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オペラ座の怪人な日々

オペラ座の怪人とドールハウス作りにはまっているミミルのページです。

オペラ座の怪人コンサート@ソウル(感想・前編)

2018-05-15 10:00:00 | オペラ座の怪人
さて、いよいよ本編に対する感想です。

コンサートなのでプロローグはやらないのかな?と思っていたら、マダムとラウルとオークショニアが現れて始まりました、オークション。
おー、やるんだ!?
ただ、品物は出てこないので、若干オークショニアのセリフが矢継ぎ早な印象。
オークショニア役はたぶんフィルマン役の人だったと思います。
とんでもない巻舌でクセ強かった(^_^;)
猿のオルゴールもなし。
音だけ流れてきてラウルが歌い始めました。
ラウル役は韓国の俳優さんのようですが、かなり小柄で細い方でした。
韓国ではラウル役の実績がある方なのでしょうかね。韓国版のCDは持ってはいますが、よくわかりません。すみません。
もちろんシャンデリアもなし。背景の映像では流れていたと思いますが。

で、で、で。
オーバーチュアなんですが、もうヤバかったです。
オケの音圧すごかった!
完全なる素人なので音響の良し悪しなんてわからないのですが、すごく音が迫力ありました。
オーバーチュア、まじで鳥肌モノでした。
だいたい、劇団四季でも、オーバーチュア鳴り始めると涙ぐんじゃうんですけど、今回は泣くというより、オケの迫力がヤバすぎて、泣くというより、鳥肌立てて震えるみたいな感じでした。

とにかく、音は今まで私が観たことのあるどの劇場よりも音量なんかも含めていちばん迫力あったと思います。
ところどころ、重低音が文字通りお腹に響いてくるんですよ。
あれ、なんなんですかね?
スピーカーか何かがそういう仕様なのでしょうか?
あれは初めての経験でした。

ということで、まず音の凄さにのっけからノックアウトされてしまいました。

そして、ハンニバルのリハ。
コンサートなので覚悟はしていましたが、衣装は女性は普通のドレスです。ミュージカルの衣装ではありませんでした。
ただ、ドレスの色は各キャラクターのイメージだと思います。
カルロッタ→紫(1幕)と赤(2幕)、マダム→黒、メグ→白、など。
男性は蝶ネクタイしてるから、ちょっとそれっぽかったけど。
リハシーン、クリスティーヌは最初はいなくて、途中から登場しました。
アナ・オバーン、思っていた以上にキレイでした!
言わずと知れたオペラ座の怪人の続編であるラブ・ネバー・ダイズのメルボルン公演のクリスティーヌ役の方です。
実はお恥ずかしながら、私、つい最近までラブ・ネバー・ダイズ見たことなかったんです。
私の中で「オペラ座の怪人」はあれで完成されているので、「続編」を見ることで、自分の中の「オペラ座の怪人」のイメージを崩されたくないというか、影響を受けたくなかったのです。
でも、今回のコンサートではアナ・オバーンがクリスティーヌ役だということで、これは、やはりお顔とお声くらいは知っておかないと、と焦ったわけです。
それで、一大決心をして観ました、ずーっと前に買っていたラブ・ネバー・ダイズのDVD。
(来年の1月には観に行くんだからそれまでにはどうせ予習するつもりだったしね!)
内容に関しては言いたいことが溢れ出てるので別記事でしたためることにします(笑)
ラブ・ネバー・ダイズのアナはちょっと目がつぶらな感じでしたが、実際にはそんなでもないですね。
色白だし、スラっとしていてスタイルよくとてもお綺麗な方で、テンション上がるわ!
お声のほうも、私のクリスティーヌ像に合ってる、可憐な声で、好きです。
世界のCDを聴き比べたところ、たまに私の中のイメージとはズレてて、ずいぶんとアダルティーなクリスもいるのでね(^_^;)
その点アナはイメージどおりの声!

Think of Me は、クリスはやはりちょっと自信なさげに歌い始めるけど、
途中から堂々と、という表情でした。
そういや、マダムは棒は持っていなかったけど、ドンっていうのはやらなかったってことかな。
で、歌い終わった後の、「ブラヴィー、ブラヴィー」のところで、ようやくラミン初登場!!(まだ声だけだけど。)
ここのところ、「ラミンの声キターーーーーー!」って興奮しすぎていて、ブラヴィッシーミーかブラッヴィシーマだったか
よく聞いていなかった(+_+)くそー、一生の不覚。
Angel of Music のメグは、普通に無難な感じでした。
メグってやっぱりオペラ座の怪人ではライトな存在感ですよね。
ラブ・ネバー・ダイズを初めて見た直後なので、特にそう感じてしまいます。
マダムが手紙を持ってくるシーンは、ちゃんと小道具の手紙が出てきました。
そして、ラウルとのリトル・ロッテ。
この曲も、いままで別にそんなに気にしたことがなかったけど、
ラブ・ネバー・ダイズを見た後だと、なんか無駄に切なく感じる(;_:)
で、もう、このあたりからソワソワですよ。
クル━━━━(゚∀゚)━━━━!!
だって、いよいよファントムさまの出番ですもの。
Things have changed, Roul!
とクリスが言い終わるやいなや。
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
Insolent boy, this slave of fashion!
おそろしいファントムボイスが劇場に響き渡ります!
もうね、音量も大音量ですごいですよ。バッチリです!
この劇場の音声さんたち、分かっていらっしゃる。
思わず体がびくっとしてしまったし、震えました。
チビるかと思った~
ミュージカルの舞台だと、ここって録音なのかな、って思うのですが、
このとき、どうしていたのかはよく分かりませんでした。影でちゃんと生で歌っているのでしょうか?
とにかく、ラミンの声に震えました。
で、ラミン登場~
みなさん一斉にオペラグラスですよ。偵察部隊のように。
あー、なんかもう興奮しすぎていて記憶が混濁しているのですが、
(ちょっと目を閉じれば、何度もDVDで繰り返し見たロンドン25周年の映像が浮かんでしまうので、
それともごっちゃになるし)
舞台奥の高いところから登場したんだっけ?
で、ちょっと意外だったのが、ラミンがファントムのマスクはおろか、衣装も着ていなかったことです。
普通の黒っぽいネクタイに三つ揃えのスーツでした。
4starsのときもこんな感じだったような。太ももは相変わらずパツパツだし。
正直、マスクをするかどうかは分からなかったけど、燕尾服に蝶ネクタイくらいはするかな、と思っていたので、
この「平服」って感じのいでたちには、ちょっとびっくりというか、肩透かしをくらった感じでした。
他の男性キャストはみなさんフォーマルだったしね。
でも、もし燕尾服着てたり、マスクしてたら、私、もう正気を保てなかったかもしれないので、これはこれで良かったです(´д`)
ラミンのインスタによるとマスク無しは自分で選んだみたいなこと書いてあったし、それならそれがいちばんです。

いよいよタイトルナンバー♪
やばい、これ、もう、、、
ほんとに、ずっと生で聴きたかった
語彙力なさすぎてすみません。
でも、もはや私ごときに表現できるもんじゃありませんわ。
驚いたのが
stronger yet
のとこ。
すとろーーーんがーいぇっと
って感じで、ろーーーんのとこをやたら伸ばして上げてく歌い方でした。
すみません、やはりあまりうまく言い表せなくて(-_-;)
明らかにロンドン25とは違いました。
1回の公演しか見てないので、この日だけのアレンジなのか、今回の公演用のアレンジなのかは分かりませんが。
ここでもまた、ロンドン25と違う!とビクっとしてしまいました(-´∀`-)
私の中では、もくもくスモークの中を進むボートが見えましたよ。
ええ、勝手に脳内補完しましたとも。
クリスの「あーあーあーあーあああーあー」のところはやはり鳥肌ものですね。

で、いよいよミュージックオブザナイトです。
これは、4starsのときにも大いに泣いたのですが、
今回もまた涙をこらえることはできませんでした。
一生懸命こらえましたが、周りの方がた、すみませんでした。
やっぱりラミンの「びーーーーーーーーーー」ってとこはすごかったし、もうね、生きているうちにこんな素晴らしいものを
生で聴けたこと自体が嬉しすぎて、感激すぎて、涙がどうしてもこらえきれないんですよね。
感極まるとはこのことを言うんでしょうね。
ちなみに、今回もラミンは「いまじゃねいっしょん」と発音していました。
さきほどの「オペラ座の怪人」とは違って、とくに目立ったアレンジはなかったと思います。
そいうえば、クリスが気絶する場面って、どうだったっけ?
そんなバタンって倒れるようなことはなかったと思うけど・・・。

そのあと、クリスに仮面をはぎ取られるシーンでは、仮面はしていないんだけど、
ラミンは片手で顔を覆って、醜い部分を隠す、という演技をしていました。
ロンドン25ではクリスから仮面を返してもらったあとに仮面をつけて、
髪をなでつけてからドヤ顔で振り向くというシーンがあって、そこが大好きなんですが、
今回、仮面はないし、そこまでの細かい演技はなかったと思います。

プリマドンナでは、フィルマンさんが新聞を持っていました。
今回のコンサートでは、手紙と新聞という紙系の小道具だけ用意されているようですね。
ちなみに、この新聞、劇団四季ではちゃんとフランス語の新聞だとか。
「フィガロ」紙らしいですね。
今回、オペラグラスを駆使して見極めたところ、なんとNew York Timesでした!
なんでだろう??よく日本のニュースとかで見る東亜日報だったらちょっと面白かったかも。
実は、この曲は、あまり回数を見込んでいなかったときは、ファントムが出てこないし、
ちょっと退屈くらいに思っていたのですが、最近は、「やっぱりALWはすごいなぁ」とか思いながら聴いています。
生歌で聴くと、七重唱がとんでもない迫力で、今回、音響がよかったこともあり、すさまじかったです。
そして、「Disaster beyond your imagination will occure」というところのラミンの恐ろしい声といったら。
想像を絶する災いが起こりそう感がハンパなかったです。またチビるかと思った~(^_^;)
すばらしいんですよ、今回のコンサートの爆音が。
劇団四季も最近は以前よりも音が大きくなっているという話ですが、ぜひともこのソウルのコンサートくらい思いっきりやってほしいものです。

All I ask of youでは、ラウルがわりと小柄なので、
クリスを抱き上げるのがちょっと厳しそうでしたが、すばらしいデュエットでした。
で、で、で。
いよいよですよ、I gave you my music~
ここのところって、なかなか納得いく俳優さんが少ないのですが、
やっぱりラミンは最高!
裏声からのクリスティーヌってところも女々しくなりすぎず、ちょうどいい感じ。
今回、泣いてはいないようでしたが、どうしてもロンドン25のときの唾を飛ばしながら涙を流していた様を思い出してしまいます。
ちなみに、このシーンは、私は、ラウルの「クリスティーヌ、アイ・ラブ・ユーー」っていうのが、
ラストのファントムのセリフと対になっていて、そのシーンのことを思い出してしまう、
というか、前者は未来への希望に満ち溢れているのに、
後者は絶望しながらも一縷の望みをかけて魂から絞り出すように発せられているように感じられて、
同じセリフでも立場の違う人間から発せられるとこんなにも感じ方が違うのか、という対比にやられてしまって、
ラウルの段階の「クリスティーヌ、アイ・ラブ・ユー」で号泣してしまうのです。
で、そこからの、「I gave you my music~」なので、もうこのあたりは泣きっぱなしになってしまいます。

そして、シャンデリアはセットはないので、映像でそれっぽいのが流れて、
舞台前面にある電燈がピカピカして1幕が終了しました。
もう、この時点でかなりやばい状況でした。
そして、「もう半分以上終わってしまった」という虚脱感に襲われながら、
なんとか長蛇の列のトイレへと向かったのでした・・・。

(後編につづく)

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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (ホシコ)
2018-05-26 17:55:27
いつもブログをものすごく共感しながら、読ませて頂いています。オペラ座の怪人コンサート行かれたんですね!
ラミン出演と聞いて私もソワソワしておりました!やっぱりラミン最高です。(四季でしたら佐野さんファンです。)
実際に行かれた方がブログにあげて下さって嬉しいです。後半も楽しみにしております。
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Unknown (ミミル)
2018-05-27 11:20:30
ホシコさま、初めまして!
コメントありがとうございます。
コンサートの感想の後半が遅くなり申し訳ございません。
近日中にアップすべくがんばります!
四季は私も佐野ファントムが大好きです。
カテコを迎える頃には、毎回すっかり佐野ファントムに魅了されて、恋してしまっています(笑)
静岡でまた見られたら嬉しいです。
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