ブッダの優しい論理学―縁起で学ぶ上手なコミュニケーション法 (サンガ新書)石飛 道子サンガこのアイテムの詳細を見る |
昨日のヨガライフスクール本部での指導員養成コースの講義はインド哲学でした。
講師の石飛道子先生はつい最近この本を出版され、さっそくこの本を使って授業をしてくださいました。
石飛先生は先日瞑想会を開いた初期仏教長老、スマナサ-ラ様から以前出版していた本を賞賛された実績ある先生です。
ブッダと龍樹の論理学―縁起と中道石飛 道子サンガこのアイテムの詳細を見る |
こういった本も出されています。
実はこの本を図書館に購入希望を出し願いどうり買っていただいて手にしたのですが私の理解力が低いばかりに途中で投げ出してしまいました。
先生自身も難解な本よりも万人に理解しやすい本でなければ役に立たないということを実感されて今回の本を出版されたそうです。
しかしこの難しい本も初期の仏教を正しく知る上では貴重な本のようです。
スマナサ-ラ長老のように明晰な頭脳の方にはすらすらと読めてしまうのでしょうね。
いつかそんな風になれたらいいのですが。。。
ブッダ論理学五つの難問 (講談社選書メチエ)石飛 道子講談社このアイテムの詳細を見る |
この本も石飛先生の代表的な著書です。
昨日の講義では縁起という事をテーマに人との上手なコミュニケーションの取りかたについて興味深いお話をして下さいました。
その基本は他者の事を優先的に考えるということでした。
何か聞かれる⇒答える 何か質問する⇒相手が答える
あたりまえでしょ!と思われるかもしれません。
私達の日常の中でこんな単純なことが実は守られていないのですよ。
聞かれてもいないうちから有難く?教えてやろうじゃないかというケースが結構あるような気がします。
相手の準備も出来ていないうちにどうだ?凄いだろう?的な教え方はすぐ消化不良を起こしたり拒絶反応を起こします。
相手に何か聞く時も相手の状態も考えず一方的に自分の疑問を早く解決したいという勝手な思い込みから聞いたりします。
タイミングを失した状態でのコミュニケーションはぎくしゃくして当たり前です。
相手のことを第一に、このタイミングなら大丈夫という吟味をするといったことを守ると
コミュニケーションはスムーズで良い方に回転していくそうです。
また自分は知らなかった、誰も教えてくれなかったというのもそれは自分が聞かなかったから、知ろうとしなかった結果でしかないのに人のせいにするんですよね。
これは私の最近思うところです。
たとえば新型インフルエンザの対処法が分からなかったというのはその人が情報を集めなかった結果でどうしても知りたかったら保健所に問い合わせるなどすれば情報をもらえる
はずです。
問い掛けなければ答えは返ってこないという基本も分かってない人がいるのです。
やはり自己中な人が増えたという事なんでしょうね。
現代人は人間関係の破綻から鬱に移行するケースが多いようです。
コミュニケーションを上手く取れない人が増えた事の結果だと思います。
このブッダの優しい倫理学はそんな現代人にはとても役に立ちそうなお勧めの本です。
私も買います!!
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こんにちは
スマナサ-ラ長老の本も分かりやすいですよね。
しかしどんな分かりやすい本も読み手のこころが素直でないとすっと入ってこないのかもしれません。
コミュニケーションは自分より相手のことを考えてを守ればそうそう最悪のことにはならないようですよ。