とある地方都市に住むお友達と話したときの話です。
その子は結婚式のお嫁さんを作る仕事をしています。
何といいましょうか、私とは真逆なお仕事。
私は故人様を綺麗に着せ替え、お化粧する仕事。
彼女は新郎新婦を綺麗に着せ替え、お化粧する仕事。
なんと運命的なことでしょう・・・?
そんな彼女の会社は大きなホテルの子会社で婚礼の仕事を請け負いで施行していました。
ところが!大変な事に彼女の会社の大元のホテルが倒産してしまったのです!!
地元でも老舗で大きなホテルだっただけにその県ではニュースでも大きく取り正され大事に。
幸いにして?その子の会社は子会社化されているので
「今後は独立採算制でがんばろう!」となったのですが・・・。
「アナタは仕事も会社も大丈夫なんでしょ?とりあえずよかったじゃない」と私
『でも、なんか複雑だよ。ホテルの社員とも仲良かったし、すごい大きなニュースで取り上げられて民事再生かけられるとか何とか言ってたのも暗礁に乗り上げてさ・・・』と友達
「じゃあ社員の人どうなるの?」
『全員解雇だって』
ひやぁーそれはヒドイ!
100人以上いる社員の行く先は?
でも!思い出しました。良い転職先を。
葬儀屋さんです。
ある日の仕事でお金持ちのご葬家に行きました。
枕元に故人様の好きだったワインがあります。
末期の水にワインかしら?
なんて思い葬儀担当者の人に伺ってもらえるようお願いしたところ
「これは○○年のシャトー○○○○ですね。」とご葬家とワイン談義に。
担当者さんワイン好きなのかと思いきや
「前職、ホテルだったから勉強させられてたんだよね」
へぇーどうりで!とご葬家納得。
この担当者さんやたら身のこなしがスマートでソツが無く、ご葬家対応の奥義に長けている。
私も学生時代ホテルでバイトした事があるが、とにかく厳しい!
礼儀作法・立ち居振る舞い・気配り心配り・・・。
継続する事は出来ませんでした。
葬儀屋さんに転職してきたとはいえ、厳しいホテルでの接遇マナーを身に着けてきた経歴と実力を買われ
未だ20代なのにホール館長職を受け持ちVIPの葬儀担当もする事が多いのです。
「葬儀屋さんとか入れるよ」
そんな話を友達にして、その子も『はぁ~なるほどね~』と関心していました。
逆に『ところで葬儀屋さんってどうなの?』の質問
私は葬儀屋さんじゃなく湯灌屋さんなので詳しい事情はわからないけど
不思議な事に葬儀屋さんはやめてもマタ次に葬儀屋さんになる人が大半です。
それはナゼか?
ツブシが効かないから?
イエイエちょっと違います。
私が思うには、葬儀から離れられなくなるからです。
葬儀は時間と段取りの勝負です。
決められた時間内の中で潤滑に事を進め、ご葬家の心を癒す事ができるか?
ある程度の緊張と緊迫感が「仕事シター」って感じがするのです。
それが離れられない理由のひとつのような気がします。
『ふーん、なるほどねー
でも、ホテルマンって接客できるなら葬儀屋さんじゃなくてもイケそうだね。』
た、たしかに。
世界が狭いのは私の方だったかもしれません。
遺体処置・エンゼルケア・湯灌サービス
ヒューマンケアでは、最期まで故人の尊厳を守るために死顔を整え、ご本人にもご家族にも、人生の最期にふさわしい最高の「グッドフェイス」でお送りいたします。
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何といいましょうか、私とは真逆なお仕事。
私は故人様を綺麗に着せ替え、お化粧する仕事。
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なんと運命的なことでしょう・・・?
そんな彼女の会社は大きなホテルの子会社で婚礼の仕事を請け負いで施行していました。
ところが!大変な事に彼女の会社の大元のホテルが倒産してしまったのです!!
地元でも老舗で大きなホテルだっただけにその県ではニュースでも大きく取り正され大事に。
幸いにして?その子の会社は子会社化されているので
「今後は独立採算制でがんばろう!」となったのですが・・・。
「アナタは仕事も会社も大丈夫なんでしょ?とりあえずよかったじゃない」と私
『でも、なんか複雑だよ。ホテルの社員とも仲良かったし、すごい大きなニュースで取り上げられて民事再生かけられるとか何とか言ってたのも暗礁に乗り上げてさ・・・』と友達
「じゃあ社員の人どうなるの?」
『全員解雇だって』
ひやぁーそれはヒドイ!
100人以上いる社員の行く先は?
でも!思い出しました。良い転職先を。
葬儀屋さんです。
ある日の仕事でお金持ちのご葬家に行きました。
枕元に故人様の好きだったワインがあります。
末期の水にワインかしら?
なんて思い葬儀担当者の人に伺ってもらえるようお願いしたところ
「これは○○年のシャトー○○○○ですね。」とご葬家とワイン談義に。
担当者さんワイン好きなのかと思いきや
「前職、ホテルだったから勉強させられてたんだよね」
へぇーどうりで!とご葬家納得。
この担当者さんやたら身のこなしがスマートでソツが無く、ご葬家対応の奥義に長けている。
私も学生時代ホテルでバイトした事があるが、とにかく厳しい!
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継続する事は出来ませんでした。
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「葬儀屋さんとか入れるよ」
そんな話を友達にして、その子も『はぁ~なるほどね~』と関心していました。
逆に『ところで葬儀屋さんってどうなの?』の質問
私は葬儀屋さんじゃなく湯灌屋さんなので詳しい事情はわからないけど
不思議な事に葬儀屋さんはやめてもマタ次に葬儀屋さんになる人が大半です。
それはナゼか?
ツブシが効かないから?
イエイエちょっと違います。
私が思うには、葬儀から離れられなくなるからです。
葬儀は時間と段取りの勝負です。
決められた時間内の中で潤滑に事を進め、ご葬家の心を癒す事ができるか?
ある程度の緊張と緊迫感が「仕事シター」って感じがするのです。
それが離れられない理由のひとつのような気がします。
『ふーん、なるほどねー
でも、ホテルマンって接客できるなら葬儀屋さんじゃなくてもイケそうだね。』
た、たしかに。
世界が狭いのは私の方だったかもしれません。
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湯灌の次って何?
ましてや人の一生の最後にかかわるお仕事ならなおさらですね。
気の抜けない緊張を強いられるお仕事ですね。