朝のながら見のテレビで、また分からない言葉に出会いました。
「親ガチャ」という言葉です。スマホに打ち込みやすくするために、短く詰めてしまう言葉ではなさそうだし・・・と暫くテレビの前で足を止め見入ってしまいました。終わりかけたテレビでは良く分からなかったので今ネットで調べてみました。
「ガチャ」は、ゲームのキャラクター入手方法で使う「ガチャ」。と言われても良くは分からないんですけれど。
子供の立場から。親は自分では選べない、
どういう境遇に生まれるかはすべて運任せ。自分ではどうしようもない。
という考えのようです。
ヘ~エ、それを言うならば、親から言えば
どんな子供が生まれて来るかは出たとこ勝負、選べない。ではないのか。あいこだよね。親もふてくさるか。
格差社会という言葉も言われます。社会的地位に恵まれ、経済的にも余裕のある親の元に生まれた子供。逆に貧しく、世の中から見捨てられているような親の元に生まれた子。確かに、自分では決められない親子の縁で、生きる世界を異にして生き始める。これは確かですよね。
私が物心ついていきはじめた頃は、日本のなにもかもが戦争でひっくり返り、全てが貧しい世間でした。みんな貧しい世間では、努力すれば一段上に、2段上に上がっていける希望があったような気がします。
それに反して、今、その当時より格段富裕な暮らしではありながら、少々の満足では喜べない、満足が得られない焦りの社会であるような気がします。
その焦りの不満を親の所為にせざるを得ない若者なのか。
お隣の韓国では「寝転び族」(これもテレビから得た言葉。違っているかもしれない)という若者が発生していると言います。厳しい学歴社会。学歴獲得の入学という出発点で、ふるい落とされたものは、その後の努力はほとんど認められない。住処すら求められない低収入の生活に沈むほかないという仕組みと言います。
ええい、どうせだめなら努力はやめた、何もしないで寝転んで暮らそう族になるのだそうです。
淋しいではありませんか。