取り合えず、熱核エンジン(核融合エンジン)は動くとしましょう。
その熱核エンジンで動くガンダムは一つ大きな問題がありました。
それは「放熱」でした。
我々の場合大気があるので、あっという間に冷えますが、宇宙では熱は溜まるのです。
或いは放熱板を使うと「目立ち」ます。目立つと攻撃されます。
大体プロペラント(冷媒・水素など)に吸わせればいいではないか?と言う向きがあるかもしれないが、それでは到底足りない量の熱が出ているのです。
その結果、熱は機体内部に溜まり、その機体内部の蓄熱限界がガンダムなどのMSの動作限界なのです。
ラーカイラムとかラーキエム(逆襲のシャアの時の戦艦)は艦橋でありエンジンの近くにタンクみたいなものが見えるけど、あれは廃熱を蓄積するコンデンサーなのではないか?と思っているんですけど本当のところはドーデショー。
ガンダムセンチュリーではモビルスーツ搭載の船は「冷却機能」が無ければ意味が無いと書いています。船には大量のプロペラントがあり、それでモビルスーツを冷やす一方、駆動に使うのでしょう。
ガンダムセンチュリーの中では「ブリティッシュ計画」(コロニー落とし)の作業をする時のザクの姿として「長時間作業可能な冷却用巨大ランドセル」を装着している姿があります。
因みに「ブリティッシュ計画」でコロニーを動かしたのも「核パルス」です。
大体において、皆さん、宇宙の環境を分かっていない。
例えば、ガンダムなんかで戦いをしているけど、与圧が無いと、何も出来ない。一番の問題はトイレ次は食事・水飲みです。1週間戦うと、おしめを好感する方法論が無ければ、糞尿を宇宙服に溜めながらの戦闘となります。
また私のガンダムの小説では当たり前なのですが、与圧状態で攻撃を受けるとダメージが大きいので、本来的には減圧して戦うのが当然だと思っています。
その為戦時減圧をすべきと思っていますが、それをナカナカ、皆さん分かってくれません。
また真空溶接が頻繁に発生するので、摺れる部分が、固着します。
また物質によっては熱が溜まり過ぎて溶解してしまいます。例えば何かがレンズ構造を持っていて集光してある部分に、しかも宙に浮いている状態で光りが当たり加熱を続けると、その部分は溶けます。
例えば「ソーラシステム」(光り攻撃システム)が聞いたのも、宇宙だからであり、地球だったら、直ぐにオゾンが発生して、光を止めます。
実は同じ事は人間にも言えて、太陽などの光りが当たっている所での活動には限界があり、陰に移っても、放射線暴露問題があって、やっぱり活動限界があります。
NHKなどの「捏造情報」があって、宇宙では「何の問題も無く活動している」とほざきたいようですが、実は、太陽天気予報で「太陽フレア」は「X線バースト」があると、宇宙ステーションでの活動は停止して、安全区画へ逃げます。
また宇宙遊泳も下手をすれば死ぬほどの放射線やそれ以外の疲労感があります。
頭の悪い馬鹿ばかりが色々ほざいているので分からないでしょうがソビエト連邦(今のロシア)のコロリョフ飛行士なども、この手の「悲哀」を思いっきり感じています。サリュート(ソビエトの宇宙ステーション)は狭くて、それはそれは安定していない環境でした。
宇宙線の影響はDNAにでる。遺伝子が云々と馬鹿がほざくのですが、実は放射線が強力に放射すると、とにかく体が疲れるのだそうです。放射線の暴露時間が長すぎて失神した飛行士も居たのです。
事ほど左様に、宇宙での戦争は、大変面倒で実際に主役となるのはロボットなどの無人兵器となるだろうと思われます。