〈リバイバル・アーカイブス〉2022.7.25~8.8
原本:2018年7月5日
2018.7.3. 御所市鴨神 式内社(名神大社) 高鴨神社
高鴨神社は大和地方南部のの古代豪族である鴨族の守護神を祀った社で、日本最古の神社のひとつ。
弥生中期、この地から鴨の一族はひろく全国に分布してゆき、各地で鴨族の神を祀りました。中でも京都の賀茂神社は有名ですが、高鴨神社はそれら賀茂社の総社に当たるということです。
池のほとりに紫陽花が似合う新しい拝殿
古くからこの地に鴨の一族は居住し、その後広く全国に移住していきました。現在も各地に残る「鴨」「加茂」「賀茂」の名前がそれを物語っています。
杉の大木に被われた参道
拝殿横に並んだ灯籠群
拝殿すぐ横の灯籠に注目してください。
宝永五年(1708)に氏子仲間により奉納された「永代常夜燈」
なんだか灯籠の基礎部分に何かいますね。
四天王像の邪鬼のように踏みつけられて苦悶の表情をしています。
かつては悪鬼だった邪鬼が、改心して縁の下の力持ちとして、お役に立とうとしているけなげな姿に見えてきます。
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石垣に灯籠の形をした石が埋め込まれています。おもしろいですね。どこかわかりますか?
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高鴨神社の絵馬
迦毛之大御神(かものおおみかみ)の名前がありますが、八百万の神々で「大御神」と名のつく神様は他に天照大御神、伊邪那岐大御神しかおられないそうです。
〈画面をクリックすると鐘楼が見られます〉
神社なのに鐘楼があるのはおもしろいですね。
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参道脇に楠木正成の銅像がありました。昭和十五年(紀元二千六百年)に記念として葛城南小学校に寄贈されたものを移設したのとのことでした。
高鴨神社の紋 菊水
菊水は楠公さんの家紋と同じですね。
高鴨神社一帯は「鴨神」と呼ばれ、古代鴨氏や葛城氏が居住していた地域でもあります。
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風の森峠の道標 峠は歴史の道でもあります。
風の森峠付近 南からの風が吹き抜けます。
「風の森」のバス停 「風の森」いい名前ですね。
下街道(国道24号線) 風の森峠 大和盆地側(北側)
峠の丘にある志那都彦神社(風の森神社)に登る階段の横にあったお地蔵さま?
これは相当古い時代のもののような気がします。
近くには高天彦神社や八幡神社、橋本院など葛城古道沿いにあります。
また今度歴史の道を訪れたいと思います。
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