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オペラ座の怪人な日々

オペラ座の怪人とドールハウス作りにはまっているミミルのページです。

4 怪人の隠れ家(第一幕)

2017-10-01 10:00:00 | シルバニアdeオペラ座
※ 以下、ネタバレを含むので、ご注意ください。

【怪人の隠れ家】

(♪クリスティーヌとファントムはメインタイトルの「オペラ座の怪人」を歌いながら、地下深くに降りていきます)


燭台がニョキニョキと現れる霧の煙る不思議な湖をボートで進むと、
やがて、ファントムの隠れ家にたどり着きました。
そこで、クリスティーヌはファントムに命じられるままにとても自分の声とは思えないような声で歌います。
「歌え!私のために!!」
あーあーあーああああ〜あー♪


「連れてきた甘美なる世界に、こここそ誰もがひざまづく音楽の王国。
私はお前に求めた。たえなるこの調べを私のために歌ってほしい、どうか」
(♪ファントムが名曲「ミュージック・オブ・ザ・ナイト」を甘く切なく情熱的に歌い上げます)

その後、ファントムが用意していた花嫁人形に驚き、気絶してしまうクリスティーヌ。


ファントムは、そんな彼女を優しく抱き上げ、クッションを敷き詰めたボートの中に寝かせます。


翌朝、目をさますと、クリスティーヌは不思議なオルゴールの音色を耳にします。
そう、冒頭のオークションの場面にも登場した猿のオルゴールです。


オルガンの前では、ファントムが何かの曲の作曲に没頭しています。
そこにこっそりと近づき、若干のためらいを見せながらも、好奇心に負けてファントムの仮面を剥ぎ取るクリスティーヌ。


ファントムは獣のような叫び声をあげて、クリスティーヌを恐ろしい言葉で罵倒します。
「この悪党!呪われろ!」

自分の醜い顔を負目に思っているファントムは、泣きながら床にくずおれます。
「業火に焼かれた無残な顔・・・」


ファントムを恐れながらも、その姿を哀れに思ったクリスティーヌは、彼に仮面を返してあげます。


クリスティーヌから受け取った仮面を再びつけたファントムは、
髪の毛をなでつけてからくるっと振り向きますが、その表情は、さっきとは打って変わったドヤ顔です。


「行かなければ。お前のことをみんなが待つ。」
クリスティーヌを地上に戻します。


~つづく~

3 ガラの後〜楽屋にて〜

2017-09-30 10:00:00 | シルバニアdeオペラ座
※ 以下、ネタバレを含むので、ご注意ください。

【ガラの後(楽屋にて)】

ハンニバルのガラが大成功に終わった後、親友のメグがクリスティーヌの楽屋を訪ねてきます。
「なんて素晴らしいあなた!感激したわ!いつの間にこんなにうまくなったの?」
「パパが音楽の天使を送ってくれたの。」


そこへ厳しいバレエの先生でメグの母でもある、マダム・ジリーが現れます。
「メグ・ジリー!あなたダンサーでしょ?」
すごすごと退散するメグ。


「あなたに手紙を預かっていますよ。」
「赤いスカーフ、屋根裏の冒険、かわいいロッテ・・・?」

ガラを見て幼なじみのクリスティーヌに気づいたラウルが楽屋を訪ねてきました。
「クリスティーヌ・ダーエ。君の赤いスカーフはどこへやった?」


「私のスカーフのために海に飛び込んでくれた方?あなたラウルなのね!」
子供の頃の思い出話に花が咲く二人。
「かわいいロッテは考えた・・・」
「一番好きだったのは、眠ろうとするときにいつもささやきかけてくるあの声。
エンジェル・オブ・ミュージックのあの声」


ラウルは、クリスティーヌを食事に誘いますが、クリスティーヌは音楽の先生が厳しいから行けないと断ります。
しかし、強引なラウルは帽子を取りに行くので2分で戻ると告げて楽屋を出ていきます。
「ラウル、もうあの頃の私たちじゃないのよ!」

その途端に響き渡る恐ろしい声。
「無礼な若造め!愚か者め!」
クリスティーヌはその声の主をエンジェル・オブ・ミュージックだと思い、
鏡の中に誘い込まれてしまうのでした。
「おいで、エンジェル・オブ・ミュージック」


~つづく~

2 ハンニバルのリハーサル

2017-09-29 10:00:48 | シルバニアdeオペラ座
※ 以下、ネタバレを含むのでご注意ください。

【ハンニバルのリハーサル】

オペラ座の舞台では、シャリュモーの新作「ハンニバル」の稽古が行われています。
エリッサ役のカルロッタが、敵将の生首を持って登場します。


ハンニバル役のピアンジがカルタゴの象とともに登場します。


踊り子役のクリスティーヌの姿もあります。
クリスティーヌ・ダーエは高名なスウェーデン人バイオリニストの一人娘です。
幼くして父を亡くした後、オペラ座で寄宿生活をしていました。

さて、前支配人のムッシュ・ルフェーブルが退くことになり、
今日は、新しい支配人のムッシュ・フィルマンとムッシュ・アンドレが初めてオペラ座の面々に挨拶に訪れました。
新支配人にせがまれて、カルロッタは、ハンニバルの第3幕のアリアを歌うことになりましたが、
そのとき、カルロッタめがけて、背景の大道具が落ちてきます。


きゃー!
怖いわ!ファントムの気配よ!
踊り子たちは騒然としています。

大道具のブケーが呼ばれますが、上には誰もいなかったと言います。


よくあることだから気にせずに、と言う新支配人に対して、
カルロッタは憤懣やる方ないといった様子。
「よくあること?この3年間、オペラ座は異常続き。」
「こんなことが続くなら、私、このオペラに出るのやめますわ!」
ファントムの気配に怯えて、出て行ってしまうカルロッタとピアンジ。


新支配人たちは、着任していきなりプリマドンナの不在という窮地にに立たされていまいます。
「誰が代役を演じるのですか?」
マエストロのムッシュ・レイエは容赦なく、「新作なので代役はいません。」
「・・・。」

ここで、クリスティーヌの親友のメグが声を上げます。
「クリスティーヌ・ダーエなら歌えるかもしれませんわ!」
聞けば、クリスティーヌは夜ごと、謎の先生から歌のレッスンを受けているというではありませんか。
とりあえず歌ってみることになり、おずおずと歌い出すクリスティーヌ。


メグやマダム・ジリーに励まされたクリスティーヌは、
素晴らしい歌声で♪シンク・オブ・ミーを歌い上げます。
これには新支配人たちも納得し、みんなでごしょごしょごしょと準備して、あっという間に本番を迎えます。


クリスティーヌは、本番の舞台でも素晴らしい歌声を披露します。
それをボックス席から見ていたのは、オペラ座の新しいパトロンのラウル・ド・シャニュイ子爵。
「あれは、クリスティーヌ!」
「ブラヴォー!ブラヴォー!」←正しくは「ブラヴァー」なんでしょうが、ここではブラヴォーと言っているバージョンも多いですね。


こうして、ハンニバルの初演は、成功裡に幕を下したのです。


~つづく~

1 プロローグ~オークション~

2017-09-28 10:00:10 | シルバニアdeオペラ座
家族の前で上映会をやって満足して、
その後放置していたシルバニアdeオペラ座プロジェクト。
時間ができたので、少しずつご紹介していきたいと思います。

※ 以下、ネタバレを含みますので、ご注意ください。

【プロローグ】

1905年、パリのオペラ座。
オペラ座の様子はかつての栄華が嘘のように荒れ果てています。
年老いたラウルが車椅子に乗って登場します。

マダム・ジリー(メグなのかな?)らしき女性の姿も見えます。

ロットナンバー663 番。
シャリュモー作「ハンニバル」のポスター。


ロットナンバー664番。
マイアベーア作「悪魔のロベール」で使われた木製のピストルと3つのシャレコウベ。


ロットナンバー665番。
「手回しオルガンの形に仕立てた張子のオルゴール。ペルシャ服を着てシンバルを叩く猿の細工つき。
このオペラ座の地下で発見されたものです。」
「まだちゃんと動きます。」


(♪マスカレードのメロディが流れる)
シャニュイ子爵が30フランで落札!
オルゴールを持って行こうとするポーターを呼び止めるラウル。
「オルゴール、これだ。あの人がいつも言っていた。」

ロットナンバー666番。
「シャンデリアの破片一揃い。
あのオペラ座の怪人事件で重要な役割を果たしたと伝えられる品物です。」


「当方にて電気がつくように修理いたしました。
ちょっと明かりをつければ、昔の亡霊も逃げ出すことでありましょう!」


(♪シャンデリアが上昇しながら、「オーバーチュア」が鳴り響く)

そして、時代は19世紀中ごろへと遡ります。

~つづく~

究極のこだわり〜小道具の数々②〜

2017-08-24 16:42:00 | シルバニアdeオペラ座
小道具特集の第二弾です。

ファントムのボート。
クッション、がんばりました。
すべてボンドで作りました。



イル・ムートの小姓が持ってる羽根バタキ。

柄は竹串で、ゴールドに塗ってます。

マダム・ジリーの棒。

こちらも竹串です。


※ グロ注意!!(笑)


ハンニバルの生首。

断じてピアンジさんの赤ちゃんではありませんので、あしからず。

カルロッタの傘とハンニバルで持つストール。


手紙類とバラの花と投げ縄。


ここからは帽子🎩シリーズ!
紳士用のお帽子。
これはamazonのマケプレで2個セットのものでした。

シルバニアにちょうどいいサイズですね。
布でできてるところもいいです。
自分でサテンリボンをつけました。

淑女用のお帽子。
カルロッタのです。
これはカドー商会さんのもの。とてもステキです。


シルクハット(のつもり)
これは、色画用紙で自分で製作。
適当に作ったのでサイズがイマイチでした。


ファントム用の羽飾りのお帽子。

素材はフェルトです。
型にはペットボトルの蓋を使ってます。

ファントム用の赤骸骨のお帽子。
これも土台はペットボトルの蓋です。

金と赤のブレードがポイント(-´∀`-)

支配人のデスクの上の小物。
新聞がお気に入り(^O^)/


あと、忘れちゃいけない!けっこう重要なやつ。
ファントム作のオペラ「ドン・ファンの勝利」のスコア!

金色の紐をほどくのがめんどくさいので、写真は割愛しますが、
ちゃんと開けるようになっていて、中には音符も書いてあるんですよ。
閉じる前に写真を撮っておけばよかった・・・。


主だった小道具はこんなとこでしょうか?
思いついたらまた随時ご紹介します(-´∀`-)