希望のしくみ (宝島社新書)アルボムッレ・スマナサーラ,養老 孟司宝島社このアイテムの詳細を見る |
アマゾンで購入して読んでみました。
一番なるほどなぁと思えた箇所はスマナサーラ長老の瞑想に関するコメントです。
そこでマンネリにするなよ、一瞬一瞬違うんだよ、と。
もしあなたがつまらないとしたら、あなたがマンネリになっていて、成長していないんだと、われわれは言うんです。
この言葉は深いです。
ヨガをやっていると、ましてや教えていたりすると身につまされるフレーズです。
シャドーヨガでは型をやりますから多少その日によってアレンジしたりしますがやることは自ずと決まってきます。
飽きてきてないだろうか?集中してるかな?というのは気になります。
自分でやるときもまたこれか。。。と思わないとは言い切れません。
例えば一つの動きをやるとして一回目と三回目ではかなり感じ方が変わります。
一回目は例えばまたこれかと思ったとします。
二回目はちょっと右側が硬いなぁ、最近練習してなかったから。。。
三回目、繰り返すうちだんだん柔軟になってきた、やっぱりこの動きは欠かせないものだ。。といった感じでしょうか。
マンネリと思うのは毎回違うということを忘れ表面的なことしか考えていない証拠ですね。
イチローが同じことを繰り返しながら進化しているということにも繋がります。
またこの本の中で日本人は死んでいるという発言もありました。
人生がパック旅行のようになっているというのです。
確かにそうかも知れません。
いい学校、いい会社に入って安定した生活を送る。。。
でも一瞬一瞬違い明日何が起きるか分からないのにそういう生き方はどうなんだろう?という気がします。
ヨガのレッスンにしても今日こういうことをやろうと思い行ってみると体験にいらした方がいた、膝や腰の痛い人がいた等何が起きるか分かりません。
自分で思い描いていたメニューは使えなかったりするのです。
生徒さんからのリクエストというのも稀にあったりします。
この本を読んで私も死んでいるだろうか?と考えてみました。
この仕事を真面目にやろうとすれば死んではいられないと思えました。
一人一人が違う体、心を持ち、日によっても変わる方達と接しながらやっていくには柔軟に対応していかなくては成り立ちません。
まだまだ対応しきれていないのかも知れませんが自分がマンネリと思わない、生徒さんにもつまらないと思わせないレッスンをしていきたいものです。
つまらないと思わせないのはパフォーマンスではなく成長する心を育てることなのでこれはとても難しいテーマではありますね。
一つ言えることは体を動かして何かを感じる、それは辛い体験かも知れません。
しかしそれをやった人とやってない人では何かが明らかに違っていると思えます。
内側からの輝きが違うと言ったら抽象的でしょうか。
でもその輝きは確実に成長している証のように思えます。
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