いい場を創ろう―「いのちのエネルギー」を高めるために帯津 良一風雲舎このアイテムの詳細を見る |
統合医療の先駆者、帯津良一先生のいい場を創ろうという本を読みました。
私にとっては斎藤孝さんの身体感覚を取り戻す以来の感銘を受けた本になりました。
実際に帯津先生の講演会に出席した時も魅力のある方だと感じましたがこの本を読んでますますファンになりました。
医療に気孔や漢方を取り入れるというのは今でこそ目新しいことではないのかもしれません。
しかし帯津先生は20年以上も前に気孔を癌治療に取り入れようと考えた方ですから凄い方ですね。
本文から引用してみます。
わたしたちも、もっともっと怪しくなったほうがいいのではないでしょうか。
そして、「いい場」を創ろうとするときは、背中に何本の矢を受けようとも立つんだという「志」をもつ。
これは忘れてはならないポイントです。
いいものでもなかなか受け入れてもらえない、風当たりが強かったということが伺えます。
わたしにも思い当たる節があります。
地味でほんの少しづつしか進めないもどかしさ。。。なんだか解るのです。
死に関しては
医療者は人間としてのパワーをつけ、患者さんの場を引き上げていかなければなりません。
場のポテンシャルを高めて、患者さんを死後の世界まで引っ張っていけるようなパワーが必要とされます。
わたし自身はそのために毎日気孔を続けています。
生を終えた後、そこからやってきた虚空にふたたび還るエネルギーを蓄えるために気孔を続けているのです。
私の中では死というのは力つきてそこで全てが終わってしまうというイメージがありました。
死んでから虚空に戻るためのエネルギーを蓄える?
死は折り返し地点に過ぎないということなんですね。
ヨガをやっていてこんなことをやる必要があるのか?という疑問がこれで解消するような気がします。
エネルギーをチャージする理由がこの本を読んで理解できました。
また人の臨終に立ち会うとエネルギーを貰うというお話も聞いた事があります。
そのこともこの文章から納得出来ました。
帯津先生は凄い方ですね。
帯津先生が揚げるいい場を創る5つの条件は
①いい食事をしよう
②行法を身につける(呼吸法でも太極拳でも座禅でも、なんでもいい)
③こころを循環させる(人はかなしい→希望→ときめき→気持ちが前向く→かなしい)
④環境づくり(悪口をいわない。他人をライバル視しないで、戦友と見る)
⑤死を思え(メメント・モリ)
わたしがこころを打たれたのはやはり帯津先生が自ら気孔を実践し自分が体感なさったことを元に行動しているところです。
人に怪しいと言われようと、変わり者扱いされようと自分が確信なさったことを信じてここまで医療に携わり更にネットワークを広げようと努力されている姿に感動しました。
この本はどんなジャンルの方にも読んでいただきたいです。
こうでなくてはいけないという押し付けはないのでとてもこころが自由になれます。
イチオシの本です!!
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なみへいさんが素敵な写真を撮れるのもきっと気孔をやっていることと関係あると思います。
感覚が研ぎ澄まされるというか。。
虚空を越えてうんぬんはちょっと難しいお話ですが日々鍛錬することは年齢に関係なく元気でいるためには必要のようですね。
なみへいさんの写真を見ることが私にとっていい場になっています。
それにしてもママコシリヌグイという名前は。。。いろいろ由来があって面白いですね。