近所の子が、ベースの弦を張り替えたけど何だか変なので見てくれといいます。どれどれと楽器を見てびっくり。弦がテンション・バーをくぐっていないのです。
それに、弦には先端がばらけるのを防ぐ赤い皮膜があるのですが、それをはがさないで張っているのです。これでは、弾けないはずです。。。(^^;
テンション・バーとは、フレットに並行に取り付けてある鳥居に似た棒のことです。電気信号を取り出すエレキギターであっても、ネック・ボディを鳴らさないといい音が出ません。そのために弦に張力を加えます。E067で述べたように、通常のギターは弦に張力を加えるためにヘッドが後方に反っています。
ところが、問題のベースのようにストレートなタイプもあります。1本の丸太から多くの材料を切り分けることができ経済的だからでしょう。このタイプでは、張力を増すための別の方法がとられます。テンション・バー、テンション・ピン…がそれです。弦を押し下げて張力をかせぐのです。
写真の右を見てください。テンション・バーをくぐっていないため、ナット(0フレット)の溝にはまっておらず、弦の幅もバラバラになっているのが分かると思います。
昔古文で習った徒然草に、案内人がいないと素人はとんでもないことをしでかすという「先達はあらまほしけれ」がありました。それを思い出した次第。
それに、弦には先端がばらけるのを防ぐ赤い皮膜があるのですが、それをはがさないで張っているのです。これでは、弾けないはずです。。。(^^;
テンション・バーとは、フレットに並行に取り付けてある鳥居に似た棒のことです。電気信号を取り出すエレキギターであっても、ネック・ボディを鳴らさないといい音が出ません。そのために弦に張力を加えます。E067で述べたように、通常のギターは弦に張力を加えるためにヘッドが後方に反っています。
ところが、問題のベースのようにストレートなタイプもあります。1本の丸太から多くの材料を切り分けることができ経済的だからでしょう。このタイプでは、張力を増すための別の方法がとられます。テンション・バー、テンション・ピン…がそれです。弦を押し下げて張力をかせぐのです。
写真の右を見てください。テンション・バーをくぐっていないため、ナット(0フレット)の溝にはまっておらず、弦の幅もバラバラになっているのが分かると思います。
昔古文で習った徒然草に、案内人がいないと素人はとんでもないことをしでかすという「先達はあらまほしけれ」がありました。それを思い出した次第。