織音 歌のお姉さん

織音(おりおん)の活動。大好きな音楽のブログです。

借り物

2016年04月04日 19時47分42秒 | 日記
最近、私の周りで体調不良の方がけっこうみえるんです。

命の危機を感じた人はみんな口を揃えていいます。



「当たり前であった事。それは本当はありがたい事だったんだ・・・」

「生かされているんだ」



普段私たちは自分の意思で歩き、走り、ものを食べ、話したりしていると思いがちです。

私もそう思っていました。

でもこれって体の中の信号が狂うとたちまちできなくなってしまうんです。

そう考えると体って自分の物のように思えても、実は人間を作ってくれた方、(神様かな~)

から借りているのかなって。

自分のものなら、顔や背格好まで自分の好きなようにできますし、

熱が出たって自分で治せるはず。

自分が寝ている間も、体はずっと働いてくれていて

心臓だって、意識しないで動いてくれています。

これって自分の指示で動いてるわけではないから不思議ですよね。

そして空気、

無料で私たちは吸いたい放題吸ってます。

もし、酸素を吸うのにお金が必要だったら、どうしよう・・・

もし肺や気管支などの呼吸器の病気になったら無料の酸素すら自力で吸う事もできなくなってしまいます。

お医者さんは命を助けてくれますが

命を作る作業は人間技ではないとても神秘的なレベルの出来事でもありますよね。







10月から胃がんで入院している住み込み青年さん。

先日までは緩和ケアで生活していましたが

一ヶ月経過しても出直さないため、今は4階の病棟に移されました。

でも元気になったわけではないんです。

おいしい!おいしい!と言って食べてくれたアイスも今は要らないと言われ、

毎日痛みと闘っています。


痛み止めを打つ回数も確実に増えてきました。

今日もお見舞いにいったとき、痛みのピークだったらしく、

何度も「痛い、痛い!」と叫ぶので、その場にいるのがとても苦しかったです。

苦しんでる彼を前に、私は無力。

「もう少しで薬がきくからね。痛いよね」

そんな言葉でしか支えてあげられなくて・・・ほんとに無力すぎ

しばらくしてやっと薬が効いて落ち着いたので、帰ってきました。



忙しくても、やることがたくさんあっても、動かせてもらえる体がある事はありがたい事なんだな~。

(まだ私は命の危機を感じた事がないので、こんな事話してもなんか薄っぺらい感じに思われてしまいますが)

辛い事があっても、悲しい事があっても、命の心配をしないで生活できる事を喜んで通らせてもらわなくっちゃいけないな。

前に進んで行かないといけないなって思いました。



なんかしみじみした内容になってしまいました。すいません。




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