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姫路大手前・岡崎外科 消化器肛門クリニック ブログ・肛門科通信

姫路城が好きで姫路在住の消化器・肛門科医によるクリニックのブログです。胃腸肛門の情報あり、気軽にお越し下さい。

下剤による下痢は効き過ぎです

2009-11-16 00:04:25 | 便秘
今回の研究で、一般の方が便秘と思っている場合、大腸の通過時間はそれほど伸びていない軽症の場合が多いことが分かりました。1週間に3回以上の排便がある場合は、「赤い小さな粒の下剤」(=ほとんどがアントラキノン系の強い刺激性下剤)は必要ありません。皆さん、便秘症状を一日で治そうとしてはいけません。下痢を起こす下剤は効き過ぎなのです。もっと弱いものをゆっくり使ってください。漢方も全て穏やかではありませんよ。「大黄(ダイオウ)」が含まれているものは、同じアントラキノン系ですから、かなり強いものがあります。「自然の生薬」なんて言われるといい感じがしますが、自然のものにも毒物もありますし、人工のものにも良いものもあります。むずかしいのですよ。
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