・・・首都圏某所。
故人様は80歳代のおじいちゃんです。
無宗教ということで、「湯灌」ではなく「お風呂」としての発注でした。(使う道具・方法はほとんど同じですが・・・)
お風呂好きだったそうですが、お亡くなりになる一週間前から微熱があり、入れなかったそうです。
ご遺族様から
「宗教が嫌いな人だったから宗教的な言葉は使わないでください。」
と言われ、緊張しました。
意識して使わないと言うのも難しいものです。
しかし・・・
「末期の水はとらないのでしょうか?」
と質問されたので末期の水はお取りすることにしました。(宗教的なことはしないでほしいと言っていたのに・・・)
お着せ替えのときは、
「死装束(仏衣)は着せてもらえないのでしょうか?」
とのことでしたので、仏衣をお着せしました。
「数珠もかけてあげなくては・・・」
とご用意されたお数珠をお掛けし・・・
結局、通常の仏式の湯かんを行いました。
ご遺族様の要望をすべて聞き入れ(通常の湯灌をしただけですが)、非常に喜んでくださり、立ち会われていた皆様に深々とお辞儀をされ、感謝されてしまいました。
帰りがけに喪主様より
「本当にありがとうございました。これをお納めください。」
とお布施と書かれた分厚い封筒を差し出されました。
明らかに封筒の厚みから大金が入っていることがわかったため、
「誠に恐れ入ります。お気持ちだけ頂戴します。」
と丁重にお断りしました。
それでも喪主様は
「うちはお寺さんにきてもらってお経もあげてもらわないし、戒名もつけません。お寺さんのお経よりも価値のあることをおじいちゃんにしてもらいましたから受け取ってください。」と。
私たちは、
「それではお気持ちだけ頂戴しましたので、こちらでお花を少しでも多く添えていただき、故人様を送って差し上げてください。」
と丁重にお返ししました。
喪主様は私たちが絶対に受け取らないと思ったのか、
「本当にありがとうございました。」
とお礼を言われ、私たちのクルマが見えなくなるまで見送ってくださいました。
・・・正直、封筒の中身が気にならないといったら嘘になりますが、それよりも「お寺さんのお経よりも価値のあることをしてもらいました。」という喪主様の言葉は私にとって宝物です。
遺体処置のプロセンター
ヒューマンケア株式会社
遺体処置・エンゼルケア・特殊メイク・湯灌サービス・納棺サービス・遺体搬送等ご相談ください!!
故人様は80歳代のおじいちゃんです。
無宗教ということで、「湯灌」ではなく「お風呂」としての発注でした。(使う道具・方法はほとんど同じですが・・・)
お風呂好きだったそうですが、お亡くなりになる一週間前から微熱があり、入れなかったそうです。
ご遺族様から
「宗教が嫌いな人だったから宗教的な言葉は使わないでください。」
と言われ、緊張しました。
意識して使わないと言うのも難しいものです。
しかし・・・
「末期の水はとらないのでしょうか?」
と質問されたので末期の水はお取りすることにしました。(宗教的なことはしないでほしいと言っていたのに・・・)
お着せ替えのときは、
「死装束(仏衣)は着せてもらえないのでしょうか?」
とのことでしたので、仏衣をお着せしました。
「数珠もかけてあげなくては・・・」
とご用意されたお数珠をお掛けし・・・
結局、通常の仏式の湯かんを行いました。
ご遺族様の要望をすべて聞き入れ(通常の湯灌をしただけですが)、非常に喜んでくださり、立ち会われていた皆様に深々とお辞儀をされ、感謝されてしまいました。
帰りがけに喪主様より
「本当にありがとうございました。これをお納めください。」
とお布施と書かれた分厚い封筒を差し出されました。
明らかに封筒の厚みから大金が入っていることがわかったため、
「誠に恐れ入ります。お気持ちだけ頂戴します。」
と丁重にお断りしました。
それでも喪主様は
「うちはお寺さんにきてもらってお経もあげてもらわないし、戒名もつけません。お寺さんのお経よりも価値のあることをおじいちゃんにしてもらいましたから受け取ってください。」と。
私たちは、
「それではお気持ちだけ頂戴しましたので、こちらでお花を少しでも多く添えていただき、故人様を送って差し上げてください。」
と丁重にお返ししました。
喪主様は私たちが絶対に受け取らないと思ったのか、
「本当にありがとうございました。」
とお礼を言われ、私たちのクルマが見えなくなるまで見送ってくださいました。
・・・正直、封筒の中身が気にならないといったら嘘になりますが、それよりも「お寺さんのお経よりも価値のあることをしてもらいました。」という喪主様の言葉は私にとって宝物です。
遺体処置のプロセンター
ヒューマンケア株式会社
遺体処置・エンゼルケア・特殊メイク・湯灌サービス・納棺サービス・遺体搬送等ご相談ください!!
一応お断りはするものの、ホントは欲しかったんですよね(笑)
でも茜さんの言われる通り、感謝される気持ちを有難く受け取るのが一番だと思いますよ。
私も職業柄、お客様からお金を戴くことがあります。
一応、自分の中では二度はお断りして、それでもって時には戴くことにしています。
でも、その後、御礼にということで菓子折りなどをお渡しするので、結局赤字になってしまうんですけどね。
お金も大事だけど、それ以上のものをこの仕事で見つけて下さい。
ワロタwwwwwww
回を追うごとになんだか頼もしくなってく気がするwww
これからも封筒をこっそり受け取らない強い意志でガンバレwww
依頼者にとっては、仏教は宗教のうちに入っていないのでしょうね。
不謹慎といわれるのを覚悟で述べると、「お布施」というのに笑ってしまいました。依頼者には「お布施」の意味がわかってらっしゃらない。もちろん「お礼」であることが伝わりさえすればそれでかまわないのだが。
「宗教的なこと」の意味が判らなかったのかな?
それにしても「お布施」とは…(^^;
でも気持ちが伝わればいいんですよね!
ご遺族さんにとってはお経よりも価値があることだったのだから。
それが宗教的習慣とか価値観、言葉だったってけっこうありますよね。
喪主さんも故人の望むようにしてあげたかっただけで
悪気はないのでしょうが少しおかしいですねw
でもそれだけ一生懸命故人を弔おうとする姿はとても美しいと思います。
見た目で解るぐらい厚かったって事ですよねー
安っぽい薄い茶封筒に入れるでも無いだろうし…
先輩と山分けして会社には黙っていればよかったんじゃ?
領収書の必要なお金じゃあないでしょうしねー
何か、茜さんらしいですね!
>遠慮しないでもらえばよかったのに~
やめなさい。会社の業務で行っている以上、ばれたときは「業務上横領」ですよ。
じゃあホテルの従業員が宿泊客にチップを貰っても横領って事ですかね~?
法律の先生よォォォォォ
冗談に真面目に突っ込むなんて、無粋だとは思いませんか?
つまらないって人からよく言われませんか?
空気嫁って(ry