秋めいて・・・

元気OK!スマイルOK!

おりおんのともちんです。

朝晩過ごしやすくなってきましたね。

（まだまだ日中は暑いですけどね～）

今日は久しぶりに名古屋に出かけました。


名古屋市博物館で行われています美術展！！




去年も伺いましたね。

あれからもう一年。早いですね～。

驚くとともに、

「芸術の秋だな～」

としみじみ感じています。

今回も知り合いの脇田さんの作品が大きく飾られてありました。





油彩画・水彩画・ボールペン画・日本画・水墨画・版画・陶芸・写真・コンピューターグラフィックと様々な作品がある中、

ひときわ鮮やかな作品。

花鳥風月


画面には余白が殆どなく、綺麗な色彩がちりばめられています。

脇田さんの想いがあふれている素敵な作品ですね。


「この柄で着物、作りたいな・・・」

鑑賞されてみえた方がつぶやかれました。

ほんと。

振袖だったら一番目立ちそうで素敵な柄ですね。


こちらは「クリムトに魅せられて」



脇田さんが大塚美術館で見られたクリムトの作品。

実際の作品と同じ寸法で複製されており、とても感動されたそうです。

エジプト美術をヒントに黄金色を多く用いて人々を魅力したクリムトの作品。

人物像を模写、背景に和紙を使用するという和と洋のコラボの作品となりました



あと音楽が大好きな私がものすごく興味を持った作品。



ナッシング


何も書かれていない作品をじっと見入る３人。

これにはこんな理由があるんです。



現代音楽家のジョン・ケージの作品「4分３３秒」は

無音の音楽だそうです。

指揮者がタクトを上げて振り下ろしてから４分３３秒の静寂な時間が過ぎ、演奏は終了。

初めて聞いたお客さんからはブーイングの嵐だったそうですが

彼は

「風がそよいでる。屋根に雨が当たる音。最後は聴衆が出ていく音が聞こえるはずだ」


と語ったそうです。(笑）

そんな出来事に興味を抱き、この作品が完成したそうです。

私も興味深かったので調べたら動画がありました。

4'33" John Cage(Orchestra with Soloist, K2Orch, Live) / 4分33秒 ジョン・ケージ けつおけ！


この動画では演奏（沈黙）の後にお客様の拍手。

そして演奏していない？バイオリンの女性の方と指揮者の方が握手をされているじゃないですか！！

この曲の存在、意味、価値がみんなに理解されている証拠の動画ですね。

目に見えないものでも、聞こえないものでも

人には色々な感じ方があるのかもしれません。

ちなみに私は見えないものを感じたりイメージすることが好きです。





織音のコンサートでも沈黙を芸術としてやってみる・・・？

いや。私は1分でも絶えられませんよ（笑）


作品が生まれたきっかけ、理由などを教えていただき、

さらに楽しい鑑賞となりました。


記念に一枚！！




芸術のパワーをいただいて、私もがんばりまーす