2018.11.6. 10:47 河内長野市清水 九華山(きゅうかさん)地蔵寺
もうもみじが色付きはじめています。
もみじの名勝、地蔵寺の紅葉の今の状況を見ていただきたいと思います。
まだ木全体が真っ赤にはなっていませんが、赤・黄・緑の色合いがきれいです。
地蔵寺は、延命寺を再興した浄厳和尚の甥であり弟子である蓮体和尚が、元禄4年(1691)にふるさとの清水地区に再興したお寺です。
本尊は文字通り、地蔵菩薩。
ホトトギスの名勝として河内長野八景の一つに数えられています。
享保二年(1717)に、当時の領主である本多忠統(ほんだだだむね、河内西代藩主、河内長野市西代町)が地蔵寺を訪れ、蓮体との間で漢詩の応酬があり、「九華山」の山号を贈られたとのことです。
九華山:中国、安徽(あんき/アンホイ)省青陽県の南西にある地蔵菩薩(じぞうぼさつ)の霊場
西代藩は膳所藩の分家で、初代が本多忠恒(ただつね)で2代目が本多忠統です。博識があり書画や儒学に通じた文人大名で知られ、本多忠統の時、正徳元年(1711)に河内国西代に陣屋を定めました。
寺社奉行を務め、享保十年(1725)に幕府の要職 若年寄に任じられます。そして、第8代将軍徳川吉宗の享保改革に参与し、勘定奉行を務めています。享保十七年(1732)伊勢神戸(三重県鈴鹿市)に移封、西代藩はわずか一代で終わりました。所領は伊勢神戸藩領に引き継がれます。
これは忠統が享保の改革で成果を上げたため、5000石の加増があり、領地替えでここから伊勢神戸に、陣屋ではなく城の築城を許可されたためです。それが伊勢神戸藩です。
地蔵寺は静かで落ち着いたたたずまいの真言宗のお寺です。
写真撮影:2018年11月6日
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2018年11月7日 (HN:アブラコウモリH )
ところでお尋ねの件ですが、氏を存じあげないので意に沿うことができません。ご了承くださいませ。