〔カッパの品格-5〕
藤原正彦・お茶の水女子大学名誉教授の「国家の品格」という本があります。
当ブログでは「カッパの品格」として対抗しようと試みましたが、全く足元
にも及びません。
ところで、「品格」の品は口を三つ合わせた漢字ですが「口」の漢字は「神に
捧げる祝詞を収める箱」の意味のことで、それを3つ重ねたものとなります。
つまり、神に対して多くの祈りを合わせて行うことを「品」というそうです
(漢字起源と字解より)。
さて、「国家の品格」では、”日本は世界で唯一の「情緒と形の文明」と述べ、
国際化という名のアメリカ化に踊らされてきた日本人は、この誇るべき「国柄」
を長らく忘れてきた。「論理」と「合理性」頼みの「改革」では、社会の荒廃
を食い止めることはできない。いま日本に必要なのは、論理よりも情緒、英語
よりも国語、民主主義よりも武士道精神”と主張されます。
明確に言葉にしてはいませんが「神に対しの祈り」を本書全体を通して訴えて
いると、強引なカッパ親父の解釈です。
現代社会の荒廃、問題を人間次元の「論理」と「合理性」では解決できないこ
とを宗教に携わる者は簡単に言葉にしますが、一般人にとっては距離がある考
えかもしれません。
その間をとりもつ本書は終末という現代に発行部数265万部のミリオンセラーと
なったことは、日本人の隠れた宗教性と心の奥底にある終末への恐怖が表出した
結果と思われます。
ややもすると合理性はスピードや効率を内包して感謝や形式・情緒をないがしろ
にしがちです。端的に環境問題がよく表しているように調和的発展には別な視点
も取り入れなさいということかもしれません。
そう、カッパ親父も胡瓜ばかり食べていないでセロリとか人参も食べてみなさい
ということです。
ゲッ!
お久しぶりです。
「品」という漢字に、そんな意味があるなんて知りませんでした。
そう言われてみれば祭壇にしたお供え物の姿にに似ていますね。
たまには、胡瓜以外のもの食べないとね。
胡瓜の良さを再確認できたり、すごい発見したりできるかもしれませんね。
カッパ親父も品格を磨きたく胡瓜をいっぱいを食べれるよう歯を磨きたいと思います。
(?_?)