台風15号の被害

　私が住む茨城県は台風の進路の最も危険な領域にあったので，本当に心配でしたが，家の中は何処も雨が吹き込んだ様な様子もなく，また家の回りも近所もテレビで見るような被害は何処にも見られませんでした。立ち木の枝先が折れ飛び散っている事，まっすぐ伸びた細い木だけが真ん中あたりでぷつんと折れていること，そんな程度でした。最大瞬間風速40mだったということで，確かにそうだったのでしょうが，風はそこいらを荒し回る間もなくさっとひと凪しただけで通過して行ってしまったのではないかと思います。
　何時もの事ながら被害にに有った人達は本当に気の毒の一言ですよね。そして今回のテレビの映像の中で，歩行中の女性がぶつかったと言う赤茶色に塗られたコンクリートの塀が映し出されているのが有りましたが，ここにぶつかった瞬間事切れてしまったのだなと想像すると本当にぞっとしました。古人が詠んだ句に「死者損害天下大災古今無比」とか言うのがあるそうですが，この表現力には感服すると同時に日本は全くの災害大国なのだとつくづく思いました。