[伝統] ブログ村キーワード
MANSAI・解体新書の中で野村万斎さんは継承するという事について書いています。 その中で現代の継承に関する問題として次のように述べています。
以下引用すると
情報は文字のみで伝え相手の肉声を聞く必要が無い、手で書く必要が無い、そして相手の事を想像しない。ないないづくしの人間として、情報のみを記号的に感受するロボット化してしまう現代社会に将来への危機感を覚えます。
携帯電話やインターネットの発達、使い捨ての消費社会の中でこれはいろいろな場面であてはまりますね。
お料理一つとっても、おふくろの味を子供に一緒にお料理しながら伝えるという事が減ってきているようです。コンビニに行けば事足りるという考えでは日本の伝統食の継承はどうなってしまうのでしょう?
野村万斎さんはさらに
能楽世界では、長い伝統の中での知的集積、体験的集積、経験的集積といったものを継承するために稽古があります。その際、師匠はなにを伝えたらよいのか? 何を加えるべきなのか? また何を省略すべきなのか? 自分の中の集積を再検証し、懸命に悩んだり、考えたりしながら、弟子に伝えていく。
これはヨガにも当てはまります。シャンドール先生は自分が学んできた事を一度ゼロに戻し、ヨガの歴史をさかのぼったり、現代人の体を検証していろいろ思考錯誤しながら今のシャドーヨガ、ナタヨガに辿りついたようです。 先人の知恵はそのままコピーすれば良いという簡単な物ではないのですね。
ワークショップの価値は直に教えて頂けるという事と、自分の問題点についてアドバイスが貰える事、疑問点を直接質問出来る事等です。
9月のナタヨガワークショップを充実した物にし、私なりの継承が出来たらと思っています。
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