないミックスボイスは、発生ポイントが地声と異なって当然です。よく女性が、たらふく食べた後でもケーキを食べて「これは別腹よ」とのたまうことがありますね。これに倣ってミックスボイスの発生ポイントを「別喉」と呼ぶことにしましょう。

でもこの別喉は、声帯のようなポイントではなく、それを薄く引き延ばしたようなものだと思います。喉より頭全体が別喉といってもいいかもしれません。地声でもない裏声でもないミックスボイスを「ヘッドボイス」ということがありますが、同じ理屈ではないでしょうか。

たった一瞬でも「ん?今の音響いたぞ」という音を感じたら、それをきっかけに広げていく。それが、コツです。

私は、まだミックスボイスをマスターしたとはいえませんが、それに近づいて来たという実感があります。先日のセッションで、「声が響くようになったね」と褒められましたから。。。(^-^)

T014 大阪フェスティバルホール

2007年04月17日 | T:ニュース・トピック
大阪フェスティバルホールが消えるそうです。高層ビルに建て替えられるとか。

大阪フェスティバルホールといえば、数多くのアーティストの公演が行われた場所で、ディープ・パープルやサンタナなどがライブ音源を収録した場所でもあります。

そんなロック史上由緒あるホールですから、取り壊しに反対の声もあがっています。山下達郎がラジオで「この国には文化はなく、あるのは利権ばかり」と批判し、自分の大阪フェスティバルホールでのライブ音源を流していました。

スコーピオンズの『東京テープ』が収録された場所「中野サンプラザ」も取り壊されるとか。寂しいですね。スクラップ&ビルドが、この国の“文化”だと言われると、それまでですが。

W015 ピック

2007年04月16日 | W:楽器・機材
エレキギターは、通常ピックというプラスティック片で弾いて演奏します。多様な種類のピックがあります。

私は、昔ギブソン製のオニギリ型(硬さはミディアム)を使っていました。今は、クレイトン(CLAYTON)製のティアドロップ型の薄いヤツ(厚さ0.38mm)を使っています。弾きやすく、粘りのある音が出るからです。

ピックは、弦との摩擦で削れていきます。新品(写真中央)より1.5mm~2.0mm短くなった(左)くらいが一番弾きやすく感じます。

ただ、薄いので、割れやすいのが難点です(右のように)でも、これは私のせいかもしれません。無駄な力が入って、弦を弾く角度が適切でない…など問題がありそうです。もっとも割れたピックも面白い音が出るので、気に入っています。。。(^^;

もう一つ難点があります。なかなか手に入らないことです。お茶の水の楽器店街でもなかなか見つけることができません。

レスリー・ウェストも、へなへなで、ペラペラの薄いピックを使っているそうです。あのヘヴィーなサウンドの秘密の一つは、ピックにあったようです。

D023 チェット・アトキンス

2007年04月15日 | D:名鑑
D019の記事についたトラックバックをたどったら、凄い映像を見つけました。チェット・アトキンスの演奏です。

コーラスグループのコーデッツの代表曲「ミスター・サンドマン - Mr.Sandman」を演奏しています。歯切れの良いリズム、美しいメロディーとハーモニー。これぞ“極限”という感じの名演奏です。わたしは、時のたつのも忘れて何度もリプレイしました。

チェット・アトキンス(Chet Atkins 1924年~2001年)は、カントリーの世界で大成した人です。サムピックを活用した演奏スタイルは、追随を許さない独自の世界。

この偉大な先人は生前こう言ったそうです;
“ Years from now, after I'm gone, someone will listen to what I've done. They may not know or care who I was, but they'll hear my guitars speaking for me."
たしかに彼の死後も彼の音楽は流れています。彼ほど万人に受け容れられたギタリストはいないでしょう。人々の生活の中に溶け込んでいます(NHKラジオ平日12:30「ひるの散歩道」のテーマが典型)。

それにしても、この演奏で使われたギター、こんなに極限まで魅力を引き出してもらって幸せですね。会心の演奏に、会心の笑み。ハッピーな気分に浸(ひた)ることができました。

W014 タップスイッチ

2007年04月14日 | W:楽器・機材
タップとは、ピックアップのハムとシングルを切り替えることです。

ハムバッキングのピックアップは、2本のコイルからなっているのですが、1本だけから音を抽出するとシングルのピックアップとなります。切り替えスイッチを取り付ければ、ハムとシングルの両方を使い分けることが可能となり、1つのピックアップでハムとシングルの2種類の音色を楽しむことができます。

レバー式のスイッチが主流ですが、そうでないものもあります。写真は、アイバニーズに取り付けたタップスイッチとVolポット(音量調節つまみ)を兼ね備えたものです。ESP製です。引き上げた状態がシングル。下げた状態がハムとなります。ボディに穴をあけたくないので、レバー式でなく、兼用タイプを選びました。このタイプはプッシュ&プルですが、プッシュ&プッシュもあるそうです。

ただ、全てのハムバッキングにタップスイッチを接続することができるわけではありません。4芯(ピックアップから伸びている線が4本)に限り、3芯はできませんのでご注意を。

E055 トリビュート

2007年04月13日 | E:エッセイ・雑感
トリビュートは、私に理解できない世界です。ここでいうトリビュートというのは;アーティストになりきってステージを再現することです。楽器、演奏方法などサウンド面だけでなく、衣装や振付けなどビジュアル面も再現することを目標とするもの。最近アバのトリビュートショーが海外で大人気を博したことがニュースになっていました。

特定のアーティストをトリビュートするには、信仰にも似た畏敬の念とそれを実行に移す情熱が必要であるところ、ミーハーで無節操に何でも聞く私は、特定のアーティストに傾倒して探求するエネルギーはありません。また、耳が悪くてコピーする能力がない私には“真似”のできない音楽スタイルです。

ともあれ、トリビュートショーは、若い世代が「ロックのクラシック」を疑似体験できる貴重な場といえます。ですから、私も支持したいと思います。

ところで、ジミヘン、クイーン…などはともかく、スコーピオンズ(ウリ在籍時)やウィッシュボーンアッシュ…といった決してメジャーじゃないトリビュートバンドも存在するようです。メンバーをどうやって確保しているのかが不思議です。

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イザ:「トリビュートショー」が人気 伝説ステージ、リアルに再現

T013 古希の若大将

2007年04月12日 | T:ニュース・トピック
加山雄三が4月11日古希を迎えたそうです。

加山雄三は、シンガーソングライターの草分けです(作曲は弾厚作名義)。GSよりはるかに前にバンドをやっていたというのですから、日本で最初のロックミュージシャンといえましょう。その足跡は偉大です。

古希を迎えても「若大将」と呼ばれるのは、その代表的な映画のシリーズ名もあるのでしょうが、演歌・歌謡曲でもなく、フォークソングでもない、あか抜けたサウンドが、いつまでも色あせることがないから、若大将と呼ばれるのでしょう。

その大きな影響力は、還暦祝いのトリビュートアルバムに、南こうせつ,森山良子,チューブ,アルフィー,平井堅…とそうそうたるアーティストが参加したことでも立証されています。

ちなみに、これは日本で最初のトリビュートアルバムといわれています。

D022 ゲイリー・セイン

2007年04月11日 | D:名鑑
指弾きの名手は、ユーライア・ヒープのゲイリー・セイン(Gary Thain)でしょう。バレー(セーハ)を駆使した美しいベースラインが特徴です。柔らかなタッチは指弾きならはです。

そのプレイは、荒々しいけれどもしなやかなユーライア・ヒープのサウンドの核といえます。歪んだハモンドオルガンとは対照的にクセのない美しい音色が深みを作っています。

“July Morning”のヘヴィーな演奏も魅力的ですが、ベストテイクは“Sweet Lorraine”でしょう。繊細で浮遊感たっぷりのプレイは、曲の魅力を最大に引き出しています。

T012 成毛滋逝く

2007年04月10日 | T:ニュース・トピック
成毛滋が大腸ガンで亡くなりました。その功績は、フライドエッグで、つのだ☆ひろと高中正義を育てたことで知られています。が、忘れてならないのは、アマチュアのミュージックシーンに重要な楽器の開発にも貢献したことです。

グレコの良心的な製作姿勢に共鳴して、「小さな手の日本人にも弾きこなせるギターを…」と開発に尽力しました。そのグレコに負けまいと国内メーカーも努力しました。それが今日海外のミュージシャンにも支持されるほどに発展したのです。昔グレコのギターにカセットテープと教則本がついていたのは、そういう訳だったのです。私もお世話になりました。

成毛がいなければ、アイバニーズが世に出ることがなかったかもしれません。

つのだ☆ひろが、ラジオ番組で泣きながら追悼していました。かの名曲「メリージェーン」は、成毛の自宅で成毛が弾くオルガンに合わせて制作したものだそうです。合掌。

S011 耳コピーに強くなろう(4)

2007年04月09日 | S:スキルアップ
今回のテーマは“半速”です。

ロックギタリストの技術は向上の一途をたどり、耳コピーに苦労することもしばしばです。特に、速いフレーズのコピーは途中で投げ出したくなります。

昔は、速度可変型のテープレコーダーを使って速度を半分に落としてコピーしたそうです。でも、これだと速度だけでなく、ピッチ(音程)も落ちてしまい、かえってやりにくい。

ピッチはそのままで、速度だけを遅くして再生することができると便利ですね。そんなわがままな願いをかなえてくれるソフトがあります。「WPAK32」というソフトです。インターネットで無料で手に入れることができます。

ただし、この「WPAK32」は、「wav」ファイル専用で、「mp3」ファイルは使えないようです。そこで、別のソフト「午後のこ~だ」をネットからダウンロード・インストールして「デコード」(変換)します。

さあ、心強い“味方”をゲットしたあたなはもうイングヴェイやインペリテリに負けない“光速”ギタリスト!

E054 最小ユニット

2007年04月08日 | E:エッセイ・雑感
ロックバンドの最小ユニット(編成)は、3人といわれています。クリーム,GFR,EL&P…などがそうです。

私もそう思い込んでいました。池袋でストリートミュージシャンを見るまでは。それは、Dr,Gtの2人だけのユニットでしたが、見事にR&Rしており、多くの聴衆を集めていました。その時「ロックバンドは3人以上」という固定概念が打ち砕かれました。

下記記事でもDr,Bの2人だけのユニットに言及があります。既成概念に囚(とら)われないのがロックです。編成もいろいろなものがあってもいいわけです。

私も、Dr,Gtの2人だけのセッションをやったことがありますが、Drはメロディ楽器ではなく、音程(キー)を合わせる必要がないので、いろいろな曲を即興的に楽しむことができました。

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イザ:【勿忘草】ロックの師匠

T011 CD不振の理由

2007年04月07日 | T:ニュース・トピック
CDの売り上げが落ちている理由は曲の長さにあるようです。

T007,T009でも伝えましたが、CDの売り上げが落ちて携帯電話のダウンロードが増えています。EPICソニー創業者の丸山茂雄がイザの記事(下記参照)で「ダラダラ長過ぎて面白くないからだ」と、理由を断じています。私が感じていたことと同じです。

また、「サビ以外は付け足しみたいなものだ。典型がラップ」と現在の音楽シーンをこき下ろしています。なるほど、Aメロ勝負の「NHKのど自慢」にラップがほとんど登場しないのも、この辺に原因があるのですね。

さらに、「ユーザーは、1曲が長すぎるCDを拒否し、短い着うたを求めている」と結論づけています。たしかに、値頃感もあって、インターネット世代は、媒体ではなく、中味だけの音楽データ(ファイル)を買うことに抵抗がないのでしょう。しかし、この発言は、背景に長時間収録が可能なCDの登場があると考える私には、自己矛盾に聞こえます。

そもそも、CDは、EPICソニーの親会社ソニーとフィリップス(カセットテープで有名)が共同開発したのですが、収録時間を長くしたのは、ソニーなのです。約60分で十分と主張するフィリップスに対し、ソニーが「オペラ一幕分、あるいはベートーベンの第九が収まる収録時間」と75分を押し通したという経緯(いきさつ)があるのを忘れてはなりません。

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イザ:ダラダラ長いからCD売れぬ…47秒だ!

E053 拡張子

2007年04月06日 | E:エッセイ・雑感
拡張子とは、ファイル形式のことでパソコンで作成したファイル名の末尾に付いている文字列のことです。例えば、ワードなら「.doc」写真なら「.jpg」……などの記号です。

先日、「.tif」形式などの画像ファイルも簡単に「.jpg」形式変更して「ペイント」で加工ができることを知りました。拡張子を「.jpg」に書き換えるだけでファイル形式を変更することができるのです。アイコンを右クリックして「名前を変更(M)」するだけです。

では、音楽ファイルはどうかと試してみました。できました。「.wma」ファイルを「.mp3」に変換できたのです。警告画面はでますが、ちゃんと再生することができます。

嬉しくて皆さんにもお知らせすることにしましたが、試す際には、万が一のことを考えて一旦コピーをとっておきましょう。また、全ての「.wma」ファイルを変換できるわけでもないようです。

T010 ガールバンド堺から世界デビュー

2007年04月05日 | T:ニュース・トピック
朝日新聞によると;女の子だけのバンドが、ハリウッド映画に出演するそうです。しかも主役。

「オレスカバンド」という今春、高校を卒業したばかりのガールバンド。

来日したプロデューサーが彼女たちの元気なステージにいたく感激し、日本人ミュージシャンで初めてハリウッド映画に主演することになったのです。野球でいえば、高校生がプロ野球も経験しないで、いきなり大リーグデビューするような快挙です。

日本には、ガールズ、プリンセス・プリンセス、中ノ森バンド…など女性だけで構成されるバンド、レベッカ、ジュディマリ(Judy And Mary)…など女性をメインに据えたバンドがありますが、皆個性的で元気なのが特徴です。

オレスカバンドもそんな伝統を引き継いだのですね。彼女たちの活躍に期待しましょう。

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