大牟田・オープンシャッター・サロン茶塘

商店街の活性化を目指して、大牟田市新栄町の空き店舗を改装、サロン茶塘が開設された。茶塘や商店街のイベントを紹介します。

鶏ふん肥料を干潟にまいた!

2022年04月12日 05時22分42秒 | 日記
 「博多名物の水炊き鍋店を運営する会社が【海の肥料】を作った」そうです。「アサリが激減した干潟にまいたところ、収穫量が回復する成果を上げている」そうです。
 「肥料を開発したのは、『水炊き料亭 博多華味鳥』を展開する『トリゼンホールディングス』(福岡市)。子会社を立ち上げ、漁業者らと取れ高改善に取り組む。肥料の【MOFU】の主原料は鶏ふん」とのことです。〜畑やお花の肥料に鶏ふんは使われますが、干潟にも有効なのでしょうか?
 海では「海の貧栄養化」の問題がありました。「かって海には生活排水とともに、家畜のふんや尿が流れ出ていた。そこに含まれる窒素やリン酸などの栄養素は魚が集まる良質な漁場を作っていた。だが、現在は下水処理場の排水基準が厳しい。有害物質とともに、プランクトンなどの生育に必要な栄養分まで取り除かれてしまい、海がきれいになりすぎて」、漁獲量が落ちている状態なのだす。
 「そこで鶏ふんの出番」となりました。「大腸菌などの有害物質の含有量を心配すると声もあったが、【MOFU】の原形となった農業用肥料は、厳しい国の基準をクリアしていた」そうです。
 「海の貧栄養化の問題に取り組む山本民次・広島大教授の力を借り、アサリの稚貝を育成する共同研究に取り組まれた」そうです。「取れ高の改善を確認し、18年から各地の漁協や水産会社などへ集荷」、「現在はアサリやカキの養殖に使うほか、海藻が減少する『磯焼け』の被害が出ている徳島県や那覇市で藻場の再生に使われるなど、活用の幅も広がっている」そうです。
 〜有明海の干潟では?タイラギの再生にも有効なのでしょうか?畑の肥料が海の肥料になるなんて、期待がいっぱいです。
(下:2022年4月7日 朝日新聞-松本真弥「鶏ふん 浅利を救う 干潟にまいたら・・・収穫量が回復 水炊き店【海の肥料】開発」より)