おせっちゃんの今日2

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めちゃくちゃ多いぞ、「めちゃくちゃ」

2021-02-25 16:04:44 | 言葉

化石人間、うるさいばあさん、昭和っぽいね、と総スカンを食らいそうなことではありますが、このごろやけに気になる言葉があります。耳について不愉快なのです。

「めっちゃ」「めちゃくちゃ」。
一頃、この嘆きと同じことを「すごい」に感じて、ばあさんは落ち着きませんでした。程度を越えたことをすべて「すご~い」で言い表していましたね。語彙がこれしかなくなったのかと思うほど世の中全てをこの言葉で表現していると思われるほどでした。おまけに「すごい」は連体形ですから「すごい美しい」とは言わないはずです。「すごく美しい」と連用形でなければいけないはずです。まちがったまままかりとおっていましたね。

どういう流れなのか、何が切っ掛けなのか、気が付けば「すごい」が「めっちゃ」「めちゃくちゃ」に変わっていました。
言葉は世の中の動きに連れて、変わっていくものだから、気にしなくてもそのうち流れは変わるよ、落ち着いてくるよと軽く考えてもいいのかもしれません。
でも・・・とばあさんは思うのです。語彙不足はそれを使用する人の考え迄底の浅いものにしてはしまいませんか。一つの言葉で物事を深く考えられるでしょうか。

おまけに今、人と人の会話はスマホで、例えばラインなどというものでスピーディに交わされるようです。ばあさんはメールというもので世の中便利になったなと思っていましたが、子ども孫から「メール?遅れてる~。ラインだよライン」と言われ、オタオタその仲間に加わっていますが、あの文字の打ち込みは婆さんの指先運動には持て余します。やっとひとまとめの文を仕上げて打つ頃には話題は次の次迄進んでいます。

大抵はほんのワンセンテンスでのやり取りです。子ども孫に言わせると、受けたらいち早くすぐに打ち返す、これが基本とのこと。少ない語彙と、速さの会話と、考える暇などないですよね。人と人の繋がりがいとも単純、底の浅いものになってしまいませんか。

 


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2 コメント

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Unknown (domani)
2021-02-26 12:45:58
仰る通りです。
もともと語彙の少ない私は、どうしても流行りに流されてしまいます。
ましてや、最近では手紙を書くチャンスも少なくなって、正しい日本語を忘れてしまいそうです。

ブログの文章にも気を付けなくちゃと、今、言い聞かせました。
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domani様 (おせっちゃん)
2021-02-26 20:10:13
あまりに堅苦しく考えると、返って親しい話にならないということもありますでしょうが、全て一言ではねえ。
私はじいじフレンドが手紙の相手をしてくれますので、郵便派を保っているのです。
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