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おせっちゃんの今日2

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エスカレーターの片側空け乗り

2021-11-10 14:41:48 | 新聞記事から

11月6日、朝日新聞夕刊に「片側空けずに止まって」と題した文章が載りました。今、多くのエスカレーターで行われている、右側は(関西では左側だとか)歩いて昇る人用に空けるという乗り方が、障碍のある人には生命の危険さえ感じる習慣だ、皆止まろう、という提案でした。

私がこの片側空けを初めて経験したのは、30年~35年前のことだったと思います。大学生、高校生の子供を連れてニュージーランドでお正月を過ごした時だったと思います。当然私どもは止まっていました。後ろからなんだか困ったような何か促すような言葉が聞こえてきます。私は英語は解りません。まさか自分たちに掛けられている言葉だとは思いもよりません。後ろの若者は、もう我慢が出来ないというような雰囲気で、私の身体をちょんちょんとつつきました。ソーリ―という言葉は解りました。あ、もしかしてここは立ってはいけないのかな。身を小さくした私どもの脇をすり抜けるように若者が昇って行ったのでした。

ヘ~エ、立ち止まる人と、歩く人と分れているんだ、と新しい習慣を学んだ気がしていました。それから急速に日本も変わっていったのです。私もまだ若かった、大した抵抗もなく受け入れました。

だんだん歳を取りました。まだ、オタオタはしていなかったと思うのですが、乗っている時(私は止まっていました)歩いている男性の、ブリーフケースの角が、ちょうど私の膝裏に当たったのです。カクンと脚が折れた状態になり、転げ落ちそうな怖い目にあいました。まあ、手摺を持っていましたから助かりましたが。この時からエスカレーターの危険を感じたのでした。障害のある人にとってはましてや・・・ですよね

止まっているのと歩いて昇るのと、どれだけの時間差があるでしょう。命をかけるほどの差があるとは思いません。ここはいわゆる弱者に合わせてはどうでしょう。
それにエスカレーターに乗り込むところを観察して見ると、私の使用時間帯では、大抵短くはありますが行列になっています。歩いて昇るほうは人はまばらです。行列は止まる派の方です。こんな事なら両側を止まる派にして、行列を失くすればいいのに、とおせっちゃんは思うのです。

一休さんではありませんが、急がない、急がない、慌てない、慌てない。


泣いたらだめ?

2021-11-09 14:02:03 | 新聞記事から

朝日新聞の「ひととき」欄にこんなご意見が出ておりました。62歳の方のご意見です。まずは、ご意見をおせっちゃんが勝手に要約します。投稿者様、お許しください。

保育園児の孫の運動会に行きました。
園長先生がご挨拶。「一つお約束があります。転んでも・・・」と呼びかけると園児たちが声を揃えて「泣かない!」と叫びました。
転んで痛かったら泣くのが当たり前では?痛くても我慢して、続けるのがいいことなのでしょうか。
痛い、辛い、苦しいを表に出さず、ボロボロになってしまう人がいる今の社会。「泣いてもいいんだよ」と小さい時から教えてあげられたら、楽に生きられるのではないだろうか。

投稿者のお気持ちはよ~く分かります。例えばいじめにあって、我慢しきれなくなって、自らの命を絶つなどのいたましい事件がある世の中です。きっと投稿者もこう言ったことを思い描かれたのだと思います。

でも私はそのいたましい事件を、この運動会の場面に同等に並べて論じることには疑問を感じます。「泣かない!」の誓いは今日の運動会の場面で起こることに対しての決心です。指導なさった園長先生も、そうお考えになってのことだと思います。

確かに、先述したような我慢が悲しい結末になることもある世の中です。でもこれはまた別問題として、別な場面で指導すべきことではないのでしょうか。今は、好天のもと盛り上がっている子供たちの活力を素直に応援してやればいいのではないでしょうか。

何かの機会をとらえて、「我慢して我慢して、でも我慢できない時は泣いてもいいんだよ。泣いてパパママに相談するのがいいね。保育園には先生もいます。親も先生もあなた方のの味方だよ」とそれなりの雰囲気で教えて上げたらいいと思うのですが。

失礼があったらお許しください。


赤ちゃん育て

2021-11-05 13:53:44 | 新聞記事から

昨日の朝日新聞夕刊。ページをめくるまでもなく、一面で聞いたことのない言葉が目に飛び込んできました。

「ヘアターニケット ご注意」

読んで見ると赤ちゃんの指・首に髪の毛や糸が絡まってうっ血してしまう事なんだそうです。髪や糸が巻き付いて、血流が阻害され、最悪の場合患部が壊死し、指などの切断に至ることがある、とのこと。

詳しく知りたい方は詳しく説明してありますので、ご覧になってください。赤ちゃん育てをなさっている方の注意点なども書かれています。
日本ではそれほど症例が多くはないけれど、そしてあまりに神経質になって、子育ての人の心理をかき乱すのも困るが、一応心得ておくべきとのこと。

二人の子供を育て、孫5人が生まれてくるときは、手伝いにも行ったけれど、幸というか不幸というかこんな大事なことを少しも知りませんでした。
同じように、少しも知らないで幸いにも育ってくれたこともあります。後から知ってひやりとしたこともあります。

★ 蜂蜜・・・サルモネラ菌(だったと思います)に感染していることがあるので赤ちゃんには与えないこと。
★ ブドウの実・・・これは比較的近い事件で、保育園の給食でのどに詰まらせて亡くなった例が。二つか四つに切り分けて与えるべき。
★ 赤ちゃん揺さぶり・・・虐待の例もあったけれど、ただ知らないで、首の座らない赤ちゃんを、可愛さのあまり抱き上げて揺さぶって、仕舞うことはありがちなこと。首・頭がぐらぐらして大事に至ることがあり危険なのだと。

この三つは私がもしかしたら犯してしまったかもしれないことでした。こんな危険があることを知りませんでした。

長女が生まれて、退院して初めてのことだらけでオタオタしている時、福島市から助産婦さんが訪ねてきて、育児を教えてくださったことを思い出しました。心強く、救われる思いでした。
こんな機会が今もあるのでしょうか。あるとしたら、ぜひこういう知られていない危険を教えるようにしてほしいものだと思います。小さな命を守るために。新米親子の幸せを守るために。

ちなみに子どもの頃、輪ゴムを手首にはめたまま遊んでいたことがありました。父が険しい声で「ゴムは外せ」と厳しく言ったことがありました。きっとヘアターニケットの危険を知っていた父の慌てた声だったのでしょう。理由を説明された記憶はありませんで、すっかり忘れておりました。

 


日本むかし話の魅力

2021-11-01 13:44:40 | 新聞記事から

10月29日、日経新聞「あすへの話題」に、「はなさかじいさんの底力」と題して俳優の中井貴恵さんが書いていらっしゃいました。
中井氏は「大人と子供のための読み聞かせの会」活動を20年続けていらっしゃると言います。小学生からリクエストがあった。「日本昔話を聴かせて」とのリクエストがあった。
「はなさかじいさんを取り上げることにした。勧善懲悪の物語で、現在の子供たちがどれだけ関心を持つか心配しながらの公演だった。(以後中井氏の文そのまま)

子どもたちは素直に反応し、大人にも真の魅力を知らせてくれた。とのこと。

おせっちゃん婆さんも、そんな子供の姿を嬉しく思いました。
幼稚園から小学低学年生、これにおとぎ話を与える時、原作が伝承されているままでは人と人の対立がむき出しになる、非常に残酷な場面がある。もっと話し合って仲良くさせたほうがいいのではないか、競争社会であってはならない、話し合いこそ大事だ、と話を変更して聞かせるということを聞いたことがあって、私はそれには反対で、気になっていました。

例えば「うさぎと亀」。(これは昔話ではないかもしれませんが)

うさぎさんは油断してちょいと寝込んでしまう。カメさんはこの時とばかり追い抜いて先へ先へと急ぐ。・・・カメさんは意地悪ではないの?どうして起こしてあげないの?
起こしてみんなで一緒に走ればいいのに・・・実際に子供たちにはそう変えて話す。
うさぎさんと亀さんは手をつないで一緒に仲良くゴールしましたとさ。

これ変ではないですか?これが「仲良く」ということでしょうか。

わが家の子供たちが小学生の時、運動会の徒競走があります。6人ずつくらいで走るのですが、この6人のメンバー決めが、あらかじめ50メートル走の記録を取り、それをもとに同じような能力のものでメンバーを組むのです。いつもビリで劣等感が染みついては可哀想、という配慮のようでした。これも変ではありませんか?

子どもたちはちゃんと仕組みの裏を書きます。50メートル走は、わざとゆっくり走ったほうがいいよ、遅い組に入れるんだから、と。

生きていく上には能力の差はあります。これはどうしようもない事実です。能力別で組を作っても、その中で1等とビリは出てくるのです。単なる勝ち負けより、勝負から得るものを得させることこそ大事なのではないのかな?

  


座右の銘

2021-10-06 14:19:04 | 新聞記事から

10月3日の朝日新聞・Reライフ・・人生充実に、「この言葉とこれからも」と題したコーナーがありました。読者に「人生を支え、励ましてくれる言葉はありますか」と問いかけて、メールやはがきなどで寄せられたものからピックアップしたものでした。多様な座右の銘でした。

新聞のまとめをそのままお借りして、スキャンしたものをご紹介します。私自身、人生を歩む指標に加えたく、記録にもします。