goo blog サービス終了のお知らせ 

おせっちゃんの今日2

こちらでお仲間入りいたします。
よろしくお願いいたします

なるほど!ルーツ調査隊(柿ピー)

2022-07-20 14:04:59 | 新聞記事から

7月11日の日経新聞に面白い記事を見つけました。ほとんど横滑りさせた記事になりますが、興味がある方はお目を通してごらんください。単なる雑学ですが、面白いと思いましたので。
ビールのおつまみに手軽で美味しい人気者。柿ピーのルーツです。

思いがけないことですが、発祥物語にはGHQの姿が見え隠れするという。

★ 「帝国ホテル東京」の中2階に「オールドインペリアルバー」がある。1924年(大正13年)、オリジナルカクテル「マウントフジ」を注文すると、手のひらサイズのガラスの皿が差し出された。中に乗っているのは柿ピーだった。これが最初だったという。

★ 同ホテルは、第2次世界大戦後、GHQに接収される。GHQの高官に「ガーデンバー」でピーナッツをつまみに使った。その後、1952年、接収が解除され、ホテルも自由な営業ができるようになった。

★ ところが時期を同じくして、ピーナッツの価格が急騰した。おつまみとして、提供はしたいがこのままでは只とはいかないということになった。そこで考え付いたのが、他の食材を混ぜるというアイディアだった。いろいろ試すうちに、サイズのバランス、日本的なものを、などで、柿の種に決まった。新潟県小千谷市で作られた柿の種を使い、柿の種7割、ピーナッツ3割になるように混ぜて、提供した。帝国ホテルでは今も小千谷産を使っているとのこと。比率もそのまま。

★ 帝国ホテルと並んで、発祥説に加わるのが、亀田製菓。戦後に柿ピーを提供し始めたという。
戦後、亀田製菓は直売店で、柿の種を量り売りしていた。店頭ではピーナッツも売っていた。ある時創業者の妻がこの二つを一緒に食べたところ、あまりに美味しかったので、一緒にして売り出した。
66年、「ピーナッツ入り柿の種」としてパッケージに入った商品として売りに出した。77年には今に通じる6つのコブクロに分かれた商品が登場した。
帝国ホテルと亀田製菓と、どちらが発祥かについては諸説あるが、全国的に普及させたのは亀田製菓かな。

★ 柿の種とピーナッツの割合もいろいろ研究を重ねて、時々変化もしているという。2019年には「当たり前を疑え!国民投票」と銘打ったキャンペーンも行われた。
海外に輸出も始まった。20年には、宇宙ステイションに柿ピーが運ばれた。次はどんな変化をするのだろう。


出船入船・・・知らなかった

2022-07-16 13:10:59 | 新聞記事から

今朝の日経新聞プラス1の「マナーのツボ」にこんなエチケットが書いてありました。まあ、この年になるのに、知りませんでした。

先ず言葉を知りませんでした。勿論「出船・入船」は知っていますが、それが履物の状態をこの言葉で表現するとは知りませんでした。念のため記しておきます。

「出船」は玄関で脱いだ履物を次に履く時履きやすいように、靴先を外へ向かった出航の状態にそろえておくこと。脱ぎっぱなしはエチケット違反です。子どもの頃、玄関を上がったところで、くるりと身体を回して、靴の向きを変えるように確かに躾けられました。私もこれを実行してきました。

ところが、今日の解説のマナーデザイナー岩下宣子さんは、こんなことを書いています。
マナーは変わるものです。昭和の中頃、出船に揃えることは他家ではやってはいけないと教えられたとのこと。理由は「この家は物騒な家だから、なにかあった時にいち早く逃げ出せるように出船に揃えたのだな」と思われるというのです。「逃げ出す気はない」という意思表示に、入船のままがいいというのだったとのこと。

客を迎える側の心得として「客がお帰りになる直前に、履物を玄関の中央に出し、出船に揃えることを忘れないように」と一緒に習ったとのこと。

 

私の経験したことですが、小料理屋さんなどで、座敷に上がるとき、履物を揃える人(下足番)が付いている場合は、自分では揃えない方がマナーということを習いましたが。

 


世田谷区の花・さぎ草

2022-07-09 15:48:25 | 新聞記事から

住んでいる世田谷区の花は「さぎ草」です。「さぎ草」は野生のランで、白い鷺が羽を広げて飛んでいる姿に似ていると、こう呼ばれるようになったと思われます。
昨日から、悲しい、腹立たしい事件で気持ちが沈んでいます。安倍さんのお冥福を祈りながら、せめて美しい花で気持ちを取り直しましょう。
先ず、写真でご覧ください。以前ご紹介しました伊藤信男さんの写真です。

7月3日の朝日新聞で、さぎ草の面白い生態を学びました。ご興味のある方は読んで見てください。

これまで,さぎ草の花びらのギザギザは花粉を運ぶ虫を誘う目印になるように進化したものと考えられていました。どうも違うようです。
神戸大の研究チームが、ギザギザを取り除いた花と、正常な花を比較した結果、受粉が済んで果実が出来た割合はほぼ同じだったとのことです。「スズメガ」が蜜を吸いに来る頻度はほとんど変わらないのだそうです。

大学構内に蚊帳をつり、さぎ草を置き、スズメガを放して観察。その結果、
スズメガは羽ばたきしながらその場にとどまるホバリングをしながら6本足のうち、真ん中の2本をギザギザの花びらにひっかけて安定させていることを突き止めた、とのこと。
ギザギザの花びらがないと、姿勢が不安定になって受け取る花粉量が減り、種子の出来具合がに差が出るという。

花の形の面白さ、その形に、進化した大元の理由、など自然界は面白いですね。

 

 


バナナの適正価格

2022-06-11 14:02:20 | 新聞記事から

先日、天声人語だったと思いますが、諸物価の値上げの中での、バナナの価格について書かれていました。うっかり切り抜くのを忘れてしまって、手元に原文がありませんので、間違いがあるかもしれませんが、お許しください。

諸物価が値上がりしている時ですが、卵と並んで「物価の優等生」と言われていたバナナまでが値上げに向かっているのだそうです。日本にバナナが入ってきたのは先ず、台湾バナナだったのだそうです。皮が痛みやすく、お腹を壊すから・・・赤痢とか、コレラなどの恐れがあるから・・・と口にするのをためらった歴史もあるようです。そう言えば明治24年生まれの父からそのように言い聞かされたことがあるような気がします。後にフィリッピン(?だったと思う)から皮の丈夫なものが大量にはいるようになって、値段は安定、大衆の食べ物になったようです。。

この度の値上がり攻勢にも、耐えていたのですが・・・。
フィリピンの大使だか、大臣だかが、「日本が適正価格を守ると値段をとどませることは、確かに日本には良いことなのでしょうが、生産国にはきつい締め付けなのです。国力の違いで、一方的に価格を動かさないことは、一方の生産国の農業をつぶすことにもなりかねないのだ」と申し入れたと言います。

姉のことを思いました。姉は私より干支一回り年上で、山口県内の方と結婚いたしました。義兄は戦後の混乱期に、NHKの朝のドラマのように、アイスキャンデー屋から始め、後に麺類の生産で会社を大きくした人でした。大きくと言っても、あくまで中小企業です。姉も「専務さん」と呼ばれていましたが、工場の機械の中で、粉まみれになって働いていました。

ある時、スーパーのチラシを見て私が買い物の計画を立てていました。
「あ、これ安いねえ。大出血」!と書いてあるよ。今日はこれにしよう」と言ったのです。
「ふん、確かに安いね、でも誰が大出血していると思う。スーパーは収支決算儲けを落としはせんのよ。出血するんはうち等中小のものなの。大手の言うことを聞かんと、買ってもらえんけんね」と言ったのです。実家は今でいうサラリーマン家庭でしたから、こういう事には疎く生きてきたおせっちゃんでした。

社長の義兄は癌で、亡くなりました。次男が跡を継ぎました。姉も亡くなりました。今、その次男が頑張っています。時たま電話がかかってきたりします。コロナ禍の時、「会社大丈夫?うまくやってる?」と聞きますと「ふん、大変な人もいるけれど、うちはお家籠りでお昼御飯用の需要で売れるのよ。忙しすぎて・・・」と言っていました。この度のウクライナ値上げなど、どのように影響するものやら、上手く切り抜けてほしいけれど。

 


心に残った俳句・川柳

2022-06-04 14:57:59 | 新聞記事から

今週もぐずぐず体調と向き合っているうちに土曜日になってしまいました。ひとまず無事7日間を過ごしたということです。無事是好日、まずはめでたいと自らに言い聞かせています。

「折々のことば」と「サラリーマン川柳」から印象に残った句を無断で使う失礼を謝りつつ今週の幕を閉じます。

独り視る まだ居るんだぞ 昼の月   ふじやん      

鷲田清一氏の解説によると、3年の野宿生活ののち、生活保護と末期がんの治療を受ける男性は、陽光にかき消されそうな自分だけれどここに確と在ると、月に自らを映して詠む。物に自分を託す仕方は見事と書いています。

学成らずもんじゃ焼いてる梅雨の路地   小沢信男

雨音までうらぶれる路地裏のお好み焼屋に中年男が一人しけ込んでいる。ドイツ文学者・種村季弘はこの句を知り身につまされたと記しているという。(鷲田清一氏)

8時だよ!!昔は集合今閉店   山のパン屋

あのドリフの馬鹿馬鹿しいが日本中を笑わせた明るさに比べて、閉店のわびしさ。ドリフ時代を生きたものは、その明るい馬鹿らしさを知っているだけ幸せなのかもしれない。(おせっちゃんの感想)