ヨガセラピ- by ナターシャ

ヨガによって身体感覚を取り戻し元気になることを具体的に紹介していきます。

入力⇒出力⇒回転⇒法則⇒応用

2008年08月02日 | 
養老 孟司さんの逆さメガネという本を読みました
教育に関する本なのですが人の体のシステムについても分かりやすく書いてありました。
本来の自然に属していたならば機能していた体が無くなってしまったという事も書かれてありました。
これは斎藤孝さんと共通したものです。

現代はいろいろな情報がテレビなどから沢山入ってきます。
パソコンもそうですし、携帯電話もそうですね
やたらに脳に入力される情報量が多いのです。
また学歴社会ですから、大学への進学率も高くそこでも情報を一方的に入力される事になります。
アルバイトや遊び、部活なども含まれるので一概には言えませんけれど。
とにかく、都会生活と情報化社会のセットでは体を使うという事が極端に少ないです。
養老さんによると出力というのはすべて筋肉の収縮によって成り立つと述べています。
声を出す事、体を動かす事、呼吸も表情を作ることも全部です。
現代の傾向は出力の方法がボタン操作であったりして体をほとんど使わない事ですね
また躾とは体の使い方を教える事だそうです。
躾が無くなってしまった理由がこれで分かりました

良く心の教育という言葉を耳にしますがやはり体は無視出来ないと思います。
入力と出力のバランスを崩した状態が現代の理解しがたい事件に繋がっている気がします。
出力の仕方が分からないし、コントロールも出来ない状態ではないでしょうか?
自然の中であれば、入力された情報をもとに出力し、行動する事によって得た新たな情報が入力され次の出力というように次々らせん状に回転するそこに法則が見つかり応用が効くようになるというシステムが人間の体にはもともと備わっているそうです。
応用が効くという事がやはり生きていく上では重要な事ですね。
変化を感じ取らなければ取り残されてしまうわけですから
野生動物であれば命に関わる事になり兼ねないです

ヨガにもこれは置きかえる事が出来ます。
先生の説明を聞く⇒体を動かす⇒自分の体を観察する⇒2回目は動かし方をもっとコントロールする⇒自分の弱点や得意な事を知る⇒自分にあったメニューを組むまたは先生にアドバイスをもらうといったところでしょうか?
これを繰り返す事で体もメンタル面も安定してきてヨガ自体も深まっていくのです。

都会生活を今すぐ止める事が難しいならば、やはりヨガや武術、舞踊、お茶,お花など人の体のシステムを活性化させるもので補わなければ退化したり壊れてしまったりします
そのことに一番気付いて欲しいのはやはり子供と関わっている方ですね
ですからこの本は教育がテーマになっているのだと思います。



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