遺体屋の仕事

日常生活では見ることも聞くこともない「遺体屋の仕事」とは・・・

脳梗塞の話

2008-01-14 08:09:29 | Weblog
サッカー日本代表監督のイビチャ・オシム監督が脳梗塞で倒れたニュースは皆さんご存知かと思います。
66歳でボスニア・ヘルツェゴビナ出身。
191センチ・90キロの大きな人
変な意味でなく「・・・脳梗塞はありえる」人です。

脳梗塞が死因の故人様のお仕事はよくあります。
そして故人様の共通点もあります。
・体格の良い大柄ぎみの人(内臓肥満型)
・血圧の高い人
・ある程度裕福な人
・食生活の偏りがある人
ある医療関係の人いわく
脳梗塞は「金持ち病」と言われているそうです。
つまり血管が詰まりやすい体型だとか食生活を送る人は
食生活も太りやすいものが好きだったり
食の偏りが生じる人は、忙しいが故に偏ってしまったり
会食の機会が多かったりなどと仕事をがんばる人は結果裕福な人?であったりしますので、そのように言われるそうです。

脳梗塞で倒れる人は11月~3月くらいまでが多くでピークは1月だそうです。
そのデータソックリそのままにお仕事は発生します。
脳梗塞を発祥するのは屋内の温度差があるところが多いようでヒートショックというそうです。
トイレ・浴室など急に寒い場所から暖かい場所で急激な温度差により血圧が急変動したり脈拍が速くなったり…そしてそれに耐え切れないのが内臓肥満型の血管が詰まりやすい生活を送る方。
大抵、故人様は体格が良くオシム監督みたいな体型の人が多いです。
ご年齢も50代~70代にかけて亡くなるにはまだ早い人が多く感じられます。
そして全員が!と言うわけではないですが
額からお顔にかけて紫色に顔色がうっ血し元に戻らなくなります。
男性の故人様の方が多いように感じられて
紫色の顔色を肌色に戻すためにはやはり多少なりともお化粧は厚くなってしまうので気の毒に感じます。

脳梗塞の治療は早ければ早いほど“完全完治”率は高いそうです。
後遺症が残りにくいということです。
でも、間に合わなかった人は半身不随や言語障害が残ったり・・・。
野球の長島監督も最初は言語に障害があったようですがリハビリでの努力で
最近はメディアで見かける事もあります。
ですがそこに至るまでには大変な努力と生活を大きく改善されたのだと思います。

温度差の少ない生活を心がける事が脳梗塞を発症させない最大のコツです。
温度差というのは体にとって大きなストレスです。
そして・・・心にとってストレスでもあります。
体も心も【温度差】が少ない方が健康でいられるようです。
そんな生活、憧れます。






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