とある情報筋から仕入れた情報です。こういうこと出来ちゃう人っているんだろぉなぁ、と漠然と思ってたんですが、やっぱりいました。
終盤で「雑に数える」「ラフに数える」と言った時に、どんな行為をイメージしますか?
普通に「数える」と言った場合と比較して、短時間で数えるために精度を落として急いで数える、くらいに感じますよね。
ところが末国九段が「ラフに数える」という言葉を使った場合、これ、違うんですよ。現在の局面を見て終局までの手順を考えるのは同じ。そこで凡人は、現在の石の数を数え、以降の石の増減を数え、最終的に32石より多くなるか少なくなるかを知ります。しかし末国九段は、現在の石の数を数えず、以降の石の増減も数えず、ただただ頭の中で局面を終局まで進める。そして終局図をイメージして、自石が32石以上あるかどーかをイメージとしてつかむ。
やってることにえらい差があるのわかりますよね。要は与えられた局面から最後まで打っちゃう。で、32石に達しなかったらその手順は駄目、と。
これ、使ってる脳みそが違うはず。私のような凡人の行ういわゆる「数える」行為は、左脳を使った力仕事。末国九段のやってる頭で局面を進めて見た目で判断する行為は、右脳を使った芸術的な(?)作業。私は間違いなくバリバリの左脳人間なので、こういうことが出来ちゃう人がいるってことが判明しちゃうと、こいつには一生追いつけないんじゃないかという恐怖を覚えてしまいます。
そういや末国九段は、車を運転しながら後部座席にいる人(この人はもちろん盤を使ってる)とオセロが出来ちゃうんですよね。そんで勝っちゃうんですよね。ほんっと、末国九段ってすごいなぁ。
終盤で「雑に数える」「ラフに数える」と言った時に、どんな行為をイメージしますか?
普通に「数える」と言った場合と比較して、短時間で数えるために精度を落として急いで数える、くらいに感じますよね。
ところが末国九段が「ラフに数える」という言葉を使った場合、これ、違うんですよ。現在の局面を見て終局までの手順を考えるのは同じ。そこで凡人は、現在の石の数を数え、以降の石の増減を数え、最終的に32石より多くなるか少なくなるかを知ります。しかし末国九段は、現在の石の数を数えず、以降の石の増減も数えず、ただただ頭の中で局面を終局まで進める。そして終局図をイメージして、自石が32石以上あるかどーかをイメージとしてつかむ。
やってることにえらい差があるのわかりますよね。要は与えられた局面から最後まで打っちゃう。で、32石に達しなかったらその手順は駄目、と。
これ、使ってる脳みそが違うはず。私のような凡人の行ういわゆる「数える」行為は、左脳を使った力仕事。末国九段のやってる頭で局面を進めて見た目で判断する行為は、右脳を使った芸術的な(?)作業。私は間違いなくバリバリの左脳人間なので、こういうことが出来ちゃう人がいるってことが判明しちゃうと、こいつには一生追いつけないんじゃないかという恐怖を覚えてしまいます。
そういや末国九段は、車を運転しながら後部座席にいる人(この人はもちろん盤を使ってる)とオセロが出来ちゃうんですよね。そんで勝っちゃうんですよね。ほんっと、末国九段ってすごいなぁ。
その有段者と別の某オセラーによると、後部座席で打っていた某オセラーがわざと返し忘れをしたそうですが、末国九段が初手から頭の中で打ち進め、「その局面図にはならない」ことを突き止めたそうです。
(車を運転している人にそこまでさせるのは非常に危険なんですが・・・)
私はそこまですごいところを見たことはありませんが、2003年の春に水戸で10面打ちのイベントを末国九段が行った際に、対局相手の返し忘れをことごとく指摘していたのは見たことがあります。
(10面打ちなので、対局相手が打ったところを末国九段は直接見ておりません。)
すごい能力だと感心しました。
でも、誰でも数えるより先に終局の形をイメージするのではないのかな…と思っていました。私の場合はそもそも最善手順をイメージできる確率が低いのですが、末國九段は右も左も速いですね。
昔、彼の解説をきいていて、「黒白黒白黒白黒白(盤面を指差す)でここが通るからダメ」とか、私では言われてもなかなか見えないことがいつも一瞬で見えていて、いつも「すごいなぁ」と思っていました。