オヤジよ、ギターを弾け!!

就職で、結婚で、育児で…封印されたロック魂。時空を超えてよみがえる。ギターをかき鳴らせ、ドラムをぶっ叩け!!

W097 過激な「妹」~スクワイヤ

2010年02月27日 | W:楽器・機材
コストパフォーマンスなら、スクワイヤもエピフォンに負けません。

スクワイヤ(SQUIER)は、フェンダーの姉妹ブランドです。
私が、関心を持っているのが Fat Stratocasterというモデル。
・フルサイズのハムバッカー
・2点支持のトレモロ
・22フレット
…と従来のストラトと異なったホットな仕様になっています。

特にピックアップがHSSの配置になっているのがHR/HM系には嬉しいですね。

この仕様が3万円~4万円で買えるというのですから――いい時代ですね。

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D162 ジョンの一撃で引き締まった!?~「オブ・ラ・ディ オブ・ラ・ダ」

2010年02月23日 | D:名鑑
「オブ・ラ・ディ オブ・ラ・ダ」のピアノはポールではなく、ジョンだそうです。

名曲が多い『THE BEATLES』(ホワイトアルバム)の中でもひときわ光を放っているのが「オブ・ラ・ディ オブ・ラ・ダ(Ob-La-Di,Ob-La-Da)」

それまでのビートルズに見られない異色の作品だけに収録に苦労したようです。なかなかOKテイクができないのでジョンが苛立ってピアノを叩きつけるように“激奏”したのだとか。それを、「今のいいぞ。イントロに使おう」となった次第。

ジョンの喝が効いたのでしょう。タイトなリズムに仕上がってますね。


W096 お得なエピフォン?

2010年02月21日 | W:楽器・機材
エピフォン(Epiphone)は、ギブソン(Gibson)の廉価版です。ただ、元々別の会社だったせいでしょうか、ヘッドのデザインが異なっているのが少々不満でした。でもこのヘッドが有利であることに気づきました。

まず、弾きやすい。特にロックの定番テクのチョーキングがしやすい:チョーキングは、弦を押し上げて音程を上げるのですが、ネック角が小さく張力が小さいので少ない力で音程を上げることができます。

次に、チューニングが狂いにくい。ヘッドがコンパクトなので、3弦と4弦のペグ(糸巻き)の距離が短く弦からペグまでが直線的となり、ナット上の角度が小さくでき、ナットで生じる摩擦が減ります。

得なのは、値段だけではないようです。

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D161 “Let It Be”を救った男~フィル・スペクター

2010年02月19日 | D:名鑑
フィル・スペクター(Phil Spector)は、アメリカが誇るプロデューサー。“Be My Baby”(ロネッツ)などヒット曲がありますね。

個人的には、ティナ・ターナーを育てたことと、“Let It Be”をアルバムとして世に送り出したこと――をリスペクトします。

特に、“Let It Be”はゴミ箱行きの文化遺産を救ったともいうべき偉業。ビートルズの連中が取り散らかした数々のテイクからベストを選び(1曲につき30~100テイクあったとか)、曲の魅力を高めるアレンジを加え、マスターに編集。できあがったものは、コンセプトアルバムのように違和感がありません。

もしフィルがいなかったら、“Let It Be”は日の目を見なかったでしょう。少なくとも発表が遅れたはず。


E218 耳が肥えた犬

2010年02月18日 | E:エッセイ・雑感
マイケル・シェンカーの奏法をマスターしようと教則本を買いました。付録CDに模範演奏が収録されており、楽譜(タブ譜)の読み取りが苦手な私は助かります。

そのCDですが、犬が参加しているのです。かすかに「ワンワン」と吠えているのが聞こえます。偶然ではなく、演奏に呼応しているようです。
MSGサウンドに反応するとは、ロック通の犬ですね。

また、神経質な人なら、収録し直すところですが、そのままとしている――大らかさがいいですね。


T133 アビーロード・スタジオ「For Sale」

2010年02月17日 | T:ニュース・トピック
アビーロード・スタジオが売りに出されました。EMIが経営難に陥ったため。オークションにかけられるとか。

EMIとて生き残るのが難しいとは、音楽がビジネスとして成り立たない時代になってしまったのですね。

マイケル・ジャクソンは、ビートルズの版権を持っていましたが、生きていれば、オークションに参加していたことでしょう。

関連記事;
「Here comes the sum for Abbey Rd」

D160 冬季オリンピックの定番~「白い恋人たち」

2010年02月16日 | D:名鑑
バンクーバー・オリンピックが盛り上がってますね。スピードスケート男子500メートルで、日本勢が銀、銅メダルを獲得して、日本国中が興奮の渦の中。

ところで、冬季オリンピックのテーマソングといえば、「白い恋人たち」が有名ですね。
1968年にグルノーブル(フランス)で行われた冬季オリンピックの記録映画:『白い恋人たち/グルノーブルの13日』のオリジナル・サウンドトラックです。

優美なメロディと白銀の世界を思わせる澄んだサウンドは、一世を風靡しました。作曲は、フランシス・レイ。

ジェフ・ベックがカバーしそうな曲だと思いませんか。


W095 引退後は一人二役~ソックス活用術

2010年02月15日 | W:楽器・機材
写真は、古いソックスをハサミでジョキジョキ切ったところです。

私の足、親指の爪が上を向いているので(特に左足)、ソックスにすぐに穴があいてしまいます。仕事先によっては靴を脱ぐことがあるので、穴があいたものを履くのは恥ずかしい。かといって、捨てるのはもったいない。そこで、切り離して使うことにしました。

まず、ゴムが入っている部分を切り離すと着脱が楽になりますので、室内履き、あるいは現場(マンションの内覧会など)でのオーバーソックスとして重宝しています。

そして、筒状の部分は、ギタースタンドに「履かせます」。ギタースタンドのラバー(ウレタン)部分は劣化してボロボロになります。これがギターのボディに付着して塗装(特にラッカー)が痛むことも。ソックスを履かせればその心配がありません。

E217 職人芸が支えるカラオケとバンドスコア

2010年02月14日 | E:エッセイ・雑感
日本が世界に誇るカラオケ。その音源は、アーティスト側から借りているのかと思いきや、カラオケ会社による“制作”とか。

音大生や忙しくない(?)ミュージシャンがコピーして採譜するようです(場合によっては演奏も)。

バンドスコアも同様のようです。でも、キチッと楽譜通りに弾くクラシックなどとと違って、奔放なロックを譜面に起こすのは大変な作業にちがいありません(特にライブ盤)。その技能と根気に頭が下がります。


W094 斜め45度の小悪魔~マーシャル MG10

2010年02月12日 | W:楽器・機材
「斜め45度」で美貌をアピールしているニュースキャスターがいましたが、この“子”も斜め45度が魅力的。

マーシャル MG10。バックステージ・ホームユースの小型アンプですが、低音が豊かでHR/HM向きです。特に、斜め45度で聞くとセクシーなサウンドが――。“Mr.Crowley”などの低音リフを弾くと体がとろけそうになります。

この角度だとスピーカーの音と箱鳴りの音がほど良くブレンドされてセクシーなサウンドになるのです。きっとキャビネット(密閉式)の容積と寸法のバランスが絶妙なのでしょうね。

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D159 痛快なタテのり~バーナード・パーディ

2010年02月08日 | D:名鑑
山下達郎がバーナード・パーディ(Bernard Purdie)の『SOUL DRUMS』(1967年)を紹介していました。

バーナード・パーディは、アメリカのセッション・ドラマーでキング・カーティス、アレサ・フランクリンなどのバックを務めたとか。

この『SOUL DRUMS』はソロアルバムで派手な演奏を堪能できます。タテのりのドラムに興味がない私でも惹きつけられてしまいました。


D158 “UKビート”の立役者~ボビー・グラハム

2010年02月05日 | D:名鑑
山下達郎の番組を聞いていると、1960年代のブリティッシュポップがよくかかります。それらを聞いていると、ドラマーのレベルが、高いのに驚かされます。

その一翼を担っていたのが、ボビー・グラハム(Bobby Graham)。実に15,000ものセッションをこなし、“You Really Got Me”“All Day And All Of The Night”(キンクス)“I Only Want To Be With You”(ダスティ・スプリングフィールド)…などのヒットに貢献しています。

軽やかなポップスからハードなビートものまで変幻自在――残念ながら去年亡くなってしまいました(享年69歳)。


W093 手首ウォーマーでホットな演奏を!?

2010年02月04日 | W:楽器・機材
立春というのに寒いですね。寒い日の練習は辛い。でも、体の要所を暖めると楽になります。

首、手首、足首といった「首」が付く部分は冷えに敏感です。これらを暖めると体感温度がぐっとアップします。

首はマフラー、セーター…、足首は靴下やレッグウォーマー…で暖めますね。でも、かわいそうなのは手首。関心が薄く、暖めてもらえません。手袋をはめるのも一考。でも、それでは細かい動きができないので、楽器の演奏には向きませんね。

オススメは指なし手袋。厚ぼったいのは否めませんが、無防備の状態に比べるとかなり暖かくなります。手首ウォーマーで冬を乗り切りましょう。

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D157 ハモンドの母~エセル・スミス

2010年02月02日 | D:名鑑
ハモンドサウンドの確立したのは、エセル・スミス(Ethel Smith)といわれています。

「青い影」“July Morning”“Child in Time”…などポップ・ロックに大きく貢献した楽器ハモンドオルガン。もともとは“ミニパイプオルガン”として賛美歌の伴奏楽器として開発されました。

ピアノやパイプオルガンとも違う「ハモンドならでは」のサウンドに注目して奏法を確立したのがエセル・スミス。1944発表の「ティコティコ(Tico Tico)」での躍動感あふれるプレイは人々を虜にしました。その後ハモンドは、開発者の意図を離れて違った方向に「一人歩き」しちゃった。

カントリーギターとして開発されたストラトキャスターがジミヘン以来ロックアイテムとなったのと同じかも。


E216 囃し言葉はキュートなJ-POPの源泉!?

2010年02月01日 | E:エッセイ・雑感
某放送局のオリンピックソング。ベタッとして、ちっとも躍動感がない。北京オリンピックの曲も同じ感じでした。日本人の場合、女性Voに比べると、男性Voは躍動感に欠けますね。

女性Voの躍動感は、囃し言葉(はやしことば)の歴史を背景にするように思います。囃し言葉とは、「ハイッ」「ソレッ」…メインVoの途中に入る合いの手です。民謡では、祝い歌・座敷歌に欠かせない存在です。

大滝詠一はその辺を理解していたんですね。だから名カバー「イエロー・サブマリン音頭」(金沢明子)が生まれた。