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各地、花火大会

2023-08-03 16:36:47 | ニュースから

世界中を混乱の渦に巻き込んだ、新型コロナウイルスの感染も、やや不安は残すものの5塁まで格下げに漕ぎ着け、マスクその他も各自の自覚と自由に任されることになりました。我慢していた鬱屈が一時に湧き上がるように、各地の夏祭りは盛大のようです。長岡花火大会、隅田川の花火、老人二人直接出かけることは無理とあきらめ、テレビ指定席で眺めたことでした。
おおきく、高く広がる花火。硝煙の匂い腹の底まで響く爆発音、思わず掛け声をあげたくなるほどの高ぶりです。いいもんですねえ!日本の夏はこうでなくっちゃ!!

テレビ桟敷で結構満足したのでした。きっと、30年ほど前に隅田川迄見に行った本物を覚えていて、それがテレビでの何割引き化の迫力を埋めてくれたのでしょう。

その夜遅くのニュースショー、翌日のモーニングショー、盛り上がった花火の映像とともに、103万人が押し掛けたという混雑ぶり、客の去った後に残されたごみの山・・・問題を取り上げていました。

確か長岡の人だったと思いますが、花火大会は、単なる花火の打ち上げではないんだ。戦争その他で命を失った人の鎮魂の花火であり、祈りが原点なんだ。そこを間違ってもらっては大会の意味がなくなる、とのご意見。そうか、そうなんだ、あの世に旅立った人の鎮魂なのだ、しみじみ考えました。

花火大会にはかなり高額のお金がかかります。ただ散歩かたがた見るだけという人にとっては楽しみだけで終わるのでしょうが、主催者には資金集めに頭を悩ますのだそうです。どうしようもなく、有料の指定席を設え、その売り上げで賄う案も出るのだそうです。先に述べた鎮魂からは遠い存在になるでしょう。

押し掛ける群衆の事故を恐れる気持ちも大きくなります。これは一人一人の自覚が高まらなければ解決はしないでしょう。先の指定席方式は、そのまま入場制限、希望者の抽選などということになるかもしれません。サッカーのサポーターがきれいに掃除するという美徳ができる日本人です。自分のゴミは自分で始末するような切っ掛けが出るようにはならないでしょうか。

残して欲しい日本の行事です。何とか。

もう何年も前のことですが、ある旅行社の募集したツアーに申し込んで秩父の夜祭を観に行ったことがあります。申し込みをする時から、使ったことのない観光業者だなと不安を覚えてはいました。その不安は当たりました。約束の指定席は手違いとかで無いのです。ちょっと殺気立った怒りが張り詰めてきました。添乗員が、猫なで声で、今用意します、大丈夫ですと慰めます。
できました~!!といって連れていかれたところ、驚かないでください、あるお寺の門徒の方々のお墓の上に蓋をするようにこしらえた桟敷だったのです。踏んで歩くのさえ心悼むツアーでした。それ以後その旅行社は一度も使ったことはありませんが。

隅田川の花火をこうした穢れたものには絶対してはなりません。

何かいい方法はないものですかね。


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