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姫路大手前・岡崎外科 消化器肛門クリニック ブログ・肛門科通信

姫路城が好きで姫路在住の消化器・肛門科医によるクリニックのブログです。胃腸肛門の情報あり、気軽にお越し下さい。

内痔核(いぼ痔)治療の注意点

2009-03-02 00:40:55 | 内痔核(いぼ痔)
内痔核の治療は、よほどのことがない限り(肛門科ってすぐ手術なの?参照)、まず軟膏、坐薬を使い、かつ排便コントロールをおこないます。これでまず1週間から2週間様子をみます。これで症状がなくなれば、しばらくは、そのまま薬で維持することも可能です。それでもやっぱり手術しよう、と思われるときが手術(ALTAなども含む)になります。まずは薬による治療がどの程度効果があるのかを実感することが、痔を理解して、つきあって行く上で大切な注意点です。急になったのでなければ、焦りは禁物です。

「以前からあるいぼ痔が悪くなった」と思われている場合でも、大腸癌でないことを確認することは大切です。「正常な肛門の様子」を見ていただければ、肛門の奥の腸の粘膜には感覚がありませんので、小さな大腸癌は症状を出さないことがお分かりでしょう。このポリープなどの症状が、おしりの症状として感じられることがあるのです。以前から痔がある人でも、最近の「変わった症状」には注意が必要です。
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