2025年4月12日 12:12 大阪狭山市池尻中二丁目 狭山池博物館
遅咲きの桜が咲いています。
3月28日頃北堤のコシノヒガン(越乃彼岸桜 688本)が咲いて、その1週間後に南堤・西堤のソメイヨシノ(染井吉野 337本)が咲き、またその1週間後に博物館周りの八重桜などの遅咲きの桜(計142本) が咲きます。
3度にわたり楽しめる狭山池の桜です。
なお3本だけ北堤やや左にカンヒサクラ(寒緋桜)という超早咲き桜があり、コシノヒガンより一足早く咲き、春を告げます。総数現在1170本(狭山池博物館ボランティア 廣田氏 調べ)。
4月12日 6:03 北堤まわりの越乃彼岸桜はほとんど散ってしまいました。
4月13日 11:06 さやりんベース前の桜吹雪の跡。
4月12日 6:37 西堤 まだ花が残っている桜もありますが...
11:55 北堤の越乃彼岸桜は葉桜になっていました。
11:56 博物館まわりには八重桜を中心として遅咲きの桜が植えられています。
狭山池まわりには越乃彼岸桜、ソメイヨシノ、そして八重のカンザン・ウコンを中心とした遅咲き桜などに加え、希少種も含め10種類ほどの桜が見られます。
カンザン(関山) 遅咲きの代表的な八重桜。本数46本
江戸期にオオシマザクラを基にして生まれたサトザクラの一種。葉っぱは塩付けにして、桜餅の葉っぱに使われるそうです。
この桜は花びらの一部が紅を差し趣があります。
ウコン(鬱金)20本 花びらが緑がかっているのが特徴の八重。黄桜とも呼ばれます。江戸期以前からある園芸品種だそうです。
博物館周りには遅咲きの桜が集中して植えられています。
末永博士もさぞ喜んでおられることでしょう。
博物館周りカンザン。 昨年は夏の日照りとクビアカツヤカミキリの虫害でかなり枯れてしまいました。
桜は原生種はヤマザクラ、エドヒガンやオオシマザクラなど11種ですが、自然交配や園芸種など品種が増え、なんと今や600種以上もあるそうです。
当初1300本植えられた狭山池の桜、6年前は1363本、昨年は1225本、今年1170本と減少しています。カミキリの虫害と昨年の干ばつが影響し、この1年で55本も減っているそうです。
「万博の桜2025」として、大阪万博を機に寄附を募り、大阪府内を中心に2025本の桜を植樹する取組みがすすめられており、さやか公園にもその献納桜が十数本植えられました。
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写真撮影:2025年4月12日
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