台風14号が抜けて行ってから、早めの秋がやってきて空の青さ、風の爽やかさ、中秋の名月の清らかさ、かすかに匂う金木犀の香り、素晴らしい日本の初秋を満喫していました。今日は久しぶりに夏日にまで温度が上がるとか。
婆さんのウオーキングは日傘をさしてです。いつもの広場に顔見知りの人がいないなあと思っていましたら、周回路でお会いしました。大の犬好きで、散歩の犬皆を手名付けていらっしゃる男性、賢そうな顔をした日本犬連れのママ、そして外野の私。しばらく立ち話です。
「昨日、この子に噛まれたのよ~」
「あら、ママをかんだの?どうしたのよ」
「テレビを並んで見ていたのだけれど、とても可愛いワンちゃんが出てきたのよ。本当にかわいい子だったの。思わず”かわいい!!”って叫んじゃったの。途端にガブリよ」
「あ、それ焼き餅。広場で他のワンちゃんなどたくさん集まった時、唸ったり吠えたりするじゃあない。テレビの中のワンちゃんに焼き餅やいたんだ」
「エ~エ、犬にそんな感情があるのですか」
「あるんですよ。結構感情的に微妙なのよ」
「3歳児くらいかしらね。」
「普通犬は3歳半の子供と同じ、というけれど」
「いつもは酷くは叱らないのだけれど、昨日は私の腕に牙の穴が開くほどだったから、厳しく叱ったの。そうしたら不貞腐れちゃって、布団の上で、ジャーっとオシッコよ
でも悪かったと思うのでしょうね、それから態度がおかしいの。私から距離を置き、目を合わせないようにするのよ」
最後は、「そんなところも可愛いのだけれどね。ちょっとしょげているところが滑稽で笑ってしまうのよ」とのこと。
子育ても、叱ったり、怒鳴ったり、べそをかいた子に、思わず噴き出したことも、あったっけなあ。