今日は、少し気分を変えて~~~、
我輩の極々短い『美術遍歴』?の流れの中で、どの様に自分の『美術潮流』が変換して来たのかについて、述べたいと思う。
自分の『美術遍歴』の始まりは6年前。
と言っても、途中離れていた期間の方のが長いくらいで、実際は正味3年にも満たないだろう。
そんないい加減な『美術遍歴』でも、今、振り返ってみると、自分の『美術潮流』が見えるから面白い。
下記ページでも述べたけれど、殆ど経験もないのに、行きなり修士課程に入学した当時、直ぐにでも2年間の作品研究の内容を決めなければならなかった。
無理もしたくなかったので、自分の作風に近い『シンボリズム』(象徴主義)に焦点を当て、元々の自分の専門分野『音楽』との融合を作風に当てはめようと考え、タイトルを『版画に於ける音楽的表現と象徴主義的様式』とすることとした。
★『修士課程奮闘記(3)』(2008年04月22日付)
< http://yaplog.jp/ottsuandesuyo/archive/34 >
当時の作品は、主に、銅版画とリトグラフが中心で、シルクスクリーンにも少し手を出していた。
然し、銅板を腐食する硝酸や、作業過程で無造作に使用していたシンナー等、有毒の揮発性油の悪影響で体調を壊し、一年半ばかり休学することになるのだが、今、ここにお見せする作品は、その休学前、体調が最悪の時に制作した作品だ。
この時期、3つの銅版画を並行して制作していたのだが、この作品(の銅板)を硝酸液に入れて腐食させたまま、ウッカリと2時間以上放置してしまった。(冷汗)
・・で勿論のこと、(殆ど出来上がっていた筈の)銅板は腐食し過ぎて最悪の状態になってしまった・・・。
そんな訳で、もう、手を付けられないと思って放ってあったのだが、その後、チョッと修整してナンとか形を取り戻したという次第だ。
この作品は、題して『死の巡礼』。
如何にもシンボリズム的な作品だ。
(この項、続く。)
我輩の極々短い『美術遍歴』?の流れの中で、どの様に自分の『美術潮流』が変換して来たのかについて、述べたいと思う。
自分の『美術遍歴』の始まりは6年前。
と言っても、途中離れていた期間の方のが長いくらいで、実際は正味3年にも満たないだろう。
そんないい加減な『美術遍歴』でも、今、振り返ってみると、自分の『美術潮流』が見えるから面白い。
下記ページでも述べたけれど、殆ど経験もないのに、行きなり修士課程に入学した当時、直ぐにでも2年間の作品研究の内容を決めなければならなかった。
無理もしたくなかったので、自分の作風に近い『シンボリズム』(象徴主義)に焦点を当て、元々の自分の専門分野『音楽』との融合を作風に当てはめようと考え、タイトルを『版画に於ける音楽的表現と象徴主義的様式』とすることとした。
★『修士課程奮闘記(3)』(2008年04月22日付)
< http://yaplog.jp/ottsuandesuyo/archive/34 >
当時の作品は、主に、銅版画とリトグラフが中心で、シルクスクリーンにも少し手を出していた。
然し、銅板を腐食する硝酸や、作業過程で無造作に使用していたシンナー等、有毒の揮発性油の悪影響で体調を壊し、一年半ばかり休学することになるのだが、今、ここにお見せする作品は、その休学前、体調が最悪の時に制作した作品だ。
この時期、3つの銅版画を並行して制作していたのだが、この作品(の銅板)を硝酸液に入れて腐食させたまま、ウッカリと2時間以上放置してしまった。(冷汗)
・・で勿論のこと、(殆ど出来上がっていた筈の)銅板は腐食し過ぎて最悪の状態になってしまった・・・。
そんな訳で、もう、手を付けられないと思って放ってあったのだが、その後、チョッと修整してナンとか形を取り戻したという次第だ。
この作品は、題して『死の巡礼』。
如何にもシンボリズム的な作品だ。
(この項、続く。)
私は音楽も美術も(特に美術は)大好きなのですが、どちらも全く能力がなくて・・・
ピアノも駄目だったし、絵も上手くならなかったので、羨ましいです!
ところで「版画における音楽的表現」って、どういうものを言うんですか?とっても興味があります{火}
いや~~~、ナンか、自分の作品を紹介するのってオッパズカしくって、以前だったら絶対に載せてなかったんですけど、これで3作目かな?紹介するのは。
ところで「版画における音楽的表現」、言われてみて思ったんですが、元の題名が西語なので、日本語に置き換えると微妙に違うのかナ~と、今思っているところです。
何故かって、「版画における」が横文字だと最後に来るので、強調のされ方が異なって来る。
と言うことで、実際は、版画でも、(色彩の)絵でも、線画でも良いのですが、たまたま専攻が版画なので、論文研究ってことで、『版画に於ける』と限定した迄なんです。
確かに、(この作品の様な銅版画で言うと)技術的にはーー、
・(松やに等)樹脂の粉を版面に振り掛けて、熱して付着させ、硝酸液等に浸けて腐食させ、版面をザラザラにしてグレーの様な中間色のトーンを作り出す。
・モッと粗くて大きい樹脂の粒を振り掛け、同じ工程を経ると、この作品にも見える粒状の表現が出来る。
・仕上がった版面の一部を紙ヤスリで磨くと、(この作品)の湯気の様な、煙の様な表現が出来る。
~~~とかって言う、銅版画独特の技術表現があるのも確かです。
で、『音楽的表現』については、言われて思ったのですが、このテーマの(2)にチョッと記載してみようかと、(今)そう考えました!!(笑)