Othello! JAPAN

Othello! JAPAN 管理人 nakaji のオセロに関するつぶやきです。

王座戦大会方式

2007-03-28 12:33:15 | オセロ大会方式
昨年の王座戦、予選の7回戦終了時点での上位の成績は
以下になります。

1. 平川六段 7勝0敗0分 486pt
2. 為則九段 6勝1敗0分 453pt
3. 冨永七段 6勝1敗0分 445pt
4. 大野1級 5勝1敗1分 428pt

ルールに従い平川六段と為則九段の決勝となったわけですが、
同じ6勝1敗でありながら8pt差で決勝に進める為則九段と
3位が確定する冨永七段、そういうルールだからしょーがないと
言えばそれまでなんですが、感覚的に、冨永七段がちょっと
気の毒な気がしますよね。

上のような結果の場合、まず2位と3位の2人で1番勝負を行って、
その勝者と1位の選手によって決勝を行う、ってのが感覚的に
一番公平感がありません?

予選終了時点の上位の勝数はいろんなパターンが考えられるわけ
ですが、その全てのパターンについて、最もよさげなやり方を
用意しといたら、「同じ勝数ながらポイント差によりその扱いが
大きく異なる」ということが減って、なんかいい感じかと思います。

例えば、

1. 選手1 6勝0敗1分 480pt
2. 選手2 6勝0敗1分 478pt
3. 選手3 6勝1敗0分

こんな感じで1位と2位が同じ勝数、3位は勝数が違う場合、
これは1位と2位がそのまま決勝で良いでしょう。

1. 選手1 7勝0敗0分
2. 選手2 6勝0敗1分
3. 選手3 6勝1敗0分

1位、2位、3位の勝数が全て異なる場合、これも上位2名の
決勝で良いでしょう。

1. 選手1 6勝1敗0分 480pt
2. 選手2 6勝1敗0分 478pt
3. 選手3 6勝1敗0分 460pt
4. 選手4 5勝1敗1分

こんな感じで1位~3位が同じ勝数の場合、いわゆるステップラダー
方式で、まず2位 vs 3位で対戦、その勝者と1位で決勝。

1. 選手1 6勝1敗0分 480pt
2. 選手2 6勝1敗0分 478pt
3. 選手3 6勝1敗0分 460pt
4. 選手4 6勝1敗0分 449pt
5. 選手5 6勝1敗0分 420pt
6. 選手6 5勝1敗1分

5人以上が同勝数で並んだ場合。これは5位以下の選手にはちょっと
気の毒なんですが、上位4人で準決勝・決勝ってのがよさげ。

1. 選手1 7勝0敗0分 480pt
2. 選手2 6勝1敗0分 470pt
3. 選手3 6勝1敗0分 465pt
4. 選手4 6勝1敗0分 460pt
6. 選手5 5勝1敗1分

1位と2位が異なる勝数、2~4位が同じ勝数の場合、
4位までで準決勝・決勝とするとただ一人全勝の1位者のアドバンテージ
がなくなってしまうので・・・
3位 vs 4位、その勝者 vs 2位、その勝者 vs 1位というステップラダー
方式が面白そうなんですが、3試合分の時間が必要なのが欠点ですね。
となるとこの場合は4位の選手に泣いてもらって、2位 vs 3位で対戦、
そしてその勝者が 1 位と決勝1番勝負、としましょうか。

  * * *

このやり方を言葉でまとめると・・・

予選終了時点で
 1. 2位の勝数と3位の勝数が異なる場合、上位2名で決勝を行う。
 2. 1位と同じ勝数の選手が4人以上いる場合、上位4名で準決勝・決勝を行う。
 3. その他の場合、上位3名でステップラダー方式により優勝を決める。

ってなるのかな。
予選7試合+決勝(最大)2試合で、9試合分の時間がかかるわけですが、
最後の最後となる王座戦ですから、ぎりぎり許される試合数じゃ
ないでしょか。
コメント (1)
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