オヤジよ、ギターを弾け!!

就職で、結婚で、育児で…封印されたロック魂。時空を超えてよみがえる。ギターをかき鳴らせ、ドラムをぶっ叩け!!

E198 ヘタな方が楽しい!?

2009年06月30日 | E:エッセイ・雑感
アニメ「メジャー」第5シリーズの最終回は、スポーツ選手の葛藤に踏み込んだ力作でした。。。(^-^)

WBC決勝でアメリカにサヨナラ負けをくらった主人公がショックで野球を辞める決意をするが、昔のチームメイトがかつて練習したグランドで無心にボールを追いかける様を見て野球の楽しさを再認識して立ち直る……というストーリー。

そういえば、先の「フォークギター再入門」でテクニックを伝授してくれた石川鷹彦が、最終回で「ヘタに上手くなるな」と講座を締めくくっていました。

おそらく、上手くなる過程を実感できるのがアマチュアならではの楽器の楽しみ方であると言いたかったのでしょう。

NHK趣味悠々 石川鷹彦のもう一度はじめよう! フォークギター再入門 2009年 4月~5月 (NHK趣味悠々)NHK趣味悠々 石川鷹彦のもう一度はじめよう! フォークギター再入門

E197 七不思議(10)~なぜストラトがエントリーモデル?

2009年06月30日 | E:エッセイ・雑感
ストラトキャスターは弾きにくいギターなのに、なぜエントリーモデルとしてもてはやされるのでしょうか。

下記の市場調査のサイトでは、「売れ筋ランキング」常に上位につけています。弟分のムスタングと合わせると、圧倒的なシェアを誇ります。でも、使いこなすにはかなりの力量が必要。弾き手を選ぶギターといっていいでしょう。ストラト使いとして有名なリッチー・ブラックモアやエリック・クラプトンでさえ、ギブソンで修行を積んでの乗り換え。それは、ユーザーと業界の思惑が一致しているからでしょう。

まず、ユーザーの立場を考えてみましょう。ストラトは、スタイルもサウンドも美しいので人気があるのでしょう。美しく個性的なデザインは人々を魅了します。甘い音、シャキシャキした音、ダイナミックなトレモロアーム……と多彩なサウンド。それに「憧れのアーティストが使っているから自分も」という同一化の願望もあるでしょう。

では、業者の思惑はどうか。それは圧倒的にコストが安いこと。ネック、ボディ、そしてピックアップ類と3つに分けて生産することが可能なので、作業性が高く大量生産ができます。壊れても、そのパーツを交換すればいいので、リスク管理でも有利。薄いという独自のスタイルもあって梱包も簡素化でき、運搬・保管のコストも安上がり。

「価格.com - エレキギター」
http://kakaku.com/gakki/electric-guitar/

W072 「つけっぱ」が嬉しいチューニングメーター

2009年06月26日 | W:楽器・機材
W065で紹介したチューニングメーター「KORG AW-2」は、アコースティック楽器のために開発されたのですが、エレキのユーザーにも支持されています。

アンプとギターとの間にエフェクターをつなぐと“音ヤセ”が生じます(チューニングメーターも含めて)。だから“直結”にこだわるギタリストも多いのですが、AW-2はギター本体の振動を拾うので直結を損なうことがないと好評。

しかも、コンパクトなので、ライブ・セッションで付けたままでプレイが可能になります。

「つけっぱなしじゃ、ルックスが悪い」と抵抗がある人は、裏向きに付けてはどうでしょう。後ろ向きに付ければ目立たないですね(写真)。もちろん、針の動きが逆向きになるので、慣れが必要ですが・・・(^^;

ギターヘッドへの取り付け用に最適化KORG クリップ式チューナー AW-2G
ギターヘッドへの取り付け用に最適化KORG クリップ式チューナー AW-2G

D130 妹はラッキー!?~麻丘めぐみ

2009年06月25日 | D:名鑑
姉と妹、「お下がり」という言葉が示すように、着る物など物質的には姉が得でも、習い事では、下の方が得といえそうです。

妹は、「私も」と姉の模倣・同一化願望が強いようで、早い段階で才能が開花することも珍しくありません。麻丘めぐみも、幼い時から四つ上の姉の後を追いかけていたようです。

先に歌手デビューしたのは姉でしたが、ディレクターの目に留まり、ほどなくしてデビュー。とはいえ、麻丘めぐみの場合、単なる幸運ではなかったようで才能があったのも事実。あの「わたしの彼は左きき」、譜面を渡されて吹き込みを完了するまでわずか“30分”だったとか。

それにしても「麻丘めぐみ」という芸名は傑作ですね。イメージとピッタリ。。。(^-^)

関連記事;
読売新聞:「姉がスターになるはずが・・・~麻丘めぐみさん(2)」

Premium BOX ~オリジナル・アルバム・コレクション~Premium BOX ~オリジナル・アルバム・コレクション~


D129 癖がないのが魅力!?~リー・カースレイク

2009年06月20日 | D:名鑑
“Mr. Crowley”を聞きこむうちにリー・カースレイクが好きになってきました。

ユーライア・ヒープやオジー・オジー・オズボーン・バンドで活躍したリー・カースレイクですが、ノーマークでした。別に嫌いじゃないんです。サウンドが地味なので印象に薄かっただけ。

“Mr. Crowley”も序盤はのっぺりしていますが、アウトロ(後奏)からエンディングにかけてアンサンブルを大いに盛り上げています。フェードアウトが惜しいくらい。

原曲に合わせてギターを弾くと、癖がなく、“目印”はハッキリしているので合わせやすい「親切なドラマー」といえます。特に、「ペシっ」というアクセントが分かりやすい。。。(^-^)

最新リマスター版では、著作権の問題で、他のドラマーに差し替えられたそうですが、残念なことです。。。(>_<)

ブリザード・オブ・オズ~血塗られた英雄伝説ブリザード・オブ・オズ~血塗られた英雄伝説アーティスト:オジー・オズボーンソニーレコード発売日:1997-11-21

E196 ポルシェ956が奏でる官能のサウンド

2009年06月16日 | E:エッセイ・雑感
週末ル・マン耐久レースが開かれました。YouTubeで関連するページを繰(く)っていたら貴重な映像を見つけました。ル・マンを走るレーシングカーの車載カメラによる映像。

マシンは、1980年代サーキットを席巻したPorsche956。映像はもちろん、投稿者が「GoodSound」とタイトルするだけあっていい音です。

邪魔な音楽、ナレーションが一切ないので、マシンのサウンドをたっぷり堪能できます。排気音はもちろん、「クォーッ」という吸気音、「グォーン」とカムシャフトがバルブを叩く音、そして、ターボ車特有の「プシュー」というエア抜きの音、……全てが「GoodSound」、官能のサウンド。

丸いステアリング、シフトレバーでのギアチェンジ(5速ミッション)……と時代を感じます。もっとも、ル・マン最速は、1971年に記録されたとか。ポルシェ917です。エンジンを2基つないだというモンスター。公道サーキットで400キロでかっ飛ぶなんて昔の人は、文化が豪放磊落(ごうほうらいらく)悪く言えば、無茶苦茶。でも、考えてみれば、1970年代前後は、あらゆる文化がそうでした。

http://www.youtube.com/watch?v=PWtCklcYy8s&NR=1

ル・マン最強のCカー、ポルシェ956が疾走インカー 956 ポルシェ DVDル・マン最強のCカー、ポルシェ956が疾走インカー 956 ポルシェ DVD

E195 パジャマで失礼!?

2009年06月16日 | E:エッセイ・雑感
YouTubeにアップする動画を撮りました。ランディ・ローズの奏法を分析した短いものです。

アングル、収録時間、構図、音量……など何回か試行錯誤をくり返してOKテイク。「さぁ、できた」と、パソコンで再生してみると、自分がパジャマのままであることに気が付きました。

グローバルなサイトでパジャマのままというのも失礼と思い、着替えて撮影し直しました。ところが、着替えてからは調子が出ません。演奏、喋りを間違うやら、音・映像のノイズが混じるやら……それを越えるものが撮れません。「えーい、ままよ」とパジャマ姿のテイクをアップしちゃいました。

セッション・ライブでもパジャマで演奏してはダメかなぁ・・・(^^;

http://www.youtube.com/watch?v=KXmd8_Z8uoc

W071 ロック式ペグでテンションなし~蘇る思い出のグレコ

2009年06月13日 | W:楽器・機材
他にもロック式ペグは、いろいろなメリットをもたらします。

通常のペグは、マージンとして、弦を余分に巻きます。しかし、ロック式ペグは、その必要がないので、シャフトが短くてすみます。低い位置でしっかり弦を固定してくれるので、“テンションガイド”を通さなくても、テンションをかせぐことができます。

ですから、テンションガイドを通すことによって生じる摩擦が減るので、チューニングが狂いにくいというメリットがあります。

また、テンションガイドを通した場合より弦にかかるテンションが緩くなるので、チョーキングがしやすい。

それに、見た目も美しい。斜めから見ると、まるでハープのようです(写真)。。。(^-^)

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E194 破壊を工学的に分析すると

2009年06月12日 | E:エッセイ・雑感
図書館の新刊書コーナーを覗いたら『破壊工学』という刺激的なタイトルの本が目に留まりました。

それによると、破壊は、破片をくっつけると、ある程度原状を回復できる“脆性(ぜいせい)破壊”、そうでない“延性破壊”の2つに大別されるそうです。

この本の理論を敷衍(ふえん)して、ギターに関する破壊を分析してみましょう。例えば、レスポールを倒してネックが折れてしまうのは脆性破壊。ストラトを分解しようとして木ネジが途中で破断するのは、延性破壊。そして、金属疲労によって弦が切れるのは、塑性変形と延性破壊の合わせ技になるようです。

じゃぁ、ライブでギターを壊すのは何破壊なのでしょうか。思うに、高まる感情を押さえきれずに壊すのは激情破壊。そして、ショーとして安価なコピーモデルを壊すのは劇場破壊。。。(^^;

絵とき「破壊工学」基礎のきそ (Machine Design Series)絵とき「破壊工学」基礎のきそ (Machine Design Series)

D128 奇跡のギタリスト~ジャンゴ・ラインハルト

2009年06月09日 | D:名鑑
ジャンゴ・ラインハルトの場合、ギタリストなのに手が不自由。にもかかわらず、あの名演奏。

ジャンゴ・ラインハルト(Django Reinhardt)は、ジプシー音楽とジャズを融合させたギタリストとして有名です。美しく、リズミカルで、かつ切ないサウンドは、ロック系にも通じます。

しかし、火災で火傷を負い左手の薬指と小指が動かなかったといいます。人差し指・中指だけで弦を押さえて演奏していたのです。

今でこそ、ギターは花形楽器ですが、ジャンゴ・ラインハルトのような偉大な先人がいなかったら、単なる伴奏楽器のままだったことでしょう。

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D127 嵐を呼ぶ男!?~ジョン・ボーナム

2009年06月07日 | D:名鑑
居間のラジオ(コンポの)をつけたまま風呂そうじをしていたら“雷鳴”が聞こえてきました。

驚いて空を見上げると、晴れています。雷鳴の主はボンゾ。怒涛のドラミングが雷鳴に聞こえたのでした。曲は、ツェッペリンの「移民の歌(ライブ版)」

実際、その後で雷鳴とともに夕立がやって来ました。雷様を従えるとは、さすがはボンゾ。。。(^-^)

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T126 マーティンの渾身の一撃~『TOKYO JUKEBOX』

2009年06月05日 | T:ニュース・トピック
マーティン・フリードマンがJ-POPと演歌のカバーアルバムをリリースしました。

バラエティーに富んだ選曲は、「日経エンタテインメント!」(日経BP社)の読者アンケートによるとか。

YouTubeで「天城越え」を見ました。琵琶とのコラボレーションが素晴らしいアンサンブルを作ってました。演歌とヘヴィメタは、相性がいいんですね。

ところで、彼にとっての「すごいギタリスト」は、ブライアン・メイだそうです。「曲の一部になって、曲の世界を広げている」ところが尊敬に値するそうな。アンサンブルの観点からクィーンを聞きなおしてみましょうか。

TOKYO JUKEBOXTOKYO JUKEBOX
アーティスト:MARTY FRIEDMAN


E193 ネックでストレッチ!?

2009年06月04日 | E:エッセイ・雑感
ギターは楽器ですが、体操用具になることもあります。

時々、写真のようにギターを構えることがあります。で、何をしているかというと……何もしていません。ただ、このポーズでじっとしているだけ。。。(^^;
右手でネックをつかんでいるだけで体に気持ちいいのです。いわばストレッチ体操のようなものです。

ストレッチ体操は、非日常のポーズをとることで体に刺激を与えて健康増進をはかります。違和感が、体をリフレッシュしてくれるので気持ちいいです。
私の場合、骨格が右に傾いているので、この左によじるポーズ、刺激になります。また、通常とは逆の手で、逆の方向からネックをつかむのも非日常で刺激的。

この写真を見て、「すわ、新しい“奏法”か」と、期待して身を乗り出した方がいらしたら、スミマセン。。。m(__)m

W070 あなたもビートルズのプロデューサーになれる!?

2009年06月03日 | W:楽器・機材
打ち込みをされる人で、ビートルズファンにニュースです。ビートルズ・サウンドを忠実にサンプリングされたソフトが発売されました。

このソフト、驚く、というかあきれた「こだわりの一品」になっています。と言うのも、ビートルズが使用した楽器・機材と同タイプのものを使用するだけでなく、サンプリングにあたっては、実際にビートルズのレコーディング現場で活躍したエンジニアを起用する徹底ぶり。

このソフトを使って、“ビートルズの新曲”をプロデュースしてはいかがですか。

それにしても、次々と登場する“ビートルズビジネス”。飽くことを知らないようです。。。(^^;

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関連記事;
ファン必聴! ビートルズを再現した「Fab Four」
http://www.barks.jp

E192 転換期だった1969年

2009年06月01日 | E:エッセイ・雑感
ピーター・バラカン氏が「1969年特集」をやっていました。この年はいろいろな意味で転換期だったのですね。アメリカでも日本でも大きなうねりが見られました。

1969年を境に文化が大きく変わりましたが、その“原動力”はベトナム戦争でしょう。無意味な戦争に対する怒りがポップカルチャーを発展させたのは事実。

まず、映画ではニューシネマと呼ばれる問題作が次々に発表されました。例えば;「明日に向って撃て!」「真夜中のカーボーイ」「イージー・ライダー」

音楽シーンではキングクリムゾンがビートルズを抑えてアルバムチャートを制しました。CS&Nの「青い目のジュディ」が発表され、人々を驚かせました。
しかし、何といっても最大の出来事は、“ウッドストック”の開催。40万人もの観客を集めた大型ロックフェスティバルは、文化だけでなく、ビジネスモデルを示し、後の商業ロックへとつながっていったのです。

ところで、アトランティックは、ウッドストックの映像・音楽の権利をがわずか10万ドルで手に入れたとか。

読売新聞:「ウッドストック 60年代の記念碑であり集大成 ロックは時代を映す」
http://otona.yomiuri.co.jp/pleasure/rock/20090504.htm

NHK-FM WEEKEND SUNSHINE DJ PETER BARAKAN
http://www.nhk.or.jp/sunshine/pc/