プラdroidは、ねんど子猫に愛を観るか?

管理人「osuzu」が制作する模型関連のブログです。

「子供の頃の遊びと言えば」・・?「小学生と散弾銃」

2015-10-02 | その他趣味の話・・イロイロ

Gooブログ「テーマお題キャンペ」なる物向けの書き込みです。

お題は「子供の頃の遊びと言えば」!

そりゃ~こんなブログの管理人なんで基本は「プラモ」ですよ!

幼稚園児の頃より慣れ親しんでましたんで!・・しかも「ミリオタ幼稚園児」・・だったんで

当然、ミリオタプラモ制作の記憶・・なんてのが妥当なんですが・・そこは天の邪鬼の管理人。

・・今も鮮烈に記憶に残る遊びと言えば・・そ~です、「散弾銃」です。(もち実銃ですよ)

むかーし昔、管理人の父母は一時、御両人そろって「狩猟」を趣味としてしていた時期が有りまして。

当然、家には2丁の散弾銃が置かれていたんですが・・。当時の親父様いわく

「クマ撃ち?、ア~無理無理無理!だって怖いべや。鹿・キツネ類はかわいそうだべ?・・」、というトテモ

ハンターらしからぬ思考回路の持ち主で有りまして・・。もっぱら狙いは「カラス」・・時々「カモ」でして

(そのカモですら、余り撃たなくなった親父の気持ちは後々、身に染みて解るんですが・・)

カラス退治には良く連れて行ってもらったんですが、車から銃(棒状の物はなんでも)を出したとたんに

一斉に飛び立たれ、アホ~アホ~と射程圏外から親子共々嘲られるという惨めな猟行も多く・・。

大藪晴彦を愛読していた「自称男らしい中学生」を自負する当時の管理人は、そんな親父を「ケっ!」と

思う事も多々有りましたっけ。 まァ・・そんな有様ですから年間の狩猟回数も知れた物だった訳ですが・・。

当時の「狩猟免許」は年間の「狩猟の為の実包消費量の下限」が決められてまして

それを下回ると「狩猟しないんなら免許も銃も返してね!」の制度だったらしく(今もそうなのかな?)

 そこで俄然浮上してきたのが「クレーも飽きたし・・ミリオタ息子にでも撃たせて

弾、適当に使うベヤ・・」作戦だったと思われます。

北海道以外の地域にお住まいの方には想像しにくいでしょうが、ソコはやっぱり北海道。

車で1時間も走れば「視界良!全周動目標無し!安全確保ヨシ!」の場所には困りませんで

初めて撃たせてもらったのが小学生の4、5年でしたか?(数十年前なんで・・時効でしょ?)

よく、肩が外れるだのヘタに撃つとひっくり返ると言われる12ゲージショットガンの反動ですが。

なんせ普段から「エアガン」射撃ゴッコで鍛えた射撃フォームと(実はプラモと同じぐらい銃も好きでした!)

知識だけは大人並のミリオタ小学生・・結構普通に撃てたのが、我ながら意外だった記憶が有ります。

ショットガンなんで弾も勿論、鳥さん用の仁丹弾から、鹿さん用の九粒弾(ダブルオーバック!)

熊さん用必殺のスラッグショット(一発弾ね)まで、イロイロ撃てる訳ですが

ヤッパリ弾頭重量が増加するにつれて反動も増していきます。

鳥用バードショット⇒鹿用ダブルオーバック⇒熊用スラグショットの順で、当然威力も

反動に比例するんですが、それはあくまで計算上の数値、すなわち発射された弾丸の

一発あたりのエネルギー量なんですが。

近距離(50m以内)では並のライフルよりもパワーに勝る、と評されるスラッグショットよりも

極近距離(10m以内)から放たれるバードショットやダブルオーバックの

感覚的破壊力は時にスラグショットやライフル弾を上回ります。

直径10センチぐらいの立ち木は余裕で倒せますし、太い木に向けて5mの距離からバードショット

を撃つと野球ボール大の大穴が開き、ジュースの缶はボロ切れ状になって、すっ飛んで行きます。

子供ながらに「コレで近距離から撃たれるのだけは御免だな・・」などと思ったもんです。

 年に数回、そんな遊びを親父様と共に繰り返しながら、やがて管理人も中学生になったある年のお盆。

毎年恒例の美唄の墓参りの後、親戚の家でひと時を過ごすんですが・・。

暇を持て余してるのを見かねたのか親父殿、「○×・・コレ持って裏山で遊んで来い」と車のトランクから

出てきたのがガスオート散弾銃とガンベルトのセット、しかもベルトには各種実包が30発前後のフルロード。

以前からチョットおおらか過ぎる両親でしたが、この時ばかりは流石の管理人も目が点になり・・

「いいの?・・マジで?」!!・・挙句居合わせた親戚までも「あ~裏山ならダイじょぶダ~、いげいげ」

と来るんですから・・流石のミリオタ中坊もたまげました・・おおらかにも程が有るべサ?。

想像できますでしょうか? 連射可能なセミオートショットガン(有名な梅川銀行強盗事件の前は

マグ5発+チャンバー1発でしたが、梅川事件の後、規制によりマグ2発+チャンバー1発に

なったと記憶してます)と多量の実包を装備し美唄の山中を彷徨う、大藪晴彦を愛読するミリオタ中学生を・・

ハッキリ言って映画「八つ墓村」のモデルになった「津山三十人殺しの犯人」を野に解き放つ様なもんですが

そんなチュー坊の思考回路と行動パターンは容易に想像できます・・。

「俺に怖いものなど無いわ・・ウヒ・ウヒャヒャ・・」ドカーン!「おのれ鬼畜米英!」ドカーン!

視界に入る物すべてを破壊するかのように撃ちまくる管理人でしたが、ふと空を仰ぐと

なんと2羽の鳥が此方へ飛んでくるではありませんか!

勉強を筆頭に、興味の無い事にはすこぶる反応速度が低下するのが人の業ですが

この時の反応速度は我ながら驚くほど見事でした「敵機2!直上!対空射撃始めー!」

とやると何と「命中!撃墜!撃墜!敵機1撃墜!」とホントに一羽、落としてしまったんです。

ユラユラと落ちていく敵機の墜落点を目視予測しながら、すばやくチャンバーと弾倉内の

残弾を排莢し安全を確保、猟犬のごとく這いずり墜落点を目指すと・・居ました!

アカゲラというキツツキの一種でしたが、バードショットでの射程一杯程度の距離だったせいか

仁丹弾が1,2発しか当たらなかったんでしょう、即死するほどの銃創では無かったようです。

両手ですくう様に持ち上げると、力無くもがく姿と掌に伝う生温かい大量の血が・・。

その光景と自分の手の中で息絶えゆくアカゲラの感触は・・人生初の獲物に

最高潮に興奮していた、勘違いミリオタハナタレ中坊の鼻っ柱をへし折るに

十分以上なショッキングパワーを兼ね備えていました。

幼少期より、犬やインコ等の動物たちと常に生活を共にしてきた管理人にとって

その光景はやはり、全く持って気持ち良く興奮できる類の物では無かったのです・・。

まして、冷静に考えれば鳥が二羽でと・・くれば「つがい(夫婦)」が相場。

「なんだかな~・・」と間もなく管理人の手の中で息絶えた「獲物」を片手に

トボトボと帰路に就く管理人でありました。(親父がカラスしか撃たん理由が良くわかった!)

その後も勿論、度々「鉄砲撃ち」には行きました。でも・・それ以来、生き物に銃口を向けることは

有りませんでした・・アっ!カラスは撃ったな・・躊躇なく。

あの時の「獲物」ですか? 今も居ますよ「はく製」ですけど・・。

なんたって人生最初で最後の「獲物」ですからネ。

遠~い・・昔の記憶でした。



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