飲み会のような・・・パート２

飲み会のような句会、句会のような飲み会。
兼題は「盆・踊り」、
場所は新宿の「蔵ゐなか」。

【撫でるよに癌を病む父墓洗う】鈴蘭
泰さん：撫でるが良いですね。
鳥さん：ついにでた父もの、乳がんか。
摩さん：感情のこもった１句。下手なコメントはできない。
一さん：自分も入ることになると思うと・・・
惟さん：見ているほうもつらい。
素さん：病老人は道ばたに咲く名もない花をじっと見つめていた。

【母なれど亡母（はは）恋しかり盆の月】鈴蘭
泰さん：母に段々似てきた私。でも母にまだ甘えたい時がある。
鳥さん：やはり母もの、しかも半端じゃない。
摩さん：盆の月の使い方がいいです。私も最近やたら亡母が夢に出てきます。
一さん：父なれど亡父（ちち）は思わず盆送り
惟さん：嬉しいにつけ悲しいにつけ話したい　どうぞ　お月様
素さん：何歳なの？甘えるんじゃないよ。だけど母（妻）代わりの私にはわかる・・・

【盆踊りやはり今年も観る阿呆】鈴蘭
泰さん：なかなか踊りにははいれません。来年はちょっと勇気をだそうかな。
鳥さん：どうせ阿呆なら踊りゃな損損。
摩さん：何やら自分のことを言われたような・・・
一さん：同じ阿呆なら・・・家で寝てるか・・・
惟さん：最初に踊りの輪に入るのが勇気がいるんですよね　入ってしまえば
素さん：小さいころ本ばかり読んでいた罰さ

【盂蘭盆会浄土真宗の経唱へ】鈴蘭
泰さん：浄土真宗のお経は和讃かな。
鳥さん：すいません、うちは真言宗です。
摩さん：日蓮宗とすれば七字でおさまります。ダメでしょうか。
一さん：我が家は浄土宗です。親戚ですね。
惟さん：心地良いリズム感です　唱和してると安心ですし
素さん：騒動宗なんだけど。

素さんの「騒動宗なんだけど」が今回のコメント大賞。

俳句を肴に盛り上がる飲み会。
コメントにコメントをして笑ったり呑んだり。
私の拙い句をも受け入れてくださる心優しい先達さま。
九月の兼題は「明」、さてさてどう捻りましょう・・


私が◎をつけさせていただいた句は
【京の灯のおちて五山の霊送り】

○をつけさせていただいた句は
【盂蘭盆会紅たすき映え寄席おどり】
【御巣鷹の御霊八月十二日】
【夫（つま）倒れ二十五回の盆の路】
【東雲の妻の夢見る盆の入り】